中国主要NEV企業の10月販売実績~BYDは30万台突破、小鵬と理想は前年比で約4倍

中国の主要新エネルギー車(NEV)メーカーが相次いで10月の販売実績を発表した。各社軒並み前年同月比、前月比ともにプラス成長を記録。個別ではBYDが30万台を突破し相変わらずトップを走っている。また、理想汽車(Li Auto)小鵬汽車(Xpeng Motors)は前年同月比で約300%増を記録した。

■BYD30万台、理想4万台、小鵬2万台を達成
10月販売台数トップは比亜迪(BYD)で30万1833台。前年同月比で38.6%増、前月比で5%増だった。うち海外販売台数は3万521台で、販売台数全体の約1割を占めた。
次いで理想汽車。同社4万422台で、前年同月比302%増、前月比12.2%増。「第4四半期に月次納車台数4万台を目指す」との目標を達成した格好だ。

小鵬は20,002台と過去最多を記録。前年同月比で292%増、前月比で30.7%増となり、9カ月連続での増加となった。10月の納車実績のうち8,741台が「G6」。「20万~25万元」の価格帯で最も売れた電動SUVだったという。

蔚来汽車(NIO)は1万6074台で、前年同月比で約60%、前月比で約3%増加。納車台数は理想、小鵬を下回った。吉利汽車傘下の極氪(Zeeker)は1万3,077台。前年同月比で29.2%増、前月比で8.5%増だった。

■目標達成率は理想が最高
各社の10月末時点の今年の販売目標達成率では、理想が95%と最も高く、次いでBYDが80%。Zeekerは65%で、小鵬とNIOは50%となっており、主要企業の間でも明暗が分かれつつある。

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