「変わるまで、続ける」をテーマに“多様な社会の実現”へ。アジア最大級の「“性”と“生”の多様性」を祝福する祭典「東京レインボープライド2023」開催!

4月22日(土)・4月23日(日)の2日間、代々木公園にて開催。キービジュアルを手掛けるのは世界で活躍するアーティスト・Maaya Wakasugi氏。

特定非営利活動法人 東京レインボープライド(共同代表理事:杉山文野、山田なつみ) は、アジア最大級のLGBTQ関連イベントであり「“性”と“生”の多様性」を祝福する祭典「東京レインボープライド2023」(以下、TRP2023)を、4月22日(土)~4月23日(日)に代々木公園にて開催します。プライドフェスティバルは両日、プライドパレードは4月23日(日)に実施します。

Maaya Wakasugi氏が手掛けたキービジュアルMaaya Wakasugi氏が手掛けたキービジュアル

2022年の開催の模様2022年の開催の模様

  • 【今年のテーマは「変わるまで、続ける」。キービジュアルはアーティストMaaya氏が揮毫】

東京レインボープライドは、2012年よりLGBTQ当事者並びにその支援者(Ally)と共に「“性”と“生”の多様性」を祝福し、つながる「場」を提供するべく、東京・代々木公園にて「プライドパレード&プライドフェスティバル」を開催してきました。

2022年は3年ぶりに代々木公園にて開催し、新型コロナウイルス感染症対策のため人数制限しながらではありますが、のべ66,949人を動員しました。リアルな場で「つながる」ことで、改めて、自分らしさを持つことの大切さや互いの個性を尊重し合うことの大切さを実感できる場となりました。

東京レインボープライドは2022年に10周年を迎えました。毎年多くの方にご参加いただき、一人ひとりが様々な形で声をあげてきました。 LGBTQをはじめ、ダイバーシティ、インクルージョンの考え方が広まり、社会が大きく変化する一方で、他の先進国に比べLGBTQに関する法整備が進んでいないなど、日本ではまだまだ解決できていない課題も多くあります。そのような状況下でわたしたちにできることは、どんなときも「諦めずに変わるまでやり続けること」だと考えました。そんな強い思いを込めた「変わるまで、続ける」をテーマに、2023年も代々木公園にて開催いたします。

今年のキービジュアルは、フランスを拠点に世界で活躍しているアーティストMaaya Wakasugi氏に揮毫していただきました。「明るい未来に続く虹」を、日本で古くから愛され、縁起のいいアイテムとされている扇で表現。テーマである「変わるまで、続ける -Press on till Japan changes. -」を滲みとカスレで軽やかに表しています。

TRP2023では、LGBTQだけではなくすべての人が公平で、そして幸せに暮らせる社会があるべき未来の姿であると考え、「多様な社会の実現」に向け本イベントを開催してまいります。
※開催にあたっては、東京都のガイドラインに従い、感染症対策を行った上で運営をします。

  • 【東京レインボープライド2023 開催概要】

正式名称  :東京レインボープライド2023(TOKYO RAINBOW PRIDE 2023)
期間    :2023年4月22日(土)〜4月23日(日)
場所    :東京都渋谷区代々木公園イベント広場、他協力施設や公共スペース
参加費   :プライドパレード&プライドフェスティバル 入場無料
      (他のプログラムは、施設入場料およびプログラム有料)
主催    :特定非営利活動法人 東京レインボープライド
提携メディア:InterFM897、COURRiER JAPON

  • 【イベント概要】

▼4月22日(土)・4月23日(日)「プライドフェスティバル」
時間:11:00〜18:00
場所:代々木公園イベント広場&野外ステージ
※タイムスケジュール等の詳細は、3月下旬に配信予定のプレスリリースにてお知らせいたします。

▼4月23日(日)「プライドパレード」
時間:13:00スタート(予定)
場所:渋谷〜原宿
※コース等の詳細は、後日発表いたします。

  • 【参加方法】 開催にあたっては、東京都のガイドラインに従い、感染症対策を行った上で運営をします。

▼プライドフェスティバル
代々木公園イベント会場とステージ観覧エリアへの入場方法については、3月下旬に配信予定の
プレスリリースにてお知らせいたします。

▼プライドパレード
4月22日(土)・23日(日)のイベント両日、会場内にあるプライドパレード専用の受付ブースにて参加受付を行います。プライドパレードへのご参加は受付いただいた方のみがご参加いただけます。

