年々明月下、相約す「水の趣江蘇」が江南の秋景色を再び披露
10月4日から5日にかけて、悠久の歴史ある難波宮跡にて、第17回大阪中秋明月祭が大々的に開催された。
うららかな秋の10月、明月に心を託す。10月4日から5日にかけて、悠久の歴史ある難波宮跡にて、第17回大阪中秋明月祭が大々的に開催された。関西地区の中日友好イベントの定番である中秋明月祭は、2009年から10数年に及ぶ時を大阪市民と共にしてきたもので、両国の人々が祝日の喜びを共有し、友情を深める重要な舞台となっている。このイベントに今年、江蘇省は「水の趣江蘇」ブランドを携えて華々しく登場、これまで通りの情熱とイノベーションで、東方の水郷の独特の味わいを表現した。

江蘇は大阪中秋明月祭にこれまで何年も連続で参加、日本の人々と一緒に伝統的祝日を祝い、さらに多くの関西の人々に江南の水郷が持つ詩意ある風景と文化的背景を伝え、また、中日両国民の心が通い、文化が互いに融合する様子を見届けてきた。今年の江蘇省は大阪総領事館が陣を構える中心エリア、人の流れが集中する箇所にブースを構え、「ダブルテーマ」である「江南の山水 夢の江蘇 あなたと輝く」と「月下江南・この世の絶景」を大筋として、日本の人々を月明り照らす江南秋の風景へと招待した。
江南の秋景色が大阪へ 文化の交流で増す温もり
ブースは昔の中秋の習俗である「走月亮」(踏月)の習俗をモチーフに、明孝陵の石象路、鐘山風景区、蘇州天平山、揚州痩西湖五亭橋などの中秋の絶景を溶け込ませることで、「月下、秋の景色を鑑賞する」という祝日の雰囲気を作り出した。展示陳列エリアでは、江蘇各地の優れた文化クリエィティブ産品が地域文化を脈絡として配列され、蘇州団扇子、揚州絨花、南京剪紙、塩城髪繍、南通藍印花布など、どれも江蘇無形文化遺産技芸を受け継ぐ作品となった。インタラクティブ体験エリアでは、江蘇の特色ある2大無形文化遺産である宮灯制作と漆扇制作に焦点をあて、日本の来場者に向けて「江蘇の中秋文化を身をもって伝承する」というディープな光景を打ち出した。宮灯制作体験は南京秦淮宮灯百年技芸を拠り所に、材料から工芸に至るまで江蘇の特色を余すところなく表現。漆扇制作体験は無形文化遺産揚州漆芸を背景に、現地の生漆、螺鈿を材料として、江南の中秋の文様を融合、月に映える螺鈿、上品で温かみのある揚州漆扇の地域的特色をありありと表現した。


大阪観光局溝畑宏理事長と大阪観光局万博・IR推進室凌雲翔課長代理

中秋明月祭大阪2025実行委員会王天佐委員長

東京華僑総会陳隆進会長

大阪華僑総会趙知理会長


文化融合の新たな頁で世界へと向かう「水の趣江蘇」
明月の輝きのもと、中日両国の文化の共鳴は再び続く。中国の重要な文化と観光の土地として、江蘇は日ごとに多彩になる国際交流の舞台で、「水の趣江蘇」の物語を世界のさらなる隅々へと伝えていく。また、江蘇は豊富な交流形式を引き続き保ち、民間相互交流の不断なる深化、友好協力の新たな空間の開拓を通じて、祝日の喜びのなか、さらに多くの日本の人々に江南の雅な趣と中国の温もりを感じてもらいたい。そして、これからも江蘇は開放と包容の態度で世界各地の友人と手を携え、明月を共に愛で、美しさを共有し、山海を越えた友情を永久に保っていく。





