Tagged: 中国

0

拡大続く中国のロボット産業~自主ブランドのシェア拡大も課題は残る

中国工業・情報化部は、このほど実施した「ハイエンド設備製造業の発展」をテーマとした記者会見で、中国のロボット産業の足下の動向について説明した。それによると、ロボットの生産・販売台数は増勢を辿り、国内の自主ブランドのシェアも拡大。ただ、中核部品の供給不足などの脆弱性も残る。同時に、ロボットの応用分野を拡大し、ロボット活用による労働力不足の解消や効率化を進められるかが課題となっている。 ■中国のロボット産業の概要 中国のロボット市場は拡大を続けている。2021年の中国のロボット業界全体の売上高は1,300億元超となった。うち、産業用ロボットの生産台数は前年比67.9%増の36万6,000台に拡大。2015年の10倍に増加し、世界トップの産業用ロボット生産国の地位を維持している。 産業用ロボットの応用先も増えている。かつては携帯電話や自動車業界でロボットが使われることが多かったが、最近は新エネルギー、サービス業、農業分野でなどでのロボットの活用も増えている。また、大企業だけでなく中小企業での応用も増え、2021年の中国のロボット密度(従業員1万人当たりのロボット稼働台数)は300台超に達し、12年の約13倍となっている。 サービスロボット市場も拡大。21年のサービスロボットの生産台数は前年比48.9%増の921万4,000台に伸びている。サービスロボットは飲食、教育、医療、物流などの分野で広く活用されている。例えば、フード・デリバリーの美団は自動配送車と配送ドローンを活用し、自動配送を実現している。また、特殊ロボット、宇宙ロボット、深海ロボット、手術ロボットなど複雑な製品も投入が増えている。 ■国産品のシェア拡大 中国の国産品のシェアも伸長している。中国機械工業連合会ロボット分会(中国ロボット産業連盟)と国際ロボット連合会の統計によると、21年の中国の産業用ロボット販売台数は前年比50.1%増の27万1,000台。伸び率は前年を30.1ポイント上回った。うち、外資ブランドは前年比49.7%増の18万4,000台。国内自主ブランドは同50.8%増の8万7,000台で、伸び率は外資ブランドを上回り、自主ブランドロボットのシェアは32%と、前年から拡大した。 自主ブランドのロボットの応用分野は、電気・電子機器・機材製造、自動車製造、金属加工業界でシェアを伸ばしている。一方、食品製造、プラスチック・化学用品製造業界でのシェアは縮小した。 ■今後の課題 国内のロボット産業は成長が続くが、まだ道半ばとの指摘は少なくない。ある専門家は「国内のロボット産業は専用チップ以外、基本的にはそろってきたが、業界全体の発展には、チップなどの中核部品の海外依存脱却や精緻さなどの面での課題が残っている」と指摘する。特に、ロボットは電気と機械が強く結合する製品で、個々の技術のブレークスルーが機械全体の性能向上に寄与するのは限定的とされている。つまり、一つ一つのパーツの技術だけでなく、それらを組み合わせてロボットの性能を高めるロボットの設計、構造、運動制御などの技術が重要となる。 こうした中、ロボット全体の性能を高めるべく部品からソフトウェアなどを含む産業チェーン全体が共同で技術革新に取り組む必要性が訴えられている。同時に、デジタル化、スマート化などを通じた産業の高度化が推進される中、工業・情報化部はロボットの活用分野の拡大を奨励する方針を示している。国内のロボット産業の競争力を強化すると同時に、ロボットの活用拡大で産業の高度化、さらには労働力不足など社会的課題の解決につなげる取り組みが求められている。

