「山は高く 河は長し——周恩来と中日友好史料」特別展が日本で開幕 偉大な外交開拓者に敬意を表す
10月29日、「山は高く 河は長し——周恩来と中日友好史料」特別展が健図(東京)文化センターで開幕した。この展覧は中共一大(第一回代表会議の略称)記念館が初めて海外で開催する展示会で、周恩来が日本の各界と築いた友好交流や深い友情を示す歴史的な資料、映像が並び、日中国交樹立までの歩みを改めて振り返る内容だ。周恩来総理と日本の人々が日中友好の発展に尽力した偉大な貢献が紹介され、日中友好の重要性と両国のさらなる文化交流を目指す意義を伝えている。
「周恩来は光輝で不朽の名前だ」と中共一大記念館の副館長・周峥は主催者代表として語り、本展の目的を、日本の人々を含む幅広い層に、日中関係正常化に尽力した周恩来と日本各界の歩みを知ってもらい、互いの理解と信頼を深める契機にすることだと述べた。日中関係樹立の初心を忘れず、文化交流と友好関係のさらなる発展に向けての努力を続けたいとし、本展を通じて新たな文化交流の場を築き、中国共産党の国際的イメージを発信し、現代化を進める中国の姿を広く紹介したいと語った。
周恩来の姪孫である周蓉氏は、彼女が提供した展示品——周恩来の着用したコートや、父が執筆した『我的七爸周恩来』について紹介し、周恩来の「温かさ」と人間的な魅力を日本の人々に感じてもらうことで、両国の友好を深める文化の架け橋にしたいと語った。
また、中国駐日大使館郭軍参事官は、今回の展示が周恩来総理の偉大な人生への敬意と日中友好関係発展の深い記念であると述べた。周恩来は民間交流を重視し、両国民の信頼と協力を推進する外交方針を掲げた偉大な外交官であり、日中友好関係の先駆者だったとし、展示されている貴重な史料が日中の友情を証し、周恩来が日中関係に果たした貢献を伝えるものだと強調した。
公益財団法人日中友好会館小川正史理事長も、周恩来総理の高潔な人格と、日中関係正常化への貢献に敬意を表し、本展の開催が新時代における日中関係発展に意義を持つと述べた。
潘敏中共上海市委宣伝部副部長兼任映画局局長、中国駐日大使館郭軍参事官、周恩来の親族周蓉氏が本展の開幕を祝して掲幕式を行った。展示に関わる日本の団体や学校の代表も招かれ、これらの物語を通じて今後の協力と交流が期待される。
本展は中共一大記念館が主催し、上海健図文化集団、東京健図置頂株式会社、上海市翔宇公益基金会が協力、健図(東京)文化センターが会場運営を担い、中国駐日大使館と日中友好協会が後援する。日中友好会館の中国黄星原代表理事、日本周恩来平和研究所王敏所長も開幕式に出席した。
展示期間:2024年10月29日~11月8日
会場:健図(東京)文化センター 1階 健図美術館(東京都新宿区納戸町26-8)
開館時間:10:00~18:00
入場無料