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複合的な中国インフラネットワークを提供する「中国クラウドサービス」をリリース 長野剛氏の描く関羽雲長をブランドビジュアルに起用

株式会社フューチャースピリッツ(本社:京都府京都市下京区、代表取締役 谷孝 大、以下「フューチャースピリッツ」)は、中国レンタルサーバーのサービスメニューを大幅に強化、より幅広いお客様のご要望に合わせた各種ソリューションが提供可能な「中国クラウドサービス」としてリニューアルしました。 ・サービスサイトhttps://china.future-s.com/ 中国レンタルサーバー事業の背景 フューチャースピリッツは、2010年に中国の上海伯漢信息技術有限公司(Shanghai Bohan Information Technology Inc. 本社:中華人民共和国上海市、董事長:大江浩志、以下「Bohan IT」)と資本提携を行い、翌2011年より中国現地のデータセンター内で管理運営するホスティングサーバーを用いた中国レンタルサーバーサービスを開始しました。 中国ドメインやICP(※1)申請代行といった関連サービスのほか、中国の大手クラウドサービス事業者Alibaba Cloud Intelligence(中国名:阿里云智能)が運営するパブリッククラウドサービス Alibaba Cloud (アリババクラウド、中国名:阿里云、以下「Alibaba Cloud」)、を基盤とした中国・香港VPSの構築・運用サービスを推進し、多数の日系企業の中国・香港事業をITインフラ部分から支援してきました。 中国でウェブサイトを安定的に運用するには、グレートファイアウォールや「南北問題」(※2)、前述のICPや公安登録等の公的規制への対応といった現地固有の事情を理解する必要があります。フューチャースピリッツは、Bohan ITと共に、現地の最新事情に精通した「中国サーバーのプロ」として、これまで活動してきました。 一方、この10年間で世界のウェブサイト向けインフラサービスの高度化が進み、パブリッククラウドの多種多様なサービスを組み合わせた複合的なネットワークのご相談をいただくことが増えてきております。 このようなお客様の声に包括的に応えるため、フューチャースピリッツは中国レンタルサーバーサービスの内容を大幅に強化し「中国クラウドサービス」と改称、提供を開始しました。 「中国クラウドサービス」のポイント 多国間ネットワークに中国サーバーを組み込んだ、複合的な中国インフラネットワークサービス提供のため、サービスメニューを強化。従来の中国VPS、香港VPSといった中国レンタルサーバーを継続しつつ(※3)、Alibaba Cloudベースのクラウドソリューションをパッケージ化し新たに追加しました。シンプルなサーバー1台構成から高度なクラウドネットワークまで、あらゆる形でのITインフラ構築・運用サービスを中国において提供していきます。 「中国クラウドサービス」の主なサービスメニュー<継続サービス>・中国共用サーバー・中国VPS・香港VPS・サーバー関連サービス(ドメイン、SSL証明書等の提供)・ICP申請代行サービス <今回新たに追加するサービス>・中国メール専用サービス・中国CDN通信ソリューション・日中間VPN通信ソリューション・中国WAFサービス・中国WAFサービスアドバンス版・中国セキュアアクセス・Webサイト脆弱性診断・中国クラウドインフラコンサルティング※市場ニーズ及びAlibaba Cloudのサービス拡大に応じて弾力的にメニューを増やしていく予定 AWSとAlibaba Cloudの組み合わせなど、ネットワーク総体としての付加価値を追求 米国の調査会社Gartnerのリリース(※4)によると、2020年のパブリッククラウドサービス市場においてAlibaba Cloudのシェアは9.5%を占めており、アマゾン ウェブ サービス(以下AWS)、Azureに次いで第3位の地位を占めております。AWSとAlibaba...

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ファーウェイがアバター・テクノロジーとスマートカーで包括的戦略提携~販売はファーウェイ店舗網も活用

