中国、1~2月の不動産関連指標は低迷

中国の1~2月の経済指標のうち、不動産関連の指標については低迷が続いている。国家統計局によると、1~2月の不動産開発投資は前年同期比3.7%増。伸び率は2020年7月以来の低い水準だった。

不動産関連の指標については低迷が続いている。CnsPhoto

不動産新規着工面積は同12.2%減。さらに、見逃せないのは不動産開発投資状況の先行指標とされる不動産企業の土地購入面積が前年同期比42.3%減の838万平方メートルに落ち込んだことだ。また、不動産投資との相関性が高いとされる鉄鋼、セメントの生産量はそれぞれ前年同期比10%減の1億5800万トン、17.8%減の1億9900万トンに落ち込んでいる。

足元の不動産企業の土地購入意欲が非常に弱い要因に関しては、不動産の販売が改善されず、資金繰りが悪化していることに影響しているとみられている。こうした状況を踏まえ今後については、不動産市場の安定した回復には一定の期間を要するとの見方が少なくない。

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