京劇の臉譜と中国茶道、それに和菓子を頂く中日匠心文化交流イベントが上海で開催
東方網4日付:京劇の臉譜や中国茶道を披露し、日本の和菓子も頂く中日匠心文化交流イベントが3日、上海虹橋海外貿易センターで開催された。イベントは一般社団法人日中科学技術文化センター上海代表処の主催、日本NPO法人日中学術文化交流センターの共催で開かれ、中日双方の伝統文化の伝承と革新や相互文化の融和などめぐって交流を行った。
東方網4日付:京劇の臉譜や中国茶道を披露し、日本の和菓子も頂く中日匠心文化交流イベントが3日、上海虹橋海外貿易センターで開催された。イベントは一般社団法人日中科学技術文化センター上海代表処の主催、日本NPO法人日中学術文化交流センターの共催で開かれ、中日双方の伝統文化の伝承と革新や相互文化の融和などめぐって交流を行った。
上海のゲーム開発スタジオであるTallroad Studioは、2022年秋に日本で配信を予定しているスマートフォン向け新作ゲーム『大繁盛!ももはな飯店』(ティザーサイトURL:https://pre-registration.chefcarnival.com原題:爆炒江湖)公式ティザーページにてゲーム内で登場する主要キャラクターの紹介ページを追加しました。また、併せて2022年9月9日(金)よりCBTを記念したTwitterキャンペーンが開始されることも発表しました。 ■「大繁盛!ももはな飯店」とは?世界累計ダウンロード数1000万を突破した大人気カジュアルゲーム『大繁盛!ももはな飯店』が遂に日本で登場!プレイ時間は毎日たったの5分間、400名以上の個性豊かな「シェフ」と600種類以上の美味しそうな「料理レシピ」がゲームに登場、今までにないレストラン育成ゲームをプレイしてみよう! ■「大繁盛!ももはな飯店」登場キャラクター紹介この度、公式ティザーページ(URL:https://pre-registration.chefcarnival.com)に、登場キャラクターページが追加されました。下記で紹介する以外にも各種キャラクター情報を随時公開しております。是非ティザーページにて詳細をご確認ください。 ▼支配人 過去に色々あったらしいが、現在はももはな村にある『ももはな飯店』で支配人を務めている。見た目は優しそうに見えるが、自店のシェフが成長できるよう?次々に無理難題を押し付けてくる。好きな言葉は「売上UP」と「現金」。 ▼ゆい 色白の優しいゆるふわ系女子。普段のしゃべり方は可愛らしいが、稀に口調が変わり周囲に自分の妄想を語り始める癖がある。『ももはな飯店』初期メンバーの一人であり、新しいレシピへの挑戦や料理研究が大好き。 ▼ムジナ ある日、ももはな飯店の前で気絶していた男性。意識は取り戻したが記憶を無くしており、ひとまず支配人が名付け親となった。フィジカルが強く、恩返しの意味も込めて『ももはな飯店』で働き始めたが、物語が進むうちに段々と記憶を取り戻し始め…? ▼ションルー 元気ハツラツ!な女の子。シェフだった父親を手伝っていたためか、様々な料理法を知っている物知りな『ももはな飯店』の初期メンバーの一人。真っ直ぐな性格のためか周囲のおじちゃん、おばちゃんに可愛がられている。 ■クローズドβを記念したRTキャンペーンもスタート!2022年9月9日よりクローズドβテストを記念して、Amazonギフトコードが当たるキャンペーンを開始いたします。期間中に公式Twitterアカウントをフォローし、指定のツイートをリツイートすることで、合計10名様に5,000円分のAmazonギフトコードが当たります。是非ご参加ください。 <キャンペーンURL>https://twitter.com/momohanaJP/status/1568116994766827520<キャンペーン期間>2022年9月9日15:00~2022年9月20日23:59まで<公式Twitterアカウント>@momohanaJP:https://twitter.com/momohanaJP<注意事項>※当選者の方には応募期間終了後2週間以内に、『大繁盛!ももはな飯店』公式Twitterアカウントよりダイレクトメッセージにてご連絡いたします。※本キャンペーン応募後、当選通知期間が終了する前に、『大繁盛!ももはな飯店』公式Twitterアカウントのフォローを解除された場合は、当選対象になりません。※Twitterアカウントがダイレクトメッセージを受信できない状態の場合は、当選を無効とさせていただきます。※不正行為があると当社が判断した場合は、該当者の全ての応募および当選の権利を無効とすることがあります。※当選の権利は当選者ご本人のものとし、他人への譲渡や換金はできません。