※今年は主催者である東京レインボープライドからの事前受付はございません。
※プライドパレードには主催者以外にも様々な団体が出展いたします。
 出展団体によっては参加方法が異なるので、詳しい情報はWEBサイトに順次公開いたします。

  • 【メインビジュアルを手掛けたMaaya Wakasugi氏より】

初めて東京のプライドパレードに参加したのは1996年。沿道を緊張と喜びで行進したことを、昨日のことのように覚えています。その後27年。G7でLGBTに関する法整備がないのは日本だけ。フランスに住んでいると、世界を見回してみると、この違いに驚きを隠せません。日本のLGBTQ+の現在の状況が好転する事を祈念して、テーマである「変わるまで、続ける」、縁起の良い虹色の扇を揮毫いたしました。

Maaya Wakasugi氏 / ©Gilles BassignacMaaya Wakasugi氏 / ©Gilles BassignacMaaya Wakasugi 書道家 / アーティスト
1977年岡山県生まれ。
6歳より書道を始め、17歳で個展開催。書の名門・大東文化大学 中国文学科を卒業。古典的な書のスタイルにとらわれないモチーフ選びや芸術性の高い表現が世界的に評価されている。NY ART EXPO (New York)、 NEXT STEP BIENNALE (Paris)に出品。ニューヨーク近代美術館でパフォーマンス。2017年にはNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』の題字を揮毫。
現在フランスのボルドー在住。

  • 【TRP2023のテーマとステートメント】

変わるまで、続ける

つながることで課題を可視化し、より良く変えていこうと、
1人ひとり、一つひとつの積み重ねでここまできた。

しかし、女性の社会進出は進んでも男女格差はちぢまらない。
働き方や生活様式が多様化しても、自らの苗字は選択できない。
障害があることによる不平等や格差も思うように埋まらない。
これだけダイバーシティの大切さは広まっても、
インクルージョンが足りていない。

LGBTQもまた同じく、言葉の認知度は間違いなく上がったけれど、
当事者の置かれる状況はさほど変わらない現実がある。
いじめ、差別、偏見。かき消される声なき声。
パートナーシップ制度は広がっても婚姻の平等は実現しない。

目まぐるしく変わる世界の中で、日本は変われるのだろうか。
課題がはっきり見えてきた今だからこそ、
変えられないもどかしさが募る。

今、改めて声をあげよう。
私たちはここにいる。
24時間365日、あらゆる世代のあらゆる場所に。
これまでもこれからも、共に生きていることを。

景色が変わるまで、続けよう。
多様な誰もが公平に、そして幸せに暮らせる未来のために。

Press on till Japan changes.

We have come this far one person at a time, one by one.
We’ve re-connected with each other, so we can see the issues and change them for the better.

Yet, the gender gap has not narrowed despite the advancement of women in society.
Even though there is now a rainbow of different types of families, individuals still cannot choose their own surnames.
Inequalities and disparities experienced by those with disabilities remain even now unresolved.
Even though the importance of diversity is now widely understood, inclusion continues to be lacking.

The same is true for the LGBTQ community. Although the word has definitely gained recognition,
our reality is that our situation has not changed that much.
Bullying, discrimination, prejudice still exists. Our voices are drowned out.
The partnership system has expanded, but marriage equality has yet to be granted.

Can Japan really change in this rapidly changing world?
It is precisely because we can now see these issues clearly that we feel frustrated at the stagnation.

So now is the time to raise our voices once again.
Tell them we are here to stay.
24 hours a day, 365 days a year, in every generation, in every place.
That we have been and will continue to live together.

Let’s keep marching on until the landscape changes.
For a future where everyone of all diversities can live equitably and happily.

  • 「東京レインボープライド」とは

性的指向および性自認にかかわらず、すべての人が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指し、イベントを通してLGBTQ当事者並びにその支援者(Ally)と共に、「“性”と“生”の多様性」を祝福し、つながる「場」を提供します。

TRP公式HP:https://tokyorainbowpride.com/
TRP公式YouTubeチャンネル「TRPチャンネル」:https://www.youtube.com/c/TokyoRPride/
TRP公式Twitterアカウント:https://twitter.com/Tokyo_R_Pride
TRR公式Instagramアカウント:https://www.instagram.com/tokyo.r.pride/

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