0

中国は経済を守るのか、それともゼロコロナを追い求めるのか―独メディア

2022年9月13日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国版サイトは「中国は経済を守るのか、それともゼロコロナを追い求めるのか」と題した記事を掲載した。 新華社の12日の報道によると、中国の李克強(リー・カーチアン)首相は8日、国務院特別会議を主宰した。李首相は「経済の市場を安定させる地方への監督指導と業務」活動の報告を聴取し、経済安定化の段階的政策を引き続き打ち出した。 李首相は会議で、現在の経済について「全体的に回復を続けているが、幅の小さな変動があり、まさに向かい風の中で坂を上るような関門であり、より強い切迫感をもって経済回復の基礎を固めなければならない」とし、「政策の実施を強化し、多くの措置を講じて成長・雇用・物価の安定を推進する。経済市場を安定させ、経済の動きを合理的な範囲内に保ち、安定した向上を実現する」と表明した。 具体的には、「政府は段階的な財政の利子補給や研究開発費の追加控除の強化、政策的金融措置を活用し、経済・社会発展の弱い分野の設備の改善を支援する。そうすることで、製造業やサービス業の活力を高め、内需を拡大して市場の潜在力を引き出し、発展の底力を強化する」とした。 中国政府は5日、「経済の安定のための一連の政策」の継続を発表した。その中には政策費・開発費として3000億元(約6兆円)の増加、2000億元(約4兆円)のエネルギー供給保証特別債などが含まれている。 記事は、「今年に入ってからのオミクロン株の流行の波を受け、中国は依然厳しい『ゼロコロナ』政策を採用しており、上海や成都など人口1000万人規模の都市が数週間にわたって閉鎖された」と伝えた。 また、野村證券によるデータを引用し、「6日までの1週間で、中国では49都市で何らかの形のロックダウンが実施され、前週の1億6100万人を上回る約2億9200万人が影響を受けた」と述べ、「これは深刻な経済的損失をもたらした。野村證券は今年初め、中国の2022年の経済成長が4.3%増になると予想していたが、都市封鎖が続いた後は2.7%増に下方修正した」と伝えた。 記事は、「中国政府はかたくなにゼロコロナに固執し、国際世論に疑問を抱かせている」とし、ニューヨーク・タイムズの論評記事を引用した。ニューヨーク・タイムズの記事は、「ゼロコロナ運動は習近平主席の権力を最も明確に証明したものであり、毛沢東元主席と同じように大衆を動かす能力を持っていることを証明したのかもしれない」「習氏はまた、新型コロナがかなり落ち着いたにもかかわらず、この運動が非常に破壊的であることを気にしていないようだ」とし、「封鎖、隔離、大規模な検査など不確実性に満ちた生活の中で、中国の国民は毎日24時間欠かさず“ショー”を開催している。この“ショー”の観客はたった一人、中国の最高指導者の習氏だけだ」と述べている。 記事は、「防ぎようのない都市封鎖と日々の検査に国民は苦しめられ、小売業、サービス業、観光業は大きな損失を被っている。国慶節(建国記念日)の1週間(10月1~7日)の大型連休を間もなく迎えるが、旅行や飲食などの消費の復活は期待できない」とした。 中国国家衛生健康委員会は、「国慶節の連休中は今いる場所で祝日を過ごし、地域や市をまたぐ移動を極力減らし、人々の広範囲な移動による感染拡大のリスクを避ける」よう呼びかけている。(翻訳・編集/刀禰)

0

ティードリンク店「茶顔悦色」の英語表記が「Sexy Tea」、物議醸す―中国

2022年9月14日、中国メディアの現代快報は、江蘇省南京市にオープンしたティードリンク販売店の看板に書かれた英語名が物議を醸していることを報じた。 記事は、同市で9日にオープンした茶飲料販売店「茶顔悦色」水遊城店の外壁に掲げられた、古代の中国女性をイメージしたデザインの看板下に「Sexy Tea」という英語表記が付されているのを現地市民が見つけ、「古代の中国女性に対して良くないイメージを抱かせる英語名だ」という疑問の声が出たと紹介。「Sexy Tea」のネーミングをめぐってはかねてよりネット上で議論が起きており、今回の新規オープンにより再び物議を醸す形となったと伝えた。 その上で、同市市場監督管理当局の関係者が14日に商業者の広告や商標がルール違反かどうかを判定するのは難しいとしつつ、「広告や商標に用いる図、言葉が明らかに低俗、あるいは消費者に下品さを容易に感じさせるような場合には、ルール違反すれすれのところを狙っている疑いがあるため、商業者は是正しなければならない」とコメントしたことを紹介している。 この件について、中国のネットユーザーは「性的な話題になるとたちまちナイーブになるな」「考えすぎじゃないのか?」「別にセクシーって、悪い言葉じゃないと思うけど」「いかがわしいと思うのは、いかがわしい心を持っているからだろ」など、行き過ぎた批判ではないかとの見解を示すコメントが多く見られた。また、「これは同業者による悪意ある中傷に違いない」という意見もあった。 一方で「セクシーって言葉は別に悪い意味ではないけれど、古典的なイメージを打ち出している店のイメージとは確かにちょっとミスマッチだと思う」とするユーザーもいた。(翻訳・編集/川尻)

0

日中両国で大人気の中国人ユーチューバーによる初単著『33地域の暮らしと文化が丸わかり! 中国大陸大全』2022年9月24日(土)発売!

