上海市都市封鎖による企業への影響~テスラ一時生産停止も大手半導体受託は生産継続

中国上海市で東西2つのエリアに分けて順番にロックダウンを始めたことによる企業活動への影響に注目が集まっている。

新型コロナウイルスの感染が急拡大している中国・上海市が市を東西に区切り順番に大規模なロックダウンを実施すると発表しました。CnsPhoto

中国メディアによると、テスラ上海工場は28日から4日間生産を停止。すでに従業員やサプライヤーに通知したという。テスラにとって中国は二大市場の一つで、上海工場で生産された自動車の半数以上は、欧州やアジアの国・地域に輸出されている。実際、中国乗用車協会によると、2月のテスラの工場の出荷台数は約5万7000台で、うち中国国内向けが2万3000台、輸出向けが3万3000台だった。

一方、半導体受託生産の中芯国際(SMIC)は、上海工場は正常に稼働していると発表。上海当局の指示に基づき、一定のエリア内での「封鎖式生産」が可能としている。

同じく半導体受託生産のTSMCは、当地の政府の防疫措置の下、上海工場に影響はないと発表。但し、人員アレンジや生産に影響はないものの、出荷に影響が及ぶ可能性はあるという。

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