第18回「漢語橋」世界中高生中国語コンテスト日本大会が盛大に開催 ~中国語を学ぶ全国の中高生が熱弁~
2025年6月14日、東京・浜離宮朝日小ホールにて、第18回「漢語橋」世界中高生中国語コンテスト日本大会が盛大に開催されました。本大会は、中華人民共和国駐日本国大使館が主催し、公益社団法人日本中国友好協会が実施。小米技術日本株式会社、HSK日本実施委員会、学研CCレッスンの後援のもと、中国語と中国文化に情熱を注ぐ中高生たちがその実力を競い合いました。
今年の大会には、全国から選抜された10名の中高生が出場。出場者たちは中国語スピーチ・中国知識問題・中国文化芸能披露の三部門において、日頃の学習成果を存分に発揮しました。スピーチでは、それぞれが自らの体験や中国文化への想いを中国語で力強く発表し、質疑応答では即興力が、中国文化芸能披露では多彩な文化表現力が問われました。

中国知識問題に回答する選手たち

中国ゴマ ディアボロを使った文化披露

ギターを使った中国の曲の弾き語り
開会式には、主催者側代表として中華人民共和国駐日本国大使・呉江浩氏、実施団体代表として日本中国友好協会会長・宇都宮徳一郎氏、他にも来賓として外務省アジア大洋州局中国・モンゴル第一課課長補佐の古谷桂子氏などが参加。若者同士の相互理解と友好の重要性を強調し、会場は熱気に包まれました。

中華人民共和国駐日本国大使館特命全権大使 呉江浩氏のスピーチ

公益社団法人日本中国友好協会会長 宇都宮徳一郎氏のスピーチ
最優秀賞に輝いたのは、国際基督教大学高校2年の上田ゆうなさん。彼女のスピーチでは、幼少期に北京で過ごした日々や、言葉の壁に戸惑いながらも中国での生活を通じて内向的だった性格が変わっていった経験が語られました。自分自身の変化と中国との深い結びつきを誠実な言葉で表現し、聴衆の心を打つ感動的な内容となりました。

優勝した上田さんのスピーチの様子
審査には語学教育や中華文化に精通した専門家が参加し、発音・内容・表現力などを総合的に評価。表彰式では上田さんに世界大会への出場権が授与され、出場者全員に賞状と記念品が贈られました。

表彰式の様子
大会後には来賓や審査員、参加者との記念撮影が行われ、和やかな雰囲気の中で閉幕となりました。「漢語橋」は、単なる語学コンテストにとどまらず、中国語を学ぶ日本の若者たちが集い、今後切磋琢磨していく友人を作り、日本と中国の間の架け橋となる人材を育成するプラットフォームとして、今後もその役割を果たしていくことでしょう。

参加者と来賓による集合写真