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は、2022年9月24日(土)に日中両国で人気上昇中のユーチューバー、ヤンチャンによる『33地域の暮らしと文化が丸わかり! 中国大陸大全』を発売します。 著者のヤンチャンは、中国四川省出身の人気ユーチューバー。2019年からYouTubeチャンネル『ヤンチャンCH』にて、日本向けに中国語や中国文化などのコンテンツを配信しています。中国でのSNS、YouTubeのフォロワーは合計30万人超。日本でも15万人以上を獲得し、日中両国で活動の幅を広げています。 初の単著『33地域の暮らしと文化が丸わかり! 中国大陸大全』は、ヤンチャンが様々な省出身のゲストを招き、各地域の魅力を深掘りするYouTubeでの人気シリーズ「各省TALKシリーズ」がルーツとなっています。本書でも、ヤンチャン自身の経験や各地域出身者の「生」の声もふんだんに取り入れ、中国33地域のユニークな食文化やトレンド、人間模様などを楽しい語り口で徹底解説します。日中国交正常化50周年記念を迎える2022年9月末に合わせ、リアルな中国文化を知ることができる一冊です。 ▶1地域の魅力を見開き6ページ前後、2色刷りで、コンパクトに楽しく解説! 著者より「14億人・56種の民族が暮らす中国各地は、歴史・食文化・人間模様も千差万別。この本で、中国の新しい魅力を知ってください!」 【内容について】中国には、大陸だけで33の省、直轄市、自治区、特別行政区があります。首都の北京のように誰もが知る都市ばかりではありません。(中略)香港やマカオ、内モンゴル自治区やチベット自治区……など、観光都市もあれば秘境もあります。知らないままにしておくのはもったいない!中国の魅力をとことん掘り起こしてみたのが、この本です。読者のみなさんが中国についての知識を深め、旅行やビジネス、中国語の学習がさらに楽しめるようになる、そして、中国人の知り合いを増やすことにつながっていけばさらにうれしいです。(本書「はじめに」より) 【書誌情報】書名:33地域の暮らしと文化が丸わかり! 中国大陸大全著者名:ヤンチャン発売日:2022年9月24日(土)定価:1,650円(本体1,500円+税)体裁:四六判・272P発行:株式会社KADOKAWAISBN:978-4-04-605792-1 【KADOKAWAオフィシャル書籍詳細サイト】https://www.kadokawa.co.jp/product/322202000798【KADOKAWAストア】https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322202000798/【Amazon商品ページ】https://www.amazon.co.jp/dp/4046057920 【著者略歴】ヤンチャン本名は楊小溪。中国四川省出身。2011年交換留学で来日、一橋大学大学院を修了。2017年から中国のSNSで日本の情報を発信し、中国人気ネット番組『東遊食記』、『和飯情報局』のレギュラーMCを担当。2019年からYouTubeで日本向けに中国語や中国文化などのコンテンツを配信。中国のSNSとYouTubeのフォロワーは合計30万人超。日本でも15万人以上を獲得し上昇中。NHK『テレビで中国語』、『漢字ふむふむ』など多数のテレビ番組にも出演。 YouTubeチャンネル『ヤンチャンCH/楊小溪』https://www.youtube.com/channel/UCCQ2mSHWMRiLlHWMQaQmt0w

