中国経済が世界の経済・貿易協力に広い空間提供=CCG報告書

2021年7月22日,甘粛省金昌市金川集団ニッケル製錬工場にロボット作業風景。(Cnsphoto) 

 中国のシンクタンク「全球化智庫(CCG:Center for China and Globalization)」は21日に北京で、「新たな発展の構図における中国の国際経済・貿易協力と展望」と題した報告書を発表し、「世界はデジタル経済、グリーン経済、インフラ整備、サービス貿易の面で幅広い協力の可能性があり、中国経済は世界の経済・貿易協力に幅広い余地を提供する」と指摘しました。

 同報告書は経済・貿易分野における中国の国際協力にフォーカスし、多国籍企業の中国での発展、国際貿易協定、国際貨物とサービス貿易、対外開放と協力プラットフォームなどの分野について、包括的、多面的、立体的に分析しています。国際経済・貿易分野を包括的に整理することによって、中外経済・貿易協力に関する新たな考え方、パラダイムと今後のチャンスを提起しています。また、中国が国際経済・貿易協力に深く参画することをめぐり、将来を見据えた視点から建設的な提言を打ち出しています。

 報告書は、「コロナ後において、中国経済は地域経済統合、デジタル経済、継続的な人材確保という三つのドライビングフォースを有しているとともに、多国籍企業にとって、効率、市場、資源、資産の面でも大きな魅力がある」と指摘しています。(玉華、坂下)

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