香港「北部メトロポリス・アクション・アジェンダ」発表
香港政府は10月30日、「北部メトロポリス・アクション・アジェンダ」を発表した。「北部メトロポリス」は深圳との境界に近い香港北部の大開発を指し、北部の土地を活用するとともに深圳との連携を強化することで、科学技術分野を中心に産業を育成。サービス業に偏重する産業構造を是正するとともに、ビジネスエリアが南部に偏っている香港域内の地域間格差を是正する狙い。
香港政府は10月30日、「北部メトロポリス・アクション・アジェンダ」を発表した。「北部メトロポリス」は深圳との境界に近い香港北部の大開発を指し、北部の土地を活用するとともに深圳との連携を強化することで、科学技術分野を中心に産業を育成。サービス業に偏重する産業構造を是正するとともに、ビジネスエリアが南部に偏っている香港域内の地域間格差を是正する狙い。
香港政府は海外からの企業誘致に注力している。2022年に就任した李家超(ジョン・リー)行政長官は同年の施政方針演説で、「重点企業誘致弁公室」の設置を発表。同弁公室が10月4日に開催したセレモニーでは、政府の重点パートナーシップ企業になることで20社と合意した。20社は華為(ファーウェイ)やレノボなどテクノロジー系の企業が大半で、政府としてはこれら企業らとともに香港のイノベーション科学技術分野でのエコシステム構築につなげたい考えだ。
10年ぶりに香港に戻ってきた巨大なラバーダック「黄鴨」。前回2013年は1羽のみだったが、今回は相棒も一緒に2羽でお目見え。6月10日からヴィクトリア湾に「滞在」して市民の人気を集めている。
1993年、生物学者である葉玉如が米国から香港に戻ってきた時、香港はまだ科学技術において重要な町でとはいえず、香港で研究をしている科学者も多くなかった。地元の大学もまだ国際的に有名とはいいがたかった。30年後、香港のイノベーション科学技術は、当時とは比べ物にならないほどに発展。5つの大学が世界トップ100に入り、科学研究の実力をつけている。また、中央政府と香港政府の強力な支援がある。国の第14次5カ年計画で明確に支援が示されている香港の国際イノベーション科学技術センター構築に対し、葉玉如氏は自信を持っている。
粤港澳大湾区(広東・香港・マカオ大湾区、以下大湾区)の発展を推進することは新時代の国家戦略において重要な目標の一つである。「人材は第一の資源」で、人材誘致・育成の協力体制の確立は、大湾区のガバナンス体制の最適化、ガバナンス効果の向上、さらに大湾区全体の競争力の向上に重要な意義を持つ。
香港観光局の総幹事・程鼎一氏は10月5日、海外からの入境者に対する水際対策が完全に撤廃されたら、1億HKドル(約18億円)を投じて世界からの観光客誘致のプロモーションを展開すると明らかにした。 ■水際対策の完全撤廃求める声強まる 香港の海外からの入境者に対する水際対策は徐々に緩和されている。9月26日以降は、政府指定ホテルでの強制隔離は廃止され、入境後3日間の「医学的健康管理期間」が設けられている。ホテルの隔離が0日、医学的健康管理期間が3日で、通称「0+3」と呼ばれている。「0+3」の「3」の部分の「医学的健康管理期間」は、外出は可能だが、レストランなどが利用できないなど一定の制限が設けられている。ホテルでの隔離が撤廃されたとはいえ、レストラン利用不可などの制限は観光地としての魅力を損ねるもので、医学的健康管理期間も撤廃する「0+0」の早期の実現を求める声が財界を中心に日増しに強まっている。 ■観光業の回復を阻害する要因も 無論、水際対策が完全に撤廃される「0+0」が実現されたとしても、観光客が直ちに戻ってくるのは難しく、完全に回復するまでには一定の時間を要するとの見方が少なくない。観光客の急回復を阻害する要因としては、航空会社の輸送能力、世界的な景気不透明感、米ドル高といった為替レートなどの問題などが挙げられている。 航空会社の輸送能力では、現状、航空会社の輸送力が不足しているうえ、過去3年近くリストラしてきたため、改めて人材トレーニングが必要となるなど航空会社側の準備が必要とされている。世界的な景気不透明感も海外旅行の意欲を阻害する要因だ。一部の欧米諸国では来年の景気後退が予想されるなどで、欧米からの短期内の観光客誘致は難しい状況にある。さらに、為替レートは、香港ドルは米ドルにペッグしているため、現在の米ドル高の状況は、通貨安が進んでいる国・地域の人にとっては香港旅行のコスト増大要因となっている。 ■アジアを中心に観光プロモーション 近隣諸国・地域も観光業回復に向けてプロモーションを強化して競争が激化する中、香港観光客は、冒頭で触れた通り、水際対策が完全に撤廃される「0+0」の実現後、直ちに世界での観光客誘致のプロメーションを展開する予定で、既に準備を進めている。 プロモーションの主な対象地域はアジア。当初は、世界から約500の団体やメディア、各国のインフルエンサーを香港に招待し、観光スポットなどを自ら楽しんでもらい、世界に香港の魅力をアピールしてもらう考え。また、香港故宮博物館やM+博物館、海洋公園、ディズニーランドなどを含む観光スポットを紹介するほか、12月のクリスマスイベントや年越しイベントなども支援する予定という。