0

中国最大規模のビューティ・アワード『Tmall Beauty Awards 2022 (2022天猫金粧賞)』5年連続受賞

 ヤーマン株式会社(代表取締役社長:山﨑貴三代、所在地:東京都江東区)は、「Tmall Beauty Awards 2022 (2022天猫金粧賞)」において、「Annual Super New Product(年間最優秀新製品)」「Annual Best Beauty Device(年間最優秀美顔器)」「Annual Live Streaming Star(年間最優秀ライブショッピングブランド)」の3部門同時受賞いたしました。  「Tmall Beauty Awards」は、アリババ・グループが運営するオンラインショッピングモール「Tmall」が主催する中国最大規模のビューティ・アワードで、“中国美容業界のオスカー”とも言われています。アリババ・グループが保有するビッグデータから、前年1年間の売上数量、シェア、レビュー、ユーザー検索数などを基準に受賞製品とブランドが選定されます。例年3月に発表されますが、今年はコロナウィルス感染拡大の影響で発表が延期されていました。 今年度は、専門的なエイジング*1ケアへの関心が高い中国において人気の「YA-MAN TOKYO JAPAN」のRF美顔器「Bloom」シリーズの『Bloom WR STAR(ブルーム ダブルアール スター)』が「Annual Super New Product(年間最優秀新製品)」「Annual Best Beauty Device(年間最優秀美顔器)」の2部門で受賞。また、『雅萌(ヤーマン)旗艦店』が「Annual Live Streaming Star(年間最優秀ライブショッピングブランド)」を受賞、計3部門での同時受賞となりました。 当社ブランドの同アワードにおける受賞は、5年連続となります。 中国で人気の製品について ●YA-MAN...

0

中国の7月の新興メーカーのNEV納車実績、哪吒と零跑が躍進~「蔚小理」を上回る

中国の7月の新興メーカーによる新エネルギー自動車(NEV)納車実績では低価格帯を主力とする哪吒汽車(Neta)と零跑汽車(Leap Motor)が、新興三大勢力と呼ばれる蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xpeng Motors)、理想汽車(Li Auto)を上回った。哪吒と零跑の躍進の背景には、農村部でのNEV消費喚起策の実施がある。ただ、政策支援がなくなっても零跑と哪吒が販売好調を維持できるかは未知数とみられている。 ■7月納車台数は哪吒、零跑は前月比で増加、「蔚小理」は前月比で減少 新興企業の7月のNEV販売実勢をみると、トップは哪吒で1万4,037台。前月比で6.6%増、前年同月比は133%増となった。2位は零跑で1万2044台。前月比で6.9%増、前年同月比で177%増。2社ともに前月比で増加している。 一方、NIO、小鵬、理想の3社はいずれも前月比で減少している。小鵬は1万1,524台で、前年同月比では43.0%増だったものの、前月比では24.6%減。続いて理想が1万422台で、同21.35増、19.9%減、NIOは1万52台で、同26.7%増、22.4%減となった。 ■農村部でのNEV消費喚起策が追い風 哪吒と零跑の販売好調の背景には農村部でのNEV消費喚起策がある。工業情報化部は5月、「2022新エネルギー車の農村部での消費喚起活動実施に関する通知」を発表。同通知は、同活動に参加する企業の農村部でのNEV販売促進を地方政府に求める内容で、参加企業リストには浙江合衆新能源汽车有限公司 (哪吒V、哪吒V Pro)、浙江零跑科技有限公司 (零跑T03、零跑C11)が含まれている。 同通知の発表以降、哪吒、零跑ともに低価格帯の車種の販売が急速に伸びている。7月の車種別の実績が出ていないため、6月の納車実績をみると、哪吒の6月の納車台数は1万3,133台で、前年同月比155.6%増加。うち、6割が「哪吒V」の販売で、「哪吒V」の販売価格は7万9,900~12万3,800元という水準だ。一方、販売価格帯が12万3,800~20万1,800元の「哪吒U」モデルの納車台数は5,070台にとどまった。 零跑の6月の納車台数は1万1259台で前年同月比186%増。うち販売の主力は「零跑T03」で、販売価格は7万9,500~9万6,500元となっている。一方、販売価格帯が17万9,800-22万9,800元の「零跑11」は、販売に占める比率が低水準にとどまる。 一方、「蔚小理」の平均価格は、調査会社の傑蘭路諮詢によると、NIOが41万3,800元、理想汽車が33万3,600元。ミドルエンドやローエンド車種が多い小鵬汽車でも23万6,900元という水準で、哪吒、零跑の価格水準の低さが際立っている。 ■品質、ブランド力の向上が課題 ただ、哪吒、零跑ともに政策支援がなくなった後も販売好調を維持できるかは未知数だ。足元ではNIOがミドル・ローエンド市場をカバーすべく、20万元以下の第3ブランドを投入する計画と伝えられる。 かつて「廉価車」とのレッテルを張られた比亜迪(BYD)は2021年の自動車販売台数が73万台、うちNEVが59万台に達した。同年の平均販売単価は15万3,200元で、ドイツのフォルクス・ワーゲンを上回った。主力の「漢」モデルは、販売単価、販売台数ともに「25万+」となり、「廉価車」のレッテルが剥がれつつある。 BYDの躍進を支えた一つは技術進化にある。哪吒、零跑がNIOや小鵬、理想などがローエンド市場に参入した際にも、同じ土俵で戦うことができるのか、品質とともにブランド力を向上できるのかがカギになるといえそうだ。