※本キャンペーンに関するTwitterダイレクトメッセージ、お電話やメール等による個別の当選確認やお問い合わせは受け付けておりません。※掲載内容は予告なく変更となる場合がございます。 ■クローズドβテスト参加者募集中!『大繁盛! ももはな飯店』では正式リリースに向け、動作テストや負荷テストを目的としたクローズドβテストへの参加者を現在募集しております。運営チーム一同、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。 <クローズドβテスト募集人数>1000名 ※Androidのみ<クローズドβテスト募集期間>2022年8月30日(火) 15時00分 ~ 2022年9月11日(日) 23時59分まで<クローズドβテスト開催期間>2022年9月13日(火) 17時00分 ~ 2022年9月24日(土) 23時59分まで<当選発表>当選者の発表はご登録いただいたメールアドレスへのご連絡をもって代えさせて頂きます。<注意事項>※募集人数を超えた場合、抽選にて参加者を決定いたします。※クローズドβテストの申し込みには有効なメールアドレスが必要となります。※この度のクローズドβテストはiOSでは実施いたしません。応募される際にあらかじめ、ご自身が使用するスマートフォンのOSをご確認ください。 【事前登録方法】▼公式Twitterによる登録@momohanaJPをフォロー!https://twitter.com/momohanaJP ▼公式LINE@による登録https://line.me/R/ti/p/@124bmvxvより友達を追加!もしくは下記QRコードから友達追加 ▼メールアドレスによる登録ティザーページよりメールアドレスを登録https://pre-registration.chefcarnival.com 【その他情報】▼『大繁盛!ももはな飯店』ティザーサイト ※事前登録、クローズドβ受付中https://pre-registration.chefcarnival.com▼公式Twitterhttps://twitter.com/momohanaJP▼公式LINE@https://line.me/R/ti/p/@124bmvxv▼アプリ名大繁盛!ももはな飯店▼価格基本無料/アイテム課金▼対応OSiOS、Android™
中国で国有通信キャリアと民営のインターネットプラットフォーマーの連携が進んでいる。直近では、通信キャリアの中国聯通(チャイナ・ユニコム)がインターネットプラットフォーマーのテンセントと合弁企業を新設すると発表している。通信キャリアとプラットフォーマーの連携は、中国政府が推進するデジタル経済の発展に資すると期待されるとともに、国有企業改革を後押しする側面もある。 ■ユニコムとテンセントが新会社 チャイナ・ユニコムは11月2日、同社傘下の聯通創新創業投資有限公司と、テンセント傘下の深セン市テンセント産業創投有限公司が共同出資して新会社を設立すると発表。現在は設立を進めている段階で、登記はこれからという。新会社は主に、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)、エッジコンピューティング業務を手掛ける予定だが、具体的な業務内容は明らかになっていない。 膨大な通信ネットワークのリソースを擁するユニコムと、新興技術を開発、応用し産業のデジタル化を推進するテンセントの新会社設立については、「シナジー効果が高く、特に、ユニコムのクラウド事業の発展に拍車を掛け、産業デジタル化事業の進展につながる」とみられている。 中国政府がデジタル経済の発展を推進する中、ユニコムはコンピューティングやビッグデータ、セキュリティなどの事業を拡大。デジタル経済の新たなエコシステム構築に力を入れ、ユニコムとテンセントはこれまでも、エッジコンピューティングやコネクテッドカー、高精度測位、eスポーツ、スマート文化旅行などの分野で協力してきた。 ■通信キャリアとプラットフォーマーの連携、クラウド事業が焦点 通信キャリアとプラットフォーマーの提携は、ユニコムとテンセントだけではない。2016年以降、通信キャリアとBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)をはじめとするプラットフォーマーは、データセンターやモバイル決済、5Gなど様々な分野で連携を加速している。 特に、足元で注力している分野がクラウドサービスだ。クラウドサービスでは、アリババがアリババ・クラウド、テンセントがテンセント・クラウド、バイドゥがバイドゥAIクラウドを擁する。