北京オリンピック2022でオリオンスターテクノロジー株式会社のロボットが活躍
2022年2月20日、北京冬季オリンピックはすべての競技が終了しました。オリンピック選手の素晴らしいパフォーマンスに加え、「テクノロジー冬季五輪」も話題になりました。選手村や会場では様々な「ロボット」が活躍されました。
2022年2月20日、北京冬季オリンピックはすべての競技が終了しました。オリンピック選手の素晴らしいパフォーマンスに加え、「テクノロジー冬季五輪」も話題になりました。選手村や会場では様々な「ロボット」が活躍されました。
現在のウインタースポーツ種目は西洋、特にヨーロッパを起源とするが、中国にも長い歴史を持つ氷上・雪上運動があり、「氷嬉」は中でも特に重要だ。
このほど発表された国民経済・社会発展統計公報によると、2021年の中国の1人当たり国内総生産(GDP)は前年比8.0%増の8万976元(約145万7500円)に上り、年平均レートでドル換算すると1万2500ドルとなり、世界平均を上回った。経済日報が伝えた。 世界銀行が20年に打ち出した基準に基づいて計算すると、1人当たり国民総所得(GNI)が1万2696ドルに達すると、高所得国の仲間入りになるという。21年の中国の1人当たりGNIは約1万2400ドルで、高所得国の入り口に近づいた。 1人当たりGDPと1人当たりGNIの高さは、一般的にその国の経済発展レベルを反映するものとされる。1人当たりGDPが世界平均を超えたことも、1人当たりGNIが高所得国のレベルに近づいたことも、中国が新発展理念の指導の下で経済の質の高い発展を遂げた成果を十分に示しており、中国経済の安定成長の底力と実力を明らかにしたといえる。 ただ1人当たりGDP・GNIと人々の1人当たり所得とは異なる概念で、現実生活の中ではしばしば混同される。経済規模が拡大すれば、1人当たりGDPもそれに応じて上昇するものの、社会の富は複数回にわたりさまざまなルートで分配されるため、1人当たり所得も増えるかどうかは必ずしも明確ではない。これは経済成長と個人の実感との間に「温度差」が生じる重要な原因の1つでもある。 ある国の発展レベルを客観的に評価しようとする時は、ただ1人当たりGDP/GNIを見るだけでなく、国民の生活レベルや所得分配メカニズムの公平性・合理性などに関する指標をみなければならない。現在、中国は一部の指標が高所得国の入り口に近づいたが、1人当たりGDPはまだ高所得国の標準の下限に到達しておらず、先進国の平均レベルとの開きはなお大きい。これは今の中国が上位中所得国にとどまっていることを意味し、私たちはこの事実を冷静に認識しなければならない。 実際、中国は人口の基数が大きく、領土が広大であるという国情によって、地域間や都市部・農村部の間のアンバランスや協調の難しさという特徴が際立つ。統計によると、現時点で1人当たりGDPが全国平均を上回る省・自治区・直轄市は北京市、上海市、江蘇省など11カ所だけで、他の大多数の省・区・市は平均値の下にとどまっている。さらに言えば、この11カ所の中でも、GDPが全国平均を下回る地級市(省と県の中間にある行政単位)が多数存在する。例えば20年に広東省の地級市21カ所で1人当たりGDPが全国平均を超えたところは5カ所だけ、山東省も16地級市のうち全国平均以上は6カ所しかなかった。 1人当たりGDP1万2500ドルという「パイ」を今どのように注意深く細かく切り分けても、人々の高所得への願いを叶えられないことは明らかだ。この状況に対して、一方では引き続き「パイ」を大きくし、供給側構造改革を深化させることで、経済の循環をスムーズにし、テクノロジー・イノベーションによって、経済の潜在的な成長力を発掘し活性化させ、産業の基礎の高度化と産業チェーンの近代化を推進し、ひいては構造の最適化、質の改善、効率の向上を実現する必要がある。他方では、「パイ」をより科学的に分配し、所得分配制度を改善することを通じて、引き続き所得格差を縮め、よりバランスが取れた、より包摂的な、より質の高い発展によって、共同富裕がさらに大きな進展を遂げるようサポートすることが必要だ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
2022年北京冬季パラリンピックのバイアスロン男子6キロ(座位)の試合が3月5日に国家バイアスロンセンターで行われ、中国の劉子旭選手が金メダルを獲得した。今大会の中国選手団金メダル第1号であり、中国が冬季パラリンピック競技種目で獲得した初の金メダルでもある。新華網が伝えた。 北京冬季パラリンピック初日となった5日、中国人選手のメダル獲得数は現時点で金1、銀3、銅2となっている。(提供/人民網日本語版・編集/AK)