台湾発・アジア最大級のグローバル通販サイト「Pinkoi」を運営するピンコイ株式会社は、加速する円安の影響を受け、日本のデザイナーを応援するため、販売時の送料をPinkoiが全額負担(※)する送料無料キャンペーンを9月22日〜26日に実施します。同時に、台湾と香港のPinkoiでも日本デザイン特集ページをオープン。国境を越えて、より多くの人々に、日本のデザイナーの魅力をご紹介します。※海外への送料だけでなく、日本国内間の送料も対象になります。※2,000円以上の販売が対象 海外の人々にとって日本のものはセール状態の円安 昨今の物価上昇は、日本の消費者にとって大きな打撃を与えています。一方、海外の人々にとっては、現在の円安で日本のものをより安く購入できる状況ともいえます。台湾から日本の商品を購入した消費者のなかには、昨年と比較すると今年は日によって約14%OFF(※1)で買いものができるという声もあがっています。つまり、日本のデザイナーにとっては、海外へのビジネス拡大の絶好の機会なのです。 ただ、越境ECの場合、国内と比べ海外への送料が高額になるのも事実です。そこでPinkoiは、この円安を追い風に、日本のデザイナーへのさらなるサポートのため、国内取引を含む、越境取引の送料を全額負担(※2)するキャンペーンを実施します。 ※1)比較対象期間:2021年9月22日(1NTD = 3.93 JPY)、2022年9月22日(1NTD = 4.57 JPY) ※2)2,000円以上の販売が対象 日本のデザイナーをグローバルな舞台へと導く 送料無料キャンペーンと同時に、台湾と香港のPinkoiでも「秋の日本祭」と題し、日本デザイン特集ページをオープン。各地域で人気の日本デザイナーをピックアップし、その魅力を伝えていきます。デザイナーをグローバルな舞台へと導くことは、Pinkoiが掲げるミッション。実際、Pinkoiでは日本デザイナー(ショップ)の注文実績は80%以上が海外からという状況で、国境を越えて気軽に日本のデザインアイテムが購入されています。今回の送料無料キャンペーンも、日本のデザインブランドの商業化や国際化を後押ししていく一助になれればと考えています。 ■Pinkoiでの出店にご興味がある方はこちら https://jp.pinkoi.com/page/store-intro 概要 日本デザイナー(ショップ)の販売時の送料をPinkoiが全額負担 ■期間2022年9月22日〜26日1)2,000円以上(送料別)の販売が対象 2)各ショップで設定している販売時の送料分が対象 3)海外だけでなく、日本国内間の発送も対象 4) 日本・台湾・香港マカオ地域が対象 海外から人気の日本デザイナーをピックアップ EARL’S FAVOURITE | https://jp.pinkoi.com/store/earlsfavourite 色や凹凸、種粒も含めて本物のいちごそっくりのミニがま口小銭入れ。すべて日本の老舗タンナーと共同で開発・製造している、メロンやいちごなどのフルーツモチーフの革製品が人気です。 デバリエ&ファンシー | https://jp.pinkoi.com/store/devarie台湾のPinkoi公式Instagramに投稿したところ、1.3万いいねを記録した大人気の猫の置物。見るだけで思わず微笑んでしまうリアルで温かみのある猫や犬、ふくろうなどが揃い、癒されるギフトとしてもおすすめです。 Kino.Q | https://jp.pinkoi.com/store/kinoq “水に入れると溶ける指輪”は、台湾のPinkoi公式Instagramのリール投稿で7.1万回再生を記録。雑貨やアクセサリーなどの世界に、アートがぎゅっと詰まったアイテムを取り揃えています。 河童堂...
「アートはみんなのもの」は、香港の社區文化發展中心(CCCD)と共同で、イベント『アートとインクルージョンと多様性の祭典 ヨク(※1) – 紗鴎(※2)麗 越界 SEAM – SAORI Crossborders:多元共融國際藝術節 International Festival for Arts, Inclusion and Diversity (IFAID) ◎ 香港 Hong Kong』を2022年9月1日(木)から10月9日(日)まで香港のジョッキークラブアーツセンターで実施しております。そのメインイベントとして国際シンポジウムを行います。 ※1 糸へんに或 ※2 鴎(區に鳥) ■国際シンポジウム 開催日時 2022年9月24日(土曜日) 第一部 16時~18時 第二部 20時30分~22時30分 日本時間 9月25日(日曜日) 第三部 16時~18時 第四部 20時30分~22時30分 このシンポジウムは、アートにおいてすべての人は平等であるという理念のもと、アジアのVSArtやさをり織りに関わった人を中心に開催した、2021年に実施した福祉から社会参加へ『アジアの障がい者が実践する芸術の効果』に関する国際シンポジウムから、2022年2月にフィリピンでの開催は実現しませんでしたがオンラインで行った「アートとインクルージョンと多様性の祭典」を通し、学びを深めてまいりました。 今回は4つのテーマについて、様々な取り組みを学びあいます。 I) さをり織り、芸術による独立した生活 9月24日(土曜日) 16時~18時 紗鴎麗、藝術與獨立生活 SAORI,...
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