3大通信キャリアもここ数年、クラウド事業に注力し、ユニコムは21年のクラウド事業の売上高が前年比46%増の163億元と、大幅な伸びを記録している。 プラットフォーマーと通信キャリアのクラウド事業での足元の提携の動きをみると、アリババ・クラウドが今年9月、中国移動などと北京のデジタル経済都市建設に共同でサービスを提供すると発表。アリババ・クラウドと中国移動が共同で北京市の医療機関向けクラウド「北京健康雲」を整備し、医療衛生機関に統一的なクラウドサービスのリソースを提供。電子カルテ、検査結果、処方箋情報、電子医学画像などを共有できるようにする。 バイドゥAIクラウドは2021年6月、山西移動とスマート養殖などの分野で提携。技術を駆使して農業向けのソリューションを提供している。また、今年9月には江蘇移動と、江蘇省塩城市のハイテク区でクラウド・コンピューティングセンターを設立。同市の自動車産業の基盤を活用し、自動運転の開発などをサポートする。 京東科技は今年11月、上海移動と戦略提携することで合意。両社は今後、プラットフォーム型スマートシティ、デジタル政府、データセンター、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの分野を中心に全面的に協力し、上海政府のデジタル化へのモデル転換を後押しする。また、先端技術や産業発展の状況に応じて、データセンターやクラウドコンピューティング、ビッグデータ分野の協力を引き続き進める予定という。 ■ユニコムとテンセントの提携、「混合所有制改革」の側面も ユニコムとテンセントの提携は、国有企業改革の側面も有する。中国政府は、国有企業に民間資本を導入し、国有企業の経営効率やコーポレート・ガバナンスの改善につなげる「混合所有制改革」を推進。政府の動きに呼応する形で、ユニコムは2017年に「混合所有制改革」の計画を発表した。同計画の下、テンセントのほか、バイドゥ、アリババなどの民営企業が資本参加。うち、テンセントの出資額は約110億元にのぼり、ユニコムの大株主となっている。 こうした経緯もあり、ユニコムは今回のテンセントとの新会社設立について、テンセントは長期的な戦略投資家の一社である点を強調したうえで、新会社設立はテンセントと展開する業務提携の一環であると表明している。
華為(ファーウェイ)が10月28日に発表した最新決算報告では、研究開発費を引き続き増やしている傾向が明らかになった。また、携帯電話の販売は回復の兆しがみられる。
中国の航空会社による国際線の就航再開、増便の動きが広がっている。新型コロナウィルス感染防止策として海外からの入国後の隔離措置など引き続き水際対策を設けている中国だが、他の国・地域が水際対策を撤廃する中で、中国の航空会社も日本を含めたアジアや欧米との間の国際線を再開、増便している。 ■中国東方航空 中国東方航空は今年7月以降、杭州~マニラ、杭州~クアラルンプール、青島~大阪、青島~ソウルなどの国際線を段階的に再開。10月中旬時点で国際線運航数は週25路線54便となっているが、ソーシャルメディアの微博(ウェイボ)によると、10月末の冬ダイヤ改正に伴い、運航数を週42路線108便に増やす計画という。 東方航空は冬ダイヤ改正前の10月20日から徐々に国際線の運航を増やし、上海~バンコク~青島、杭州/青島/南京/昆明~東京、青島/南京/煙台~ソウル、青島~ドバイなどの路線を再開する。このうち、杭州~東京は20日から週1便を再開。昆明~東京、南京~ソウル、青島~ソウル路線は25日から、南京~東京、青島~ソウルは26日からそれぞれ再開する。 ■中国南方航空 中国南方航空は10月から広州~ジャカルタ、大連~東京線を再開するとともに、広州~ドバイ、広州~マニラ、広州~バンコク、広州~プノンペンなどの路線で増便を実施。このうち、広州~ジャカルタ線は10月26日から週2往復、大連~東京線は10月25日から週2往復を再開する。再開、増便により南方航空の国際線の運航数は週71便から週86便に増える。 ■海南航空、春秋航空、吉祥航空 海南航空も増便する予定。海南航空は現在、北京~ブリュッセル、北京~モスクワなど国際線10路線を運航しているが、重慶~ローマ線を週2便に増やす予定としている。 春秋航空は10月14日から香港、マカオ便および国際線を再開。国際線は瀋陽~大阪、杭州~東京、杭州~ソウル、上海~バンコク、南寧~プノンペン、広州~プノンペン、南寧~バンコク、瀋陽~ソウルなどが含まれる。 吉祥航空も10月に一部の国際線の再開、新規就航を実施。10月8日から南京~ソウル路線を週1便運航するほか、同16日から南京~大阪間の往復路線を再開する。 ■当局は国際線を段階的に増やす方向 防疫措置の一環として水際対策を設けている中国だが、他の国・地域が水際対策を撤廃する中で、徐々に国際線の就航再開、増便に動いている。今年5月の国務院常務会議では「国内、国際旅客便を秩序良く増やし、海外との人的往来利便化措置を制定する」との方針を明示。また、7月には中国民用航空局運輸司の徐青副司長が、「海外留学生の帰国など海外との人的往来ニーズを考慮し、中国民用航空局は、感染状況の動向、予防・抑制措置の最適化、地方の国際便受け入れ保障能力の向上に基づいて、国際線の定期旅客便の安定的かつ秩序ある再開に向けた取り組みを加速し、国際航空市場の回復を推進する」と表明。民航局としては、関係国・地域との協議を強化し、国際便の運航数を段階的に増やしていくとの方針を示している。
銀座 蔦屋書店(東京都中央区GINZA SIX6F)は、アジア圏を中心に活躍する日本出身の若手アーティスト8名によるグループ展「Intermission」を店内中央イベントスペースGINZA ATRIUMにて2022年10月22日(土)から11月1日(火)の期間に開催いたします。 概要 本展は劇場をテーマにしており、展覧会名には台北のホテル(6月)、代官山ヒルサイドフォーラム(8月)で連続的に開催された展覧会の“中間=幕間”という意味が込められています。日本・中国などアジア圏を中心に活躍する日本出身の若手アーティスト8名が参加し、新作を中心に16点の作品を展示します。 参加アーティストは、アジア圏で圧倒的な人気を誇る丸山純奈、金田涼子、Yokoteenをはじめ、ペインティングに留まらず具体的な空間表現にも挑戦し、アジア圏で人気の高まりつつある安藤万実、長亭ギャラリー展2021で優秀賞を受賞した林果林、CAF賞2021入選作家の工藤時生、HRD Artist Labelが注目する気鋭のアーティスト、新海至人、田村勇太の8名です。 特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/29465-1422381012.html 販売について 銀座 蔦屋書店店頭にて、10月22日(土)11:00より販売いたします。※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。 参加作家プロフィール(順不同) 丸山純奈 Junna Maruyama1999年埼玉県生まれ女子美術大学短期大学部専攻科修了「自分とは何者か」をテーマに豊富な色彩で異質なキャラクターと世界観を描いている。昨年9月には、上海の宝龍美術館にて、同美術館史上最年少での個展「神迎」を開催した。 金田涼子 Ryoko Kaneta1991年茨城県生まれ横浜美術大学卒業神や自然現象など人知を超えた存在を大小様々な女の子たちを描くことにより表現している。近年では日本の土着的な文化や日常的な気配などをテーマとした作品を多く制作。作品制作のほか、2012年から「199X」展のキュレーションも行っている。 Yokoteen香川県坂出市生まれ2010年頃から独学で油絵を学ぶ2015年から制作を続けている「FRIENDSINPARADISE」シリーズでは、動物をモチーフにしたキャラクターを描いている。作品の各キャラクターは、地球上のさまざまな人種や価値観を表現し、平和、協力、多様性などのメッセージを含んでいる。国内での展示のほか、パリや台湾といった海外のグループ展に多数参加している。 安藤万実 Mami Ando少女をモチーフに抽象画を多く描いていたが、近年は顔の表面と内面との差の極端な複雑さに興味を持ち、抽象的な空間とキャラクター状の顔があるペインティングを制作している。さらに、具体的な空間表現にも挑戦している。作品が中華圏で高評価を得ている。 林果林 Karin Hayashi1998年東京都生まれ東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業シンプルな色彩とペンシルで描かれたモチーフを組み合わせたシュールな世界観を得意とする。その世界観には常に絶望的な何かを秘めて制作している。 新海至人 Yukito Shinkai1996年 東京都生まれ 東京都在住2022年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業様々な距離を憶測させる他者像を描いている。シューゲイザーが音を歪め、歌詞を囁いたように、像を歪め、何かを囁くような絵画を作りたい。草月流いけばなを習っていた経験が抽象性や身体性に影響しており、オタク文化、ニューペインティングなどがイメージとして現れている。...