グローバルデータ分析会社のエルゼビアと上海市研究開発公共サービスプラットフォーム管理センターが共同で発表した「国際科学・技術・イノベーションのデータと見解――世界20都市の比較研究報告書」によると、中国の都市は科学研究者と科学研究産出の総量および成長が優れており、うち北京市と上海市の科学研究者の数と科学研究の産出が最多で、深セン市の科学研究者の数と科学研究産出の成長率がトップとなっている。環球網が伝えた。 同報告書は主に、上述した双方の2016−20年の5年間に及ぶ大量の科学研究データに基づき、計量的指標により世界20の重要都市の科学研究・イノベーション能力を調査した。これにはシンガポールや東京などのアジア8都市(北京、上海、深セン、香港の中国4都市を含む)、ロンドンやベルリンなどの欧州6都市、ニューヨークやボストンなどの北米6都市が含まれる。 同報告書によると、科学研究人材の集積について、2016−20年の北京、上海、深セン、香港の科学研究者の複合年間成長率がすべての調査対象都市の中で上位だった。これは中国による近年の科学研究人材の育成、支援、拡大の優れた成果を反映している。都市別に見ると、深センの科学研究者の数の伸び幅が最大で、複合年間成長率が34.1%に上っている。深センは人材誘致でも明らかな強みを見せ、「流入」科学研究人材の割合が13.2%と、ソウルに次ぐ2位となっている。上海と北京は科学研究人材の引き止めに大きな優位性を見せ、定住科学研究者がすべての調査対象都市の2、3位となっている。 このほか、科学研究の産出の面では、北京の論文発表量が2位を大きく引き離しての1位で、5年間で累計72万本余りの論文を発表している。上海は32万本余りで2位。一方、深センは科学研究産出の成長率でリードしており、複合年間成長率が31.5%と、2位のモスクワ(11.3%)、3位の上海(10.5%)を大きく上回っている。学術的な影響力の面では、中国の都市による高影響力刊行物の数が大幅に増えている。優秀科学研究成果(「セル」「ネイチャー」「サイエンス」などを含むCNS刊行物と、世界トップ1%内の高被引用論文)の複合年間成長率を見ると、深センは20都市のうちトップで、それぞれ67.4%、29.3%となっている。 国家間協力の面では、データによると、国際共同発表の論文の絶対数を見ると、北京が20都市のうちトップとなっている。国際共同発表の論文がすべての論文に占める割合を見ると、香港が71.4%でトップ。 また同報告書によると、科学研究人材とイノベーションの活力は、都市の科学研究の競争力及び科学研究成果の転化の発展にとって極めて重要だ。 中国社会科学院都市・競争力研究センター長を務める倪鵬飛教授は、「第14次五カ年計画期間(2021−25年)の重要任務として、都市による科学研究の最先端の場の形成、地域科学技術イノベーションセンターの構築への支援が、すでに中国の科学技術戦略の重要な議題になっている。そのため、世界の都市のイノベーション力構造を全面的に分析し、中国の都市のイノベーション力の現状を知るとともにそのポテンシャルを掘り起こすことで、世界トップの科学技術イノベーション力を持つ中国の都市を建設するための参考材料と貴重な経験を提供することになる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
北京冬季五輪は新型コロナウイルス感染症、地政学上の対立、気候変動の深刻化などに世界が苦しんでいる時期に開催された。そんな時期にスポーツの祭典を開催する意義は何だったのだろうか。中国政府・発展研究センターの張来明副主任はこのほど中国メディアである中国新聞社の取材に応じて、北京冬季五輪の開催の意義などを説明した。以下は張副主任の言葉に若干の説明内容を追加するなどで再構成したものだ。 ■暗い世界にあって、人々は五輪のために「団結」した 2008年の北京夏季五輪開催の時も、世界は金融危機により大混乱していた。それから14年後、人類はさらに厳しい試練に直面していた。 新型コロナウイルスは全世界に広がっていた。4億人以上が感染し、600万人近くが命を落とした。国によるワクチンの接種の格差を解消することはてきておらず、対策についての国々の歩調はそろっていない。ポピュリズムが横行し、世界経済は後退している。