東京都日中友好協会主催海南島体験留学プログラム　日本の若者が喜びの声：「海南島最高！」

2025年3月3日から10日まで、認定NPO法人東京都日中友好協会主催・北京語言大学海南国際学院受入の日本研修団一行18名が海南島を訪問した。研修団は、主に2000年代生まれと1990年代生まれの学生15名と引率者3名で構成され、参加者は東京、大阪、神奈川、群馬、茨城、さらには海南省の友好都市である兵庫県から集まった。今回の訪問は、日本の若者の中国語能力向上と中国文化への理解を深めることを目的としており、東京都と海南省の相互理解と友好関係をさらに強化することに貢献したいと考えられている。また、中国語を学ぶ日本の若者が、海南自由貿易港の発展のチャンスを理解し、活用できるよう支援する狙いもある。

北京語言大学海南国際学院の研修プログラムに高い関心

北京語言大学は国際的に高い評価を受けており、その海南国際学院が提供する1週間の中国語研修プログラムも非常に魅力的であった。募集開始からわずか2週間で、日本各地の中国語学習者から多数の応募が寄せられた。

研修団の発起人は、東京都日中友好協会副理事長、青年起業家委員会副委員長、日中友好青年大使である井上正順氏である。井上氏は、北京語言大学で学士・修士課程を修了し、母校の高い教育水準、海南省人民対外友好協会の積極的な支援、海南省のビザ免除政策の利便性、そして海南航空が東京・成田空港から海口への直行便の開通を背景に、今回の研修団を海南に派遣する決意を固めた。

海南省との交流と協力の可能性を探る

3月2日、研修団の団長である井上正順氏は海南島に前乗りし、海南省外事弁公室を訪問した。海南省外事弁公室は、海南省教育庁、海南省観光文化ラジオテレビスポーツ庁、海南省国際経済発展局などの関係機関と共に井上氏一行を迎え、情報交換を行い、今後の海南と東京の経済、観光、教育分野における協力の可能性について議論した。その後、一行は海口市外事弁公室を訪問し、海口経済学院を視察した。訪問先では温かい歓迎を受けた。

海南省外事弁公室の江雄標副主任が座談会を主催

海口市外事弁公室の蔡娜主任を表敬訪問

北京語言大学海南国際学院は、海南省陵水リー族自治県の黎安国際教育イノベーション試験区に位置している。学院は、海南の地理的・政策的な優位性と、北京語言大学の国際中国語教育の強みを活かし、高品質な国際教育を展開している。今回の研修期間は短かったが、スケジュールは充実しており、内容も多彩だった。学生たちは4日間の中国語授業を受けるとともに、南湾猿島や新村を訪れ、地元の文化や風習を深く体験した。

（画像提供：北京語言大学海南国際学院）

充実した海南での体験活動

研修団はまた、海口市外事弁公室や三亜市観光発展局が特別に企画した体験活動にも参加した。これには、海口市のランドマークである雲洞図書館や、日本の建築家藤本壮介氏が設計した天空之山の見学、ビーチでのバーベキュー、三亜の若者たちとの交流などが含まれた。

三亜旅遊発展局での日中青年交流

海口雲洞図書館の見学

海口市騎楼老街の散策

海口ヨットハーバー

海口栄山寮での楽しいビーチキャンプ＆バーベキュー

研修の成果と今後の展望

研修団の学生たちは、北京語言大学海南国際学院の講師陣の授業の質の高さを高く評価し、海南の関係機関による温かい歓迎に感謝の意を表した。学生たちは、「今回の研修を通じて新しい友人を作ることができ、海南に対して素晴らしい印象を持った。ぜひまた海南を訪れ、さらに学びを深めたい」と語った。

井上正順氏は、「今回の研修は、東京都日中友好協会、北京語言大学海南国際学院、そして海南省の友好交流の成功例となった。今後も積極的に研修団を組織し、海南を訪問したい」と述べた。この研修活動は、日本の若者が中国の言語と文化を深く理解する機会を提供すると同時に、海南の国際教育と文化交流にも新たな活力をもたらした。

将来的に、海南国際教育イノベーション試験区がさらに発展することで、より多くの海外学生が海南を訪れ、中国の魅力を体験し、異文化間の相互理解と尊重を促進することが期待されている。