中国の電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD)がインド事業の拡大を積極化している。中国メディアなどによると、足元ではインドに第2工場の設立を検討しているという。拡大するインドの電気自動車(EV)市場をにらみ、インドでのEV普及促進に向けてエコシステムを構築する考えだ。今年7月に日本市場への参入を発表するなど海外事業を拡大するBYD。他国に比べて市場環境が複雑なインド市場で事業の行方が注目される。 ■インド市場開拓を推進 BYDはインド市場の開拓を着々と進めてきている。2018年にEVバスの「K9」を投入。インド市場で初のEVバスとなり、これまでに11都市で800台以上を販売している。乗用車では今年2月初めに「e6」を正式に投入。第一弾として30台が納車された。同車両のインドでの販売価格は296万ルピー(約25万元)で、主に、配車サービス用車両のリースとして使用されている。インドでの「e6」の販売台数は500台を超えており、インド21都市に24カ所の販売拠点を展開。今年末までには53カ所に拡大する計画だ。さ「e6」の普及を進めるにあたっては、BYDの自社開発のリチウムイオン電池「刀片電池(ブレード・バッテリー)」を搭載していることを重点的にアピール。自社開発電池の搭載を売りにしている格好だ。 さらに、このほど電動SUVの「ATTO3」(中国国内の名称は「元PLUS」)を投入すると発表。2023年1月から納入を開始し、第一弾は500台を売り出す計画を明らかにした。BYDは来年、インドで「ATTO 3」と「e6」を1万5,000台を販売する計画。同時に、「e6」のインド組立工場の年間生産能力を現在の1万台から1万5,000台に拡大する計画だ。 ■拡大するインドの自動車市場 こうしたBYDのインド市場開拓の背景には、インドのEV市場の拡大期待がある。 インドの9月の乗用車卸売販売台数は前年同月比で倍以上の増加となっている。うち、1位のマルチ・スズキの販売台数は前年同期比135%増の14万8,400万台を記録。インド地場の自動車最大手のタタ・モーターズの販売台数は、前年同月比95%増の4万7,654台となり、3位にランキングしている。 自動車の電動化が進む中、今後はEVの市場拡大に期待が寄せられている。タタ・モーターズは9月に3,655台のEVを販売。同社経営陣は、EV市場は2023年度(22年4月~23年3月)の第2四半期(22年9月~11月)は需要が強いとしている。実際、前年度のインドのEVの年間販売台数は2万3,000台程度にとどまっていたが、今年度は4~9月期だけで2万5,000台を突破している。 BYDインドの経営陣もインドのEV市場について、「2030年までにEV普及率が25~30%に高まる」と予想。そのうえで、BYDのインドのEV市場でのシェアを30年までに40%に拡大するとの目標を打ち出している。 無論、他国に比べて、より複雑な環境などインド市場拡大にあたって懸念もある。実際、長城汽車は先に、インドで10億ドルを投じてGMのインド工場を買収。長城汽車の傘下ブランドの製品を現地生産する計画を立て、両社は2020年後半の完成を見込んでいた。しかし、インド当局の認可が下りず、2年以上の延期の末、長城汽車は今年7月にこの買収計画を断念した。 BYDはこのところ、海外事業を拡大。ノルウェー、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、ブラジル、コロンビアなどの市場に参入し、今年7月には日本市場への参入を発表した。さらに、9月にはドイツを含むEU市場に投入するEVのモデルを発表。また、タイに新工場を建設して2024年から年間15万台を生産する計画も明らかにしている。海外事業拡大を積極化するBYD。海外事業の一環としてインド事業がどのように進むのか注目される。
中国の9月の自動車販売は、購入税減税といった政策支援を追い風に拡大が続いた。中国汽車工業協会によると、9月の中国の自動車販売台数は前年同期比25.7%増の261万台。前月比では9.5%増加した。中でも、新エネルギー車(NEV)は70万8,000台と、前年同月比で93.9%増を記録している。 ■NEVのシェアは27%に 1~9月の累計ベースの自動車販売台数は前年同期比4.4%増の1,947万台。伸び率は1~8月に比べて2.7ポイント拡大した。うち、NEVの販売台数は同110%増の456万7,000台。9月時点でNEVの販売台数が自動車販売全体に占めるシェアは27.1%に達した。 商用車は前年を下回って推移している。9月の商用車販売台数は27万9,000台。前年同月比で12.5%減だった。1~9月累計販売台数は248万4,000台で、前年同期比34.2%の減少となっている。 1~9月の企業別の販売台数のトップは比亜迪(BYD)で、前年同期比で約160%増となっている。 ■自動車輸出、1~8月はドイツを抜いて世界2位に 自動車輸出も堅調に推移している。9月の自動車メーカーの輸出は前年同月比73.9%増の30万1,000台で、高い伸び率を維持している。うち、NEVの輸出は前年同月比100%以上の5万台に拡大した。 1~9月の累計ベースの輸出台数は前年同期比55.5%増の211万7,000台。うち、NEV輸出は同100%以上増加の38万9,000台に伸長している。 中国税関総署の統計によると、1~8月の中国の自動車輸出は191万台を記録。ドイツを抜き、日本に次ぐ世界2位に浮上した。輸出台数の増加に加え、中国の自動車輸出の平均価格も上昇し、1.29万米ドルから8月には1.89万ドルに上昇している。 ■消費促進策などが引き続き追い風 中国汽車工業協会は、今後の自動車市場について「景気の安定や消費促進政策が引き続き追い風となり、第4四半期の自動車生産・販売は高い伸びを維持する」と予想。NEVの販売、自動車輸出は引き続き高い伸びを示し、通年の自動車市場は安定成長という目標を達成できるだろう」との見方を示している。
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