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クーばあちゃんの魔法の花空間 ~庫淑蘭切り絵展~ 0

日中友好会館主催・協力展『クーばあちゃんの魔法の花空間 ~庫淑蘭切り絵展~』が2023年9月22日(金)から11月5日(日)まで開催

 日中友好会館美術館では、2023年9月22日(金)から11月5日(日)まで、日中平和友好条約締結45周年を記念する第二弾の展覧会として「クーばあちゃんの魔法の花空間 ~庫淑蘭切り絵展~」と題し、中国陝西省美術博物館から届いた庫淑蘭(クー・シューラン 1920-2004年)の切り絵作品70点を展示紹介します。
 「切り絵の女神」と呼ばれる庫淑蘭は、中国の芸術家として初めて、ユネスコより「民間美術工芸の巨匠」の称号を授与された人物です。およそ20年前に亡くなった彼女を私たちは親しみをこめて「クーばあちゃん」と呼んでいます。

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「~珠璧交輝~ 清代木版年画+UKIYO-E」日中友好会館美術館(東京都文京区)にて2022年9月23日(金)~11月20日(日)

中国文物級の清代木版年画26点、日本が世界に誇る浮世絵52点、華麗な日中版画文化の共演!  日中友好会館は、日中両国政府の合意に基づいて創設されました。文化交流をはじめ、青少年交流、留学生寮や語学学校の運営などの事業を幅広く展開し、日中両国の民間交流の拠点となっています。 日中友好会館美術館は、日中友好会館の文化活動の一環として1988年に開館して以来、中国の伝統工芸や書画、現代アートなど多彩でオリジナリティある企画展を意欲的に開催しています。 2022年は日中国交正常化50周年の節目の年にあたります。これを記念して、日中友好会館美術館では、2022年9月23日(金)から11月20日(日)まで、日中国交正常化50周年記念展PartⅢ「~珠璧交輝~ 清代木版年画+UKIYO-E」を開催いたします。 本展は、北京にある中国美術館の貴重な清代木版年画コレクション26点、川崎・砂子の里資料館の斎藤文夫コレクションより珠玉の浮世絵全52点、日中版画が一堂に会する展覧会です。※珠璧交輝(しゅへきこうき)は中国の四字熟語。真珠と玉璧が交わり輝く=優れた両者が互いを引き立たせ合う意。 ~本展の一押しポイント~清代木版年画+浮世絵…日中版画が一堂に会する、類をみないスペシャル企画!!  日中友好会館美術館では、日中国交正常化50周年を記念して、中国の貴重な清代木版年画26点、日本が世界に誇る浮世絵52点(前期・後期26点ずつ展示)を無料公開いたします。 浮世絵が庶民の間で流行した日本の江戸時代と華麗な文化が花開いた中国の清代。同時代に発展を遂げた日中版画が一堂に会する展覧会は、これまでにほぼ類をみないスペシャルな企画です。 中国では日本よりも以前に多色刷りの版画技法が確立されており、中でも版画の主要産地であった江蘇省蘇州から「姑蘇版(または蘇州版)」と呼ばれる版画が長崎を経由して日本に多く伝わりました。こうした、中国の優れた版画を通じて、日本の浮世絵は風俗画や西洋の遠近法などを学び取り、独自の発展を遂げていきます。 互いに庶民の生活を写し取った、日本の浮世絵と中国の清代木版年画を並べてみると、両者には”共通点”もあり、それぞれの国民性を色濃く反映した”特色”もみてとれます。 芸術の秋、浮世絵と清代木版年画の”日中版画文化の華麗な共演”を是非お楽しみください! ■■開催概要■■展覧会名:日中国交正常化50周年記念展PartⅢ「~珠璧交輝(しゅへきこうき)~ 清代木版年画+UKIYO-E」会  期:2022年9月23日(金)~11月20日(日)     《前期》9月23日(金)~10月23日(日) 《後期》10月25日(火)~11月20日(日)     ※浮世絵は、作品保護のため、前期と後期で展示替えを行います。主  催:公益財団法人日中友好会館、中国美術館特別協力:公益社団法人川崎・砂子の里資料館後  援:中華人民共和国駐日本国大使館、中国文化センター、公益社団法人日本中国友好協会、日本国際貿易促        進協会、一般財団法人日本中国文化交流協会、日中友好議員連盟、一般財団法人日中経済協会、一般社     団法人日中協会会  場:日中友好会館美術館(東京都文京区後楽1-5-3)開館時間:10:00~17:00(ただし、9/30、10/14、10/28、11/11は20:00まで開館)休 館 日:月曜日入 館 料:無料アクセス:https://jcfcmuseum.jp/access/     JR総武線、地下鉄東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」駅A1出口より徒歩7分     地下鉄丸ノ内線「後楽園」駅より徒歩10分本展URL:https://jcfcmuseum.jp/events/event/2022-19/  ■■本展みどころ■■ 浮世絵が庶民の間で流行した日本の江戸時代。