Author: jizi

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中国の自動車市場、価格競争が新たな局面

中国の自動車市場で価格競争が新たな局面に入っている。値下げ競争から退出する外資系企業が出ているほか、自動車メーカーの経営陣の間でも過当競争に対する否定的な声が上がっている。値下げ競争が広がる中、足元の企業業績は明暗が分かれている。競争は企業努力を促す側面があるが、過度の競争は企業の体力を消耗させるだけでなく、消費者の不満を招く事態もある。業界全体の長期的な発展につながる好循環を生み出すような競争の質が問われている。

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ファーウェイ、三つ折りスマホ発表~ハイエンドの折り畳みスマホ投入で優位性固め

ファーウェイは9月10日、三つに折りたためる新型のスマートフォンを発表した。価格はファーウェイのスマホとして過去最高で、ハイエンド機種に位置づけられる。全体としては飽和に近づいている中国のスマホ市場だが、折りたたみスマホに限ると、販売は引き続き大幅に伸長している。その折たたみスマホの中でも、従来の縦折り、横折り型ではなく、Z字型に折りたためる三つ折りスマホを投入。斬新なアイディアと技術力で話題性を集めるとともに、中国のスマホ市場での優位性を一段と強化したい考え。

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中国共産党政治局会議で住宅在庫消化の必要性を強調

中国共産党が4月30日に開催した中央委員会政治局会議では、不動産市場について、不動産在庫の消化を進める必要性が強調された。これを受け、杭州といった大都市でも住宅購入を全面的に撤廃する動きが出ている。ただ、住宅在庫の解消には課題が残っている。

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ファーウェイの2023年決算は大幅増益~端末事業と自動車事業の業績改善が鮮明に

ファーウェイが3月29日に発表した2023年12月期決算では、大幅増益を達成したことが明らかになった。過去数年の米国からの制裁を跳ね除け端末事業の業績改善が鮮明となった格好。また不採算が続いている自動車事業(インテリジェントカー・ソリューション事業)の業績も上向いている。巨額の研究開発費で知られる同社の2023年の研究開発費は1647億元。同年の売上高の23%に相当する額で、過去10年の累計の研究開発費は1兆1100億元に達した。

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中国の自動車市場「価格競争白熱化」の時代に突入~BYDは「ガソリン車より安いEV」を強調

中国では春節明け、自動車の値下げ競争が一段と激化している。今回の値下げの先陣を切ったのはBYD。「ガソリン車よりも安い電気自動車(EV)」と銘打ち、EVの値下げ攻勢を強めた。これに対し、合弁を中心とした従来型自動車メーカーもガソリン車の価格を引き下げ。2023年が自動車業界の「価格競争元年」だとすれば、2024年は「価格競争白熱期」に突入するとの見方も出ている。

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中国の春節旅行に構造的な変化~文化観光にも新たな動き

中国で春節連休の観光関連統計が相次いで発表されている。かつて春節といえば大都市から田舎に帰省するのが主流だった。しかし最近は春節の移動手段として自動車が増えているほか、文化観光にも降雪地域への観光客が増えるなど新たな変化が出ている。