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ファーウェイの2023年決算は大幅増益~端末事業と自動車事業の業績改善が鮮明に
ファーウェイが3月29日に発表した2023年12月期決算では、大幅増益を達成したことが明らかになった。過去数年の米国からの制裁を跳ね除け端末事業の業績改善が鮮明となった格好。また不採算が続いている自動車事業(インテリジェントカー・ソリューション事業)の業績も上向いている。巨額の研究開発費で知られる同社の2023年の研究開発費は1647億元。同年の売上高の23%に相当する額で、過去10年の累計の研究開発費は1兆1100億元に達した。
中国の自動車市場「価格競争白熱化」の時代に突入~BYDは「ガソリン車より安いEV」を強調
中国では春節明け、自動車の値下げ競争が一段と激化している。今回の値下げの先陣を切ったのはBYD。「ガソリン車よりも安い電気自動車(EV)」と銘打ち、EVの値下げ攻勢を強めた。これに対し、合弁を中心とした従来型自動車メーカーもガソリン車の価格を引き下げ。2023年が自動車業界の「価格競争元年」だとすれば、2024年は「価格競争白熱期」に突入するとの見方も出ている。
BYD、2023年販売台数は300万台突破~今後は「テクノロジー企業」への脱皮がカギ
中国のBYDは2023年の自動車販売台数が300万台を突破した。同社は新エネルギー車(NEV)で世界をリード。全体の自動車販売台数でも世界9位にランクインした。2024年もNEV市場でのリード継続が予想される同社だが、ソフト分野での競争が激化する中国の自動車市場で一段の高みを目指すには「テクノロジー企業」に脱皮できるかが一つのカギとなっている。
2023年の中国自動車生産・販売3000万台突破~24年は増勢維持もペースは鈍化見通し
中国の2023年の自動車生産、販売台数は3000万台を突破し、過去最多を記録した。中国の自動車業界への注目度が高まる中、工業情報化部の辛国斌・副部長は1月19日の記者会見で、2023年の自動車業界の実績と2024年の展望を説明。2024年については、自動車の生産、販売は増勢が続くものの、伸び率は鈍化するとの見通しを示している。
ファーウェイ2023年売上高は7,000億元達成見通し~厳しい状況から脱却も慎重姿勢維持
ファーウェイの2023年の売上高が7,000億元を超える見通しとなった。胡錦濤・輪番会長がこのほど年頭所感で明らかにしたもので、端末事業が予想以上に好調だったという。ファーウェイの年間売上高が7,000億元に到達するは2021年以来。胡・輪番会長は、過去数年の厳しい状況から脱却し、基本的に正常な状態に戻ったとしながらも、地政学リスクや技術的制約といった課題は2024年も残ると慎重な姿勢を崩していない。
中国、11月の自動車生産・販売は予想上回る好調~今年通年は過去最多更新も視野
中国の11月の自動車生産、販売実績は予想を上回る好調さだった。こうした中、今年の生産、販売台数は過去最多だった2017年の水準を上回る可能性も出ている。このほか、中国の自動車市場では今年、乗用車の中国ブランドのシェア拡大、新エネルギー車(NEV)の売れ行き車種の変化など構造的な変化も顕著となった。
ファーウェイ、自動車事業で新会社設立~業務提携から資本提携へ
ファーウェイの自動車事業の動きに注目が集まっている。ファーウェイはもともと他の自動車メーカーと協力する形で、自動車事業を推進してきたが、11月25日、長安汽車と「投資協力に関する覚書」を締結し、自動車事業の新会社を設立すると発表。ファーウェイは自動車事業を新会社に移管する。同時に新会社は出資者について他の企業へ門戸を開く形で、資本提携を通じて関係を強化。自動車事業の発展に弾みを付けたい考えだ。
理想汽車、「MEGA」投入~同社初の「BEV×MPV」
中国の電気自動車(EV)メーカーである理想汽車(Li Auto)は11月17日、新型車種「MEGA」を発表した。MEGAは同社にとって初のピュアEV(BEV)であると同時に、多目的車(MPV)となる。中国のMPV市場は依然規模が小さいが、MPV需要への変化がみられる中、理想汽車など中国メーカーがここにきて相次いでEVのMPVを投入している。
VW傘下のソフト開発会社がVIVOと提携~中国で「スマートカー」開発加速へ
独フォルクスワーゲン(VW)の自動車用ソフト会社・CARIAD(カリアド)の中国法人と中国スマホメーカーのVIVOはこのほど、提携を発表した。中国で自動車メーカーとスマホメーカーの提携が相次ぐ中、VWは中国のスマホメーカーとの提携を通じて、中国現地のニーズに即した「スマートカー」の開発を迅速に進めたい考えだ。