華麗な文化が花開いた中国の清代。本展では、同時代に発展した木版画を「人物」「芝居」「風景・遊楽」の3つの共通テーマに沿って掘り下げていきます。 清代木版年画年画の主要産地である天津市楊柳青、江蘇省桃花塢、山東省濰坊、山東省平度、四川省綿竹、河北省武強から全26点。画像の全ての清代木版年画作品は中国美術館所蔵 ©2022 中国美術館浮世絵鈴木春信、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川国芳、鳥居清長をはじめ錚々たる絵師17名の全52点。画像のすべての浮世絵作品は公益社団法人川崎・砂子の里資料館所蔵 ©2022 川崎・砂子の里資料館*作品保護のため、会期中盤に浮世絵の展示替えを行います。*前期/後期 26点ずつ展示。 第一章「人物」《美人》  琵琶を抱く女性の傍らの円卓には花瓶、陶磁器の茶碗などが置かれている。優雅な色遣い、華麗な服飾品、中でも、女性の顔立ちの描写は秀逸で、唇に施された朱砂、薄くさした頬紅が、女性の身分の高さと上品さを見事に表現している。 第一章「人物」《婦人と子供》 第一章「人物」《歴史・物語の人物》 「遊園驚夢」は、元の時代の劇作家である湯顕祖の『牡丹亭』の有名な一節。主役の杜麗娘が下女の春香と庭を散歩している途中で居眠りをし、夢の中で柳の枝を持った少年と出逢う。杜麗娘は夢の中の少年を忘れられずに病で命を落としてしまう。一方、柳夢梅は美人画を拾い、夢の中で杜麗娘と出逢って彼女を生き返らせ、二人はついに夫婦になったというロマンチックな物語。この作品に描かれているのは杜麗娘と柳夢梅が夢の中で出逢う場面。二人の隣に佇む、二枚の鏡を持ち、鎧を身にまとった人物は“夢の神”。 第二章「芝居」《役者》 第二章「芝居」《演舞風景》 『三国志演義』の一場面を描いたもの。司馬懿が西城に迫ってくるが、西城の幕舎には精鋭部隊がいない。この危機的状況を前に諸葛孔明は空城の計で、城門を全開にし、自ら城門の上の望楼に座り、酒を飲みながら琴を奏でる。これを見た司馬懿はいぶかしく思い、兵を引き戻したため、西城の危機は回避された。 第三章「風景・遊楽」《風景》 第三章「風景・遊楽」 《遊楽》 ■■展覧会連動イベント■■特別記念講演「日本が世界に誇る浮世絵と中国版画の繋がりに迫る!」 仏教絵画や経典にみられるように、古来より印刷文化が発達していた中国は、日本の浮世絵にも大きな影響をもたらしたことが分かってきました。中国版画と浮世絵の研究における第一人者を講師に迎え、知られざる日中版画の深い文化的繋がりに光をあてていきます。講師:海の見える杜美術館・学芸員 青木隆幸氏日時:10月2日(日)  1)11:00-12:15 2)14:00-15:15(開始30分前より受付開始)会場:日中友好会館B1階・大ホール席数:50席/回  ※要事前申込参加料:無料 京劇観賞会 今回ご紹介する清代木版年画に合わせて、同時代に誕生した、中国を代表する京劇をお届けします。本場中国に学び、現在は日本国内で活躍されている石山雄太さんをはじめ、子供役者の演技も見どころ。日時:10月8日(土)  1)13:00~14:00 2)15:30~16:30(開演30分前より受付開始)会場:日中友好会館B1階・大ホール演目:「鬧天宮(とうてんきゅう・孫悟空天界で大暴れ)」、覇王別姫(項羽と虞美人の別れ)」ほか席数:130席/回 ※要事前申込参加料:500円/人 阮咸と篳篥の秋コンサート ギターのような柔らかい音色を持つ中国伝統楽器阮咸(げんかん)と、雅楽の演奏でよく使用される力強く印象的な篳篥(ひちりき)との珍しいコラボレーションをお届けします。日中アーティストによるジャンルを超えた、エキゾチックな楽曲をお楽しみください。日時:10月15日(土)  1)11:00~12:00 2)14:00~15:00(開演30分前より受付開始)出演:劉丹(阮咸)、三浦元則(篳篥)場所:日中友好会館B1階・大ホール席数:100席/回 立ち見OK  ※事前申込不要 ​浮世絵デモンストレーション  江戸時代の技法を今に継承する公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団による、浮世絵版画の実演。鮮やかな浮世絵がどのように摺り上がっていくのかを、解説を交えながらご覧いただきます。日時:10月22日(土) ...