日本で輝く中国無形文化遺産―京劇

　最近、人民日報海外網日本マルチメディアセンターが制作した「海外における中国の無形文化遺産―京劇」というドキュメンタリーがネット上でも話題となっています。このエピソードでは、中国の無形文化遺産の一つである京劇は海外の舞台でどのように登場し、定着し、継承されているかを紐解いています。

海外における中国の無形文化遺産―京劇

　中国の無形文化遺産や伝統文化が世界に広がる中、海外の観客は中国文化に対する関心をますます高めており、京劇という中華文化の宝は海外で華々しく活躍しています。本作では中国京劇名門の梅派青衣⑴であり、著名な京劇俳優である吴汝俊氏を特別ゲストに迎え、彼の人生物語と現代の京劇の海外での発展と継承について語っていただきました。

吴汝俊氏作品「孟母三迁」の映像資料

中国京劇名門の梅派青衣であり、著名な京劇俳優である吴汝俊氏

　本作では、横浜山手中華学校で開講されている京劇の課外クラスにも言及しています。京劇の先生たちの優しい指導のもと、生徒たちは京劇の独自の演技形式を楽しみながら学んでいます。彼らの姿から若い世代による継承の力を強く感じています。

　京劇は中国の無形文化遺産の重要な代表であり、長い歴史と豊かな文化的内涵を持っています。吴汝俊氏が語ったように、「自分の努力に通じて、必ず皆の喜びを得ることができる」、京劇や他の中国の文化であろうとも、人々の努力によって、必ず時代の流れの中で発展し、そして継承されることを信じています。

横浜山手中華学校で開講されている京劇の課外クラス1

横浜山手中華学校で開講されている京劇の課外クラス2

（1）梅派青衣（ばいはいせいい）は、梅派は京劇の流派の一つであり、青衣は特定の役割や演技のスタイルを指します。