深刻な気候変動問題では、責任のなすり合いが行われている。緊張が高まる地域は増えこそすれ減りはせず、平和が続く見通しは暗澹(あんたん)たる状態だ。 しかし各方面が努力したことにより、北京冬季五輪は予定通りに開幕した。世界91の国と地域からの選手2892人、さらに多くの監督・コーチや技術要員、また医療チームやメディア関係者らが、この大会に共に参加した。北京冬季五輪は8カ月前の東京夏季五輪と同様に、スポーツを通じて人類が立場を乗り越えて団結し、共に困難を乗り越える可能性を示す、歴史的に特に価値ある大会になった。 ■求められるのは「勝利は謙虚に受け止め、敗北は優雅に受け入れる」姿勢 米紙ニューヨーク・タイムズは北京冬季五輪の開催について「どのような背景があっても、五輪は常に共通する人間性とスポーツの盛大な祝祭だ。分極化した世界にあって、世界中からこれほど多くの人が集まる機会はめったにない」と論評した。 もしかしたら、世界が現在のような苦境にあるからこそなおさら、人々に希望を取り戻させ、人類が共に目指す理想を示すために、五輪を成功させねばならなかったのかもしれない。 そして北京冬季五輪はデジタル技術に支えられ、五輪史の中でも「目撃者」が最も多い大会になった。世界の人々がテレビやネットを通じて、世界のどこにいても、「同じ時」を共有することになった。国連のグレーテス事務総長は、「われわれは実に多くのポピュリズム、人種差別主義、外国人を憎悪する精神、反ユダヤ主義、反イスラム教の状況を目にしている。しかしここに来て、文化や国、人種、宗教が異なる選手が共にいる(中略)これは寛容と相互尊重の情報発信だ」と述べた。 五輪では、人の謙虚さも発揮される。例えば「勝利を謙虚に受け止め、敗北を優雅に受け入れる」といった精神だ。スキー・フリースタイルの女子エアリアルに出場した米国のコールドウェル選手は最後の跳躍で失敗してメダルを逃した。しかし彼女は五輪出場4回目で初めて優勝した中国の徐夢桃選手を抱きしめて、「私はあなたを誇りに思う」と言った。 ■スポーツは「銃を取り除いた戦争」にすぎないのか スノーボード男子の蘇翊鳴選手は、男子スロープスタイル決勝での演技に与えられた得点が不公平で、それが優勝を逸した原因になったとする、判定に対する批判が出た。しかし蘇翊鳴選手と日本人の佐藤康弘コーチは不服申し立てを取りやめて、批判を続ける人々に向けて、「限られた時間内に限られた情報で点数を決定することは極めて困難」であり、得点のばらつきも「試合の一部」と説明し、金メダルを獲得したカナダのパロット・マックス選手を祝福するよう呼び掛けた。 「スポーツは銃を取り除いた戦争だ」という人もいるが、それは違う。五輪の表彰台に立った選手は、互いに抱き合い祝福しあう。憎しみや貧困などによってもたらされ、憎しみや貧困を後まで残す戦争とは本質的に違う。北京冬季五輪に際して、従来からの五輪モットーの「より速く、より高く、より強く」に「より団結」が追加された。さまざまな厄災に見舞われている世界において、五輪を通じて団結を呼び掛けることは、実に意義あることだ。 現在の世界は大きな試練のさなかにある。しかし人類は過去に何度も、危機的状況に直面してきた。世界大戦が勃発したこともある。われわれは災難に満ちた過去の歴史を学ぶ際、「なぜ、回避できなかったのか」と先人に問い掛けざるをえない。 ならば今日、われわれは先入観や打算を捨てて、人類共通の未来のために奮闘するのか。それとも己れの一時の損得だけを求めて振る舞うのか。われわれの子孫は彼らの言葉をもって、現在のわれわれがどのような選択をしたのか語ることになる。(構成 レコードチャイナ/ 如月隼人)
北京冬季五輪は人類が粘り強さ、団結、幸せを追求するために役立つ。地政学を越えて、世界の団結、平和、人類の創造力を促進する重要なチャンスになるだろう。
北京冬季五輪マスコットの「ビンドゥンドゥン」が大人気だ。人気の背後にある「秘密」とは何なのだろうか。
北京冬季五輪の開会式では「24」という数字が演出意図を読み説くキーワードだった。この「24」とは、中国の伝統的な暦に使われる二十四節気によるものだ。ならば、二十四節気にはどのような考えが反映されているのだろう。
近代五輪大会は、紀元前に始まった古代オリンピックを参考に創設された。この古代オリンピックは信仰と強く結びつくなど、強い精神性を伴っていた。中国で古代に行われていた競技も強い精神性を伴っていた。
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