「無遠弗届―魯暁波水墨画日本展」開幕

1月22日(月)、アーロンギャラリーにて「無遠弗届―魯暁波水墨画日本展」の開幕式が行われた。開幕式には、公益財団法人 日中友好会館中国代表 黄星原氏、一般財団法人 日中文化交流協会 専務理事 中野曉氏、公益財団法人 日中友好会館文化事業部部長 蘇涛氏、公益財団法人 佐藤国際文化育英財団 理事 立島 惠氏、一般社団法人 全日本華僑華人社団聯合会 副理事長 林立氏、一般社団法人 日中文化展覧協会 理事長 陳建中氏、株式会社 アジア太平洋観光社 代表取締役社長 劉莉生氏、遼寧大学書画芸術研究委員長 張鵬、元清華大学美術学院委員長 中国美術家協会副主席 暁波氏、清華大学美術学院研修センター主任 綺紅氏、日中清華校友会前会長 趙艱氏、淳華能源科技(湖南)有限公司董事長 謝曙氏、アジア太平洋水墨画会会長 溝口墨道氏など、中日両国の各界から多くの人が参加した。

また、公益財団法人 日中友好会館中国代表 黄星原氏、公益財団法人佐藤国際文化育英財団 理事 立島 惠氏、日中清華校友会前会長 趙艱氏、BTAP代表 田畑幸人氏よりお祝いのメッセージも贈られた。

公益財団法人 日中友好会館中国代表 黄星原氏

公益財団法人佐藤国際文化育英財団 理事 立島 惠氏

日中清華校友会前会長 趙艱氏

BTAP代表 田畑幸人氏

芸術家 魯暁波氏

魯暁波氏

「本日、水墨画芸術展を盛大に開幕することができて大変嬉しく思います。皆様の強烈な関係と心より感謝の意を表します。中日は、一衣帯水の隣国であり、長い文化交流の歴史の中で両国の文化と芸術を発展させ、アジア文明の発展に重要な貢献者でもあります。本展が日本で行われることに大変光栄に感じています。芸術は国境を越える存在であり、他者と共感しあうことができます。私がなぜ『鶴』を描くのか疑問に思う人もいると思います。まず、タンチョウは中国の伝統文化の中で、数多くの素晴らしい意味があります。長寿、富貴、縁起のいい象徴でありながら、「忠節を尽くす」「高潔なる性情」「遠大な志」「謙虚な君子」などの象徴でもあります。鶴は人々の理想と願いを託したい生き物です。日本でもタンチョウは中国と同じく寓意を持っています。現在、私たちの住む地球は多くの環境問題を抱えています。世界中のタンチョウの個体数は現在、わずか3000羽と言われています。私はタンチョウを描き、その素晴らしさを伝えたり、環境問題を考える自分なりの芸術的表現でもあります。今日は芸術家や芸術愛好家、お越しいただいている皆様からの批評やご助言を頂ければ幸いです。最後になりますが、皆様に心からお礼を申し上げます」

開会式のテープカットの様子

 

開会式が始まる13:30分からは、魯暁波氏を囲み、記者会見も行われた。多くの人が思うであろう疑問で「いつから鶴に魅了されるようになったのか?」という質問があった。魯暁波氏が最初に鶴を見たのは中国江蘇省の塩城だった。鶴の美しさに惹かれ、その後、日本の北海道で野生の鶴を見てからすっかり心奪われたという。「鶴だけでなく、北海道の自然が好き。日本でも鶴を描く人は多くいる。中国と日本での鶴の捉え方はとても似ていると思う」

タンチョウの「求愛ダンス」は有名だ。魯暁波氏の描くタンチョウは、繊細な線にも関わらず躍動感があり、生き生きと描かれる。

 

『無遠弗届―魯暁波水墨画日本展』

開催日時:2024年1月22日(月)〜2024年2月4日(日)

場所:アーロンギャラリー(東京都新宿区納戸町26−8 AARONビル 2F)

TEL.03-5946-8938

https://www.aaron.top/

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