アリババ、「2022年天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル」⽇本メディア向け説明会を開催

中国市場での消費トレンドや日本企業にとっての事業機会、新たな物流ソリューションについて紹介

アリババグループ(以下「アリババ」)は 11 ⽉ 4 ⽇(⽊)、天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル(以下、「天猫ダブルイレブン」)の⽇本メディア向け説明会をオンライン開催しました。

 今年で14回目となる天猫ダブルイレブンには、290,000以上のブランドが参加し、1,700万以上の商品が出品されています。アリババグループバイスプレジデント兼アリババ株式会社代表取締役社長CEOの岡田聡良は、ビデオメッセージの中で、「初回は約30社でスタートしたダブルイレブンですが、今年は290,000ブランド参加のイベントとなるまで成長しました」と14年間の成長の軌跡を振り返り、「グローバルの経済では様々な不確定要素があるなかでも、中国市場は依然として世界の中でも重要なマーケットと捉えている」と、中国消費市場の力強さと魅力を訴えました。また、日本ブランドの重要性については、「中国消費者からの評価も高く、ブランド誘致において、日本は常に世界でも最重要な地域となっている」と述べました。

 当該説明会ではまず、アリババの越境ECプラットフォームであるTmall Global ジャパンの事業開発部長、劉耘岐(リュウ・ユンチー)が、中国消費市場におけるトレンドと日本企業の事業機会について紹介しました。コロナ禍における巣ごもり生活や健康意識の高まりを受け、家庭で楽しむことができるゲーム機やVR機器、おうちSPA用品、ワイン・ウイスキー、コーヒー、OTC医薬品、特定保健用食品、マルチビタミンなどの商品が中国消費者から人気を博していると述べました。

  越境ECの分野において人気を集めている商品カテゴリーは、未病・予防・ヘルスケアやエージングケア関連であり、特に幅広い世代に向けたサプリメントなどの売れ行きが好調です。劉は、今回の天猫ダブルイレブンで越境ECにおいて開始した「第4食(通常の1日3食に加えてサプリメントによる栄養補給を行うこと)」という新企画を紹介、タオバオアプリで「第4餐」と検索すると、家族ひとりひとりの年代別におすすめの栄養補助食品・サプリメントを提案されることを説明しました。

 日本ブランドのサプリメントも中国で高い注目を集めています。今年初めて天猫ダブルイレブンに参加した日本企業「SUPALIV(スパリブ)」は健康的な飲酒習慣を促進し、アルコール代謝を助けるサプリメントの開発と販売を行っており、今回の天猫ダブルイレブンの予約販売期間中(北京時間10月24日 午後8時~10月31日 午後8時)には、通常を大きく上回る販売額を記録しました。また、最近の腸活ブームを追い風に、日本の乳飲料メーカーのプロバイオティクス商品も中国消費市場で人気を博しており、着実な成長を遂げています。

  Tmall Globalは、新消費トレンドの醸成の場と機会の提供、マーケティング戦略やサプライチェーン強化により、今後3年間で1,000以上の海外ブランドの売上が1,000万元(約2億円)を超えるよう支援を続けるという発表しています。

アリババの物流ソリューション事業であるツァイニャオ ジャパンの事業開発部長、大山廣貴は2022年天猫ダブルイレブンにおいて導入された5つの物流ソリューションを紹介しました。それらは、①長距離輸送と自社直営の保税倉庫スペースの拡充による輸送時間短縮とコスト削減、②通関申告のデジタル化による通関プロセスの効率化、③24時間365日稼働の保税倉庫の稼働による在庫管理の負担軽減、④主要都市における専門保税倉庫設置による商品出荷の効率性向上、⑤保税倉庫内でのライブコマース・ブース設置による迅速な出荷実現、です。

 アリババは自社の包括的なエコシステムと多種多様なサービスを活用し、今回の天猫ダブルイレブン以降においても引き続きマーチャントが安心して事業を行える環境を整備・提供し、マーチャントの成長を支えます。

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天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバルとは
加盟店と消費者がオンラインショッピングの価値について認識を深めるためのイベントとして、2009年にわずか27社のマーチャントの参加で始まりました。2022年天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバルの最新情報は特設ページ(https://jp.alibabanews.com/alibaba-2022-11-11-global-shopping-festival/)をご覧ください。

アリババグループについて
アリババグループのミッションは、『あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる(To make it easy to do business anywhere)』です。アリババグループは未来のビジネスインフラを構築し、102年(3世紀)以上続く良い企業を目指しています。

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