2022年度日中友好協会アリアケジャパン奨学金授与式を実施
(公社)日中友好協会は5月12日(木)、東京・千代田区の学士会館で、2022年度日中友好協会アリアケジャパン奨学金授与式を実施しました。
日本の大学院で学ぶ中国人私費留学生109人の応募者から選ばれた3人に、奨学生認定証と奨学金が授与されました。
冒頭、永田哲二理事長代理が丹羽宇一郎会長からの激励のメッセージを代読。また自身が2007年に来日中の温家宝総理(当時)のジョギングのお付き合いをしたエピソード等を紹介し、「日中友好にも貢献してほしい」と期待を述べました。
同奨学金に支援いただいているアリアケジャパン株式会社の岡田甲子男特別相談役からも、「次世代のリーダーとして、日中両国に還元できるような人財になってほしい」と願う祝辞を賜り、司会が代読しました。
次に、審査員長を務めた橋本逸男副会長が講評し、「奨学生に選ばれたことを誇りに思い、日本で存分に研究してください」と述べました。
続いて、2022年度奨学生3名に奨学金が手渡され、受け取った奨学生が答辞を述べました。
任亦雷さん(東北大学教育学研究科総合教育科学博士後期2年・陝西省出身)
「大学時代に参加した南京城壁修復事業20周年のイベントが協会の事業であったと知り、ご縁を感じました。日本の皆様に恩返しできるよう、日中友好の活動をしていきたいです」
姚暁彤さん(大阪大学文学研究科文化形態論博士前期2年・広東省出身)
「この奨学金をいただけるということは、私が今までやってきたことに対する“認め”と、これからの私に対する“期待”だと思って、これから一年間がんばりたいと思います」
魚霄さん(大阪市立大学法学研究科法学政治学博士前期2年・青海省出身)
「将来、日中の架け橋として、法曹界において活躍したいと思っております。同じ志をもっていらっしゃる皆様と切磋琢磨しながら、学問の道を歩みたいと思います」
新型コロナウイルス感染症の影響で授与式を実施できなかった、2020年度と2021年度の奨学生も認定証を受け取り、挨拶しました(所属は当時)。
郭一欣さん(京都大学法学研究科法政理論(国際私法)修士2年・黒龍江省出身/2020年度奨学生)
「奨学生に採用されて、学業と就職活動に専念できました。今日は奨学生の“後輩さん”の授与式に出られ光栄です。今後も日中間の架け橋となれるよう、日々精進してまいります」
程帰航さん(慶應義塾大学法学研究科政治学修士2年・湖南省出身/2021年度奨学生)
「昨年、コロナ禍で奨学金をいただけて、無事に大学院生活を送り、3月に卒業することができました。これからも、日中友好のために活躍したいと思います」
その後、審査員を務めた山野幸子(一財)日本国際協力センター前理事長・顧問が、「日中友好の架け橋となり、視野を広げ、国際社会での新しい課題解決にも尽力できるようになってください」と祝辞を述べられました。
祝賀昼食・懇親会では、伊藤洋平理事・全国青年委員会委員長が乾杯の挨拶を行い、各地にある「青年委員会」を紹介しました。お祝いに駆けつけた、2015年度奨学生の王沁さん(慶応義塾大学学部4年/2015年当時)、2018年度奨学生の翟申駿さん(慶應義塾大学博士2年/2018年当時)、2019年度奨学生の李聡さん(神戸大学博士1年/2019年当時)も、それぞれメッセージを送りました。
問い合わせ先
日中友好協会アリアケジャパン奨学金につきましては、こちらをご覧ください。
(転載元:公益社団法人日本中国友好協会 )