京劇の臉譜と中国茶道、それに和菓子を頂く中日匠心文化交流イベントが上海で開催
東方網4日付:京劇の臉譜や中国茶道を披露し、日本の和菓子も頂く中日匠心文化交流イベントが3日、上海虹橋海外貿易センターで開催された。イベントは一般社団法人日中科学技術文化センター上海代表処の主催、日本NPO法人日中学術文化交流センターの共催で開かれ、中日双方の伝統文化の伝承と革新や相互文化の融和などめぐって交流を行った。
会場では臉譜アーティストの孫国康さんが、日本の和菓子アーティストの三堀純一さんと協力してパフォーマンスを披露。孫さんが三堀さんの顔に京劇と歌舞伎を組み合わせた臉譜「中日梨園神韵譜」を描いて、一つの臉譜に中日両国の文化や美学を表現すると、続いて三堀さんは和菓子の技法である練り切り、菊切り、彫画などを披露して、和菓子芸術の美を披露した。
また、茶藝師の大高勇気さんが20年間中国茶を学び、茶道を研究してきた経験を参加者に講演した。大高さんは2002年に中国に来て広州の中山大学で中国語を学んだあと、中国茶に惹かれて20年間中国茶の産地を歩き回った。そして日本中国茶交流協会を設立し、茶藝師を6000人以上育成したと述べ、「私は一生これを続け、中国茶を伝承していきたい」と話した。
大高さんの講演後、弟子の一人である寺田暖子さんが中国茶道を披露した。会場の参加者は中日文化を学び体験しながら、和菓子とお茶を楽しんだ。