第7回中国・南アジア博覧会雲南省昆明で開幕 岩手県鉄瓶が人気
第7回中国・南アジア博覧会及び第27回中国昆明輸出入商品交易会(以下「南博会」)が16日、雲南省昆明で開幕した。85の国、地域、国際機関の代表ゲスト、およびオンライン・オフラインの3万社を超える出展者が参加し、出展した。イベント会場は、日本の岩手県から来た鉄瓶が市民と観光客に愛され、ブースの前には人が集まり、にぎやかだった。
今回の南博会は「団結協力、共同発展」をテーマに、中国商務部と雲南省人民政府が共同で開催し、8月16日から20日まで続いて、南アジア、東南アジア諸国と『地域包括的経済パートナーシップ協定』(RCEP)加盟国の全カバーを実現し、今年の中国と南アジア諸国の重要な経済貿易交流活動の一つとなった。
南博会は南アジア館、東南アジア館、境外館、生物医薬と大健康館など15のパビリオンを設置し、オンラインで同時にパビリオンの内容を展示する。会期中には第4回中国-南アジア協力フォーラム、2023年大メコン川次地域経済回廊省長フォーラム、第16回中国-南アジアビジネスフォーラムなどのイベントも開催された。
海外館内の日本岩手県展示エリアでは、日本からの鉄瓶、陶磁器工芸品、清酒、琥珀など100点以上の製品が多くの市民観光客を引きつけている。展示区内では岩手鉄瓶を使って雲南茶葉を入れ、お茶の香りが漂い、多くの市民現場が「注文」し、日本ならではの製品を家に持ち帰る。
岩手県展示エリア責任者である雲南料理料理商貿有限公司の蘭嵐社長によると、南博会で日本製品を紹介するのは企業として4回目で、岩手県鉄瓶が一番人気である。「中国には悠久の茶文化があり、雲南省も中国茶葉の要な生産区の一つである。岩手県鉄瓶でお湯を沸かし、お茶を入れる時、鉄元素が豊富で、保温性が強いなどの特徴から、お茶は格別に香りが良いので、消費者にも愛されている」と彼女は言った。
2023年は雲南省と日本の岩手県が友好交流協力関係協定を締結して10周年になっている。長年にわたり、雲南省と岩手県両地は経済貿易、農林、観光、食品、文化、人員交流相互訪問などの分野で多くの協力を展開してきた。
蘭嵐さんは、「国内市民と観光客の日本の製品や文化を理解する窓口として、茶文化、民間工芸などの分野の交流活動を行い、中日の相互理解を推進し、友情をさらに深めるよう頑張っている」と述べた。「確かに独特のすがすがしい香りがして、鉄瓶でお茶を入れるのも儀式的な感じがして、それを親戚や友人にプレゼントするのに適している。」と彼女は言った。多くの鉄瓶の外側に刻まれたいる精緻な彫刻には、日本の芸術家の芸術理念と心が感じられ、多くな観客はその美しさに魅了された。