JNTOやJATAなど日本観光機関も多数参加「こんにちは!中国―2023 『長江の旅情』 海外 プロモーションin日本」開幕式

6月12日、13日に中国文化センターにて「こんにちは!中国―2023「長江の旅情」海外プロモーション in 日本」が開催されている。主催は中外文化交流センター、湖北省文化と観光庁、江蘇省文化と観光庁、江西省文化と観光庁、中国駐東京観光代表処、東京中国文化センターが、後援は中華人民共和国駐日本国大使館、日本政府観光局 (JNTO)、公益社団法人日中友好協会、公益財団法人日中友好会館、一 般社団法人日本旅行業協会、一般社団法人全国旅行業協会など日中両国の旅行観光業及び民間団体が名前を連ねた。

12日午後には本イベントを記念した開幕式が行われ、日中旅行、観光、政府、民間関係など100名近くが参加した。

冒頭にヴァイオリン独奏、フルートと古箏のアンサンブル、古筝独創が披露され、本イベントのテーマである長江と関係する名曲『長江の愛』も披露された。

その後長江のプロモーション動画が放映されたのち、開幕式が正式にスタートした。

開幕式冒頭で放映された長江宣伝ムービー

冒頭は主催者側代表として、中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表は新型コロナ後初めてとなる長江をPRした大規模イベントの開催にあたり、主催者を代表して感謝の意を示したのち、本イベントのメインテーマである長江についての想いを述べた。長江は母なる川として知られており、数多くの伝統・古典文化を生み出し、歴史や自然も豊富で、現在でも絶滅危惧種が数多く生息する、まさに探索するに値する観光名所であるとPRすると共に、新型コロナウイルスによるパンデミック収束が宣言され、国際観光が世界中で復活されている中、日中間においても、今後もコロナ前と同様に文化と観光を通して日中両国の民間交流促進に力を入れていきたいと決意を語った。

中国対外文化交流センターの万鋌副主任は今回のイベントを記念した祝賀ビデオメッセージを通して、長江の中下流域にある湖北省、江西省、江蘇省の観光地の魅力を述べると共に、一衣帯水である日中両国の地理的、文化的接点に触れ、より多くの日本人に長江の魅力を存分に体験してもらい、いつか日本の人々が直接長江に来て舟下りや川辺の散策などを通して現地の景色を体験してもらいたいと述べた。

中華人民共和国駐日本国大使館文化部の陳諍公使参事官は、中華人民共和国駐日本国大使館を代表して本イベントの開催に対しての祝福を述べたのち、日中両国の共同撮影地に幾度も選ばれた長江について話した。最初は1980年に歌手のさだまさし氏が個人投資でCCTVと一緒に撮影したドキュメンタリー作品や90年代、2010年に撮影された長江関連作品、そして最近では再会長江を上映した竹内亮監督にも触れ、今後も長江記念イベントのように、日中両国の相互理解に寄与できるようなイベントを日本各地で開催し、両国の国民感情の改善に繋がってほしいと述べた。

日本政府観光局(JNTO)の笈田雅樹海外プロモーション部長は、自身の北京駐在時に重慶に行き長江を見たというエピソードを話し、個人観光客の受け入れを始めた日本としても、今後は両国間でどのように旅行したい人口を増やしていくことが大事だと述べた。

日中友好会館中国側代表理事である黄星原氏は、自身の故郷の近くに長江があるので元々非常に身近に感じていたと述べ、また中国側の各省が現在長江の優れた観光資源をアピールすることを狙っていると述べ、百聞は一見に如かずという言葉の通り、多くの人々に長江を訪れてほしいと述べた。

日本旅行業協会(JATA)の池畑孝治事務局長は、最近行った「今こそ海外!」キャンペーンに触れ、インバウンド促進のためには、一方的に日本へ来てもらうだけではなく、日本人も海外を訪れないと国際線の増便が難しいという現状を説明し、日中両国の往来を今後促進していくためにも、質の高く旅行を提供していかなければ難しいので今後も継続して勉強を続け、今までと違う中国へ日本人を案内したいと述べた。

主催者側、来賓側のスピーチが終了したのち、長江に関係する江蘇省、江西省、湖北省のPRが行われた。各省ごとの観光地や特産品のPRはもちろんのこと、長江に関係する観光地のprも行われた。

その後会場参加者の中で抽選会が実施された。抽選でパンダのぬいぐるみ、中国風ウェストバック、お茶セットのプレゼントが手渡された。

抽選会終了後、羅玉泉中国文化センター長は閉会の挨拶上で、長江のビデオや各省の紹介を見て思い出した毛沢東主席の詩を紹介した。また、長江を通して5億人近い中国人が育ってきた、この母なる長江への思いと、30年前に流行った長江のメロディの思い出を語った。また最後に、今後は中国文化センターや中国駐東京観光代表処とコラボし、単純なプロモーションだけではなく、多方面で満足した観光ルートを開発したいと決意を述べた。

会場内には長江に関係する写真が数多く展示されている。会期は明日までとなっているので、興味のある方はお早めに。

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