0

DIC、米国および中国子会社の屋外藻類培養工場への環境投資を増強

DIC 株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)は、食用藍藻類「スピルリナ」や食品用天然系青色素「リナブルー®」を製造する米国子会社 アースライズ・ニュートリショナルズ社(Earthrise Nutritionals, LLC、カリフォルニア州、以下「アースライズ社」)および中国子会社 海南DIC微藻有限公司(Hainan DIC Microalgae Co., Ltd.、海南省、以下「海南DIC社」)の屋外藻類培養工場において、約12億円の環境投資を実施します。これまで取り組んできた環境投資と併せ、今回の追加投資により2023年1月までに両工場から外部への排水ゼロを実現します。 アースライズ社(米国・カリフォルニア州)の屋外藻類培養工場 当社グループは、1978年に「スピルリナ」の屋外大量培養に世界で初めて成功して以来、最適な培養条件や有用な藻株の探求に加え、生産効率向上による水や肥料の使用量削減など、藻類屋外大量培養技術全般の革新に取り組んできました。その一方で、環境問題をはじめとするサステナビリティを重要な経営課題と位置付けており、脱炭素に貢献する製品・サービスの拡大によって、市場および社会におけるCO₂排出削減への寄与に向け積極的に取り組んでいます。2022年2月に公表した長期経営計画「DIC Vision 2030」においては、2050年度のカーボンネットゼロへ向けたCO2排出量の長期削減目標として「2030年度50%削減(2013年度比)」の実現を掲げており、脱炭素社会の実現への貢献を明確にしています。 こうしたなか、当社グループのスピルリナの二大生産拠点であるアースライズ社と海南DIC社においては、脱炭素の取り組みとして、アースライズ社は再生可能エネルギーの使用率を50%超に高めており、海南DIC社ではバイオマス資源を活用したエネルギーを使用しています。当社グループでは更にこうした取り組みを加速すべく、このたびの環境投資を決定しました。同投資は、工場排水ゼロを実現するための設備更新や機器導入費などに充てます。  また、今回の環境投資に加え、当社が出資する複数の先進的なバイオベンチャーとの協業を通じ、藻類や菌類の多様な培養法を取り込み、幅広い分野に応用するバイオ製品の拡充を目指します。 当社グループは、今後もサステナビリティ戦略を推進し、DICならではの「ユニークで社会から信頼されるグローバル企業」として発展してまいります。                                               以 上 ご参考: DICグループの藻類製品について  ■スピルリナ(健康補助食品):https://www.dic-global.com/ja/products/health_foods/ ■リナブルー®(天然系青色素):https://www.dic-global.com/ja/products/natural_colorants/ DICスピルリナ(健康補助食品) リナブルー®(天然系青色素) アースライズ・ニュートリショナルズ社について DIC の100%子会社であるアースライズ社は、米国カリフォルニア州アーバイン市に拠点を有し、健康食品向けの藻類「スピルリナ」およびスピルリナから抽出する食用青色色素「リナブルー®」を生産しています。屋外の藻類培養工場では、年間550トンの乾燥スピルリナを生産しており、総培養面積は世界最大級(約19万㎡)の規模を誇ります。創業以来、安定した屋外での藻類大量培養を米国本土で唯一手掛けています。同拠点は、最先端の食品安全認証FSSC22000*のほかエシカル認証SMETAも取得しています。 海南DIC微藻有限公司について DICの100%子会社である海南DIC社は、中国・海南省海口市に拠点を有し、健康食品向けの藻類「スピルリナ」およびスピルリナから抽出する食用青色色素「リナブルー®」の生産をしています。年間350トンの乾燥スピルリナを屋外培養工場で生産しています。同拠点においてもアースライズ社と同様、様々な安全性認証を取得しています。 DIC株式会社について DICは日本で有数のファインケミカルメーカーのひとつであり、DICグループの中核企業です。DICグループは、世界全体でSun Chemical Corporationを含む約190の子会社によって構成され、60を超える国と地域で事業を展開しています。グループ全体として、人々の生活に欠かせない包装材料 、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料 、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料を提供するグローバルリーディングカンパニーと認知されています。これらの製品を通じて、社会に安全・安心、彩り、快適を提供しています。DICグループは持続可能な社会を実現するため、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。連結売上高8,000億円を超え、世界全体で22,000名以上の従業員を有するなか、DICグループはグローバルで様々なお客様に寄り添っていきます。詳しい情報は、https://www.dic-global.com/をご覧下さい。

