現代中国まで引き継がれる支配体制、その原点は秦王政の「キングダム」にあった――『世界史のリテラシー 「中国」は、いかにして統一されたか ~始皇帝の六国平定』で、世界がクリアに見えてくる。
世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、現在と未来を見通すシリーズ「世界史のリテラシー」の最新刊。
世界で存在感を増し続ける中国の「支配体制」の根源について、「秦の始皇帝による中華統一」をキーワードに読みときます。
今回のテーマは「中国の支配体制の根源には、何があるのか」。熱烈なファンをもつコミックシリーズ『キングダム』でも描かれる「秦王政による六国平定=中華統一」をキーワードに、それがその後の中国大陸において「国家モデル」として成立していく様を全4章にわたって見ていきます。
『「中国」は、いかにして統一されたか ~始皇帝の六国平定』
現代まで引き継がれる一元的支配――その原点は秦王政の「キングダム」にあった。
初めて統一されて以降、2000年以上にわたって広大なエリアを保持し続けてきた「中国」。なぜいくたびも王朝交替を繰り返しながら、一元的支配体制は引き継がれてきたのか? 「辺境の蛮国」と見なされていた秦に現れた、希代の権力者の理想にその原点を見る。
構成
第1章 秦王政はいかにして中華統一を成し遂げたのか?
第2章 後進国の秦がなぜ最先端の社会体制を作り出せたのか?
第3章 始皇帝の理想は中華統一の達成であり、統一の維持ではなかった!?
第4章 その後の中国大陸で二千年にわたって影響を与えた「国家モデル」の完成へ
※本書の一部を「NHK出版デジタルマガジン」で公開中
https://mag.nhk-book.co.jp/article/44762
著者
渡邉 義浩(わたなべ・よしひろ)
1962年東京都生まれ。 早稲田大学常任理事・文学学術院教授。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。専門は古典中国学。大隈記念早稲田佐賀学園理事長。三国志学会事務局長。主な著書に『三国志――演義から正史、そして史実へ』『始皇帝 中華統一の思想――『キングダム』で解く中国大陸の謎』『漢帝国――400年の興亡』『別冊NHK100分de名著 集中講義 三国志――正史の英雄たち』など。
- 商品情報
著者:渡邉 義浩
出版社:NHK出版
発売日:2024年2月9日
定価:1,100円(税込)
判型:A5判並製
ページ数:150ページ(内カラー2ページ)
ISBN:978-4-14-407311-3
URL→ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064073112024.html
Amazon→ https://www.amazon.co.jp/dp/4144073114/
- 「世界史のリテラシー」シリーズ既刊情報
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定価:1,100円(税込)
URL→ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064073022023.html
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モンゴルの支配下に置かれた240年。それが、「ロシア」成立の礎となった。
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定価:1,100円(税込)
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百年戦争のさなかに現れた一人の少女。彼女は、たった2年でフランスの運命を変えた。
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定価:1,100円(税込)
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