0

ファーウェイとアップルがスマホの新機種発表~ファーウェイの巻き返しなるか

華為(ファーウェイ)とアップルが相次いでスマホの新機種を発表した。スマホ市場でシェアを落としているファーウェイがハイエンドの新機種で巻き返しを図れるのか注目されている。 ■ファーウェイは中国版GPS「北斗」に対応、アップルはMini投入なし ファーウェイは9月6日、Mate 50シリーズの「Mate 50 Pro」を発表した。中国版全地球測位システム(GPS)「北斗」に対応した初めての機種。地上でキャリアネットワークに接続できない場合でも、「北斗」を利用して緊急のメッセージなどを送信できる機能を追加した。 続いてアップルは米国時間9月7日にiPhone 14シリーズを発表。今回は、ローエンドのMiniモデルは投入せず、よりハイエンドのiPhone 14 Plusを投入した。また、ファーウェイの「北斗」の衛星通信技術に匹敵する「衛星SOS緊急連絡機能」も備えている。 ■拡大する中国のハイエンドスマホ市場 スマホ全体の販売が落ち込む中国だが、ハイエンド機種(卸売価格が400米ドル以上)に限ってみると、シェアが拡大している。Counterpointのデータによると、中国のスマートフォン市場でのハイエンド機種のシェアは2021年第2四半期の31%から2022年第2四半期には33%に拡大。さらに、ハイエンド機種に限定した価格別のシェアをみると、1,000米ドル以上の機種のシェアは同8%から20%へと大幅に拡大。600米ドルから799米ドルの機種のシェアは23%から29%に拡大している。 ハイエンドスマホ市場で先頭を走っているのはアップルだ。22年第2四半期の中国のハイエンドスマホ市場でのシェアは、トップがアップルで46%を占める。次いで、vivoが13%、ファーウェイが11%、栄耀(Honor)が9%、小米(シャオミ―)が8%と続く。 こうしたハイエンドスマホ市場において、ファーウェイは巻き返しを図ることができるのか。IT専門調査会社・IDC中国のシニアアナリストによると、「Mate 50シリーズ」は人気で予約も好調。ハイエンド市場でのファーウェイのブランド力の高さや、2世代前のMateユーザーの買い替えサイクルに差し掛かっていることは、ファーウェイの販売を押し上げる要因になり得るという。 ■中国のスマホメーカー、ハイエンド化に対応 無論、ファーウェイのみならず、他の中国のスマホメーカーも様々な対応をし、製品の付加価値を高めている。ファーウェイのほか、栄耀(Honor)、vivoは今年に入り最新の折りたたみ式スマホを発売した。また、小米(Xiaomi)は自社開発チップ「澎湃C1/G1/P1」を投入。OPPOは自社開発の画像処理に特化したチップを投入し、チップは「Find X5」シリーズと「Reno 8」シリーズにそれぞれ搭載。大規模な実用化を進めている。 今後、中国のスマホメーカーは製品力の向上だけでなく、サービスや販売チャネルの拡充、ブランド力の強化など総合的な競争力を引き上げてハイエンド化路線を歩むとみられている。ファーウェイのハイエンドスマホ市場での動向とともに、中国のスマホメーカー全体の勢力図がどのように変わるのか、注目される。