華為技術(ファーウェイ)は6月25日、阿維塔科技(アバター・テクノロジー)とハイエンドスマートカー分野で包括的戦略提携することで合意した。複数の中国メディアによると、両社は次世代電気自動車技術プラットフォーム「CHN」を活用し、スマートカーを生産。2025年までに4車種を発売するとともに、最適なリソースの投入、ファーウェイの「Huawei Inside(HI)」の商標権付与など広範な範囲で協力する。また、販売ではファーウェイの店舗網の活用も予定しているという。 ■アバター・テクノロジー、筆頭株主は長安汽車、第2位株主はCATL アバター・テクノロジーの前身は長安汽車の新エネルギー自動車子会社・長安蔚来新能源汽車科技で、2021年5月に社名を現在のアバター・テクノロジーに変更した。22年3月に第1ラウンドの資金調達が完了し、登録資本金は2億8,800万元から11億7,200万元に拡大。出資比率は長安汽車が39.02%で、資金調達前と変わらず引き続き筆頭株主だが、CATLが第2位株主になり、出資比率は23.99%。CATLの曲涛氏をアバター・テクノロジーの取締役に新たに加えた。同時に、事業内容には、自動車生産、充電インフラ運営、ライフスタイル関連商品販売という3つの中核事業を加えた。 ■アバター・テクノロジーのブランド「阿維塔(アバター)」、長安、CATL、ファーウェイが共同開発 アバター・テクノロジーの中核ブランドは阿維塔(アバター)。長安汽車が、CATL、ファーウェイと共同でつくり上げたハイエンド電気自動車のグローバル・ブランドという位置づけだ。 長安汽車はファーウェイのスマートカーのソリューションプラットフォームである「Huawei Inside、HI」の提携モデルを採用している自動車メーカー3社のうちの1社。長安汽車はファーウェイとの関係について先ごろ、「ファーウェイは製品のスマート運転、コックピット、応用システムの開発に深く関与し、「阿維塔」ブランドの共同創設を実現。長安汽車、CATLと共同でCHNプラットフォームを構築し、単なる供給関係ではない」と述べている。現在、ファーウェイのスマート運転研究開発チームのうち、千人余りが重慶に長期的に駐在し、「阿維塔」アビタのエンジニアと協力し、「阿維塔11」の共同開発に取り組んでいるという。 「阿維塔11」は、ファーウェイHIのフルスタック・スマートカーソリューションを標準搭載した初めての車種。スマートカーソリューションにはレーザーレーダー、ミリ波レーダー、超音波ライダーなどのレーザーシステム、アルゴリズムプラットフォームなどを含んでいる。 ■ファーウェイHI搭載の「阿维塔011」、8月に発売予定 その「阿维塔11」とその限定モデル「阿维塔011」を、アバター・テクノロジーとファーウェイとの提携の調印式の6月25日にお披露目。8月8日に発売、年内に納車が実現する予定と明らかにした。 「阿维塔」ブランドの発表から1年足らずで、製品投入できたことについて、アバター・テクノロジーの董事長兼CEOの譚本宏氏は「このようなスピードと効率は、3社が共同で構築した次世代スマート電気自動車技術プラットフォームCHNが大きく貢献したところが大きい」と指摘。そのうえで、今回のファーウェイとの全面的な戦略提携については、「ファーウェイがアバター・テクノロジーの成長スピードを認め、CHNの提携モデル、技術プラットフォームに対する自信を強めた証左」とし、「今後は双方が一段と協力を深めることで、最も核心的な技術を中国人自身が掌握する決意を示したもの」と、中核技術の国内開発に意欲を示した。 ■販路はファーウェイの店舗網を活用 「阿维塔」の販路についても、積極的に構築していく方向。自社+パートナーの多様な方式で販売ルートを構築し、年内に販売網を110都市までカバーする計画。第1陣の体験センターは第3四半期に正式にオープンする予定という。またファーウェイと共同で、ファーウェイの店舗での販売の準備も積極的に進めている。

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海外初となる中国・海南島医療特区へのBNCT導入に関するお知らせ

住友重機械工業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:下村真司、以下「住友重機械工業」)及びステラファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:上原幸樹、以下「ステラファーマ」)は、中国生物科技服務控股有限公司(香港証券取引所 Stock Code:8037)及び同社傘下の鵬博(海南)硼中子医療科技有限公司(以下「Pengbo社」)と、中国・海南博鰲(ボアオ)楽城国際医療旅遊先行区(以下「海南島医療特区」)へのBNCTの導入に向けて、住友重機械工業はBNCT治療システム「NeuCure®」及びBNCT線量計算プログラム「NeuCure®ドーズエンジン」の導入に関する販売契約を、ステラファーマはBNCT用ホウ素医薬品「ステボロニン®」の供給に関する基本契約をそれぞれ締結いたしました。  海南島医療特区は、医療ツーリズムの促進を目的とした規制緩和特別区域であり、医療機器及び医薬品の輸入に関する優遇措置がとられています。最大の特徴として、医療機器及び医薬品の使用に際しては、中国においても通常は日本国内と同様に治験を行った上で申請を行い、規制当局から承認を取得するプロセスを経る必要があることに対し、本制度においては中国国内の未承認品であっても他国で既に承認を取得し、かつ臨床的に緊急に必要とされる医療機器・医薬品については、指定医療機関での使用を前提に輸入許可が認められるものです。これにより、臨床試験を行わず、実臨床での治療が可能となっています。 今回、世界で唯一、承認を取得しているNeuCure®とステボロニン®を組み合わせたBNCTがこの制度を利用して、中国に導入されることとなりました。  Pengbo社は、海南島医療特区において、今後、医療機関関連業務従事ライセンスを取得し、指定医療機関(以下「BNCTセンター」)を設立します。既にその建設予定地の土地の取得は終えており、BNCTセンターの建設及びBNCT治療システム「NeuCure®」の設置完了後、2025年度からBNCTの開始を計画しています。 治療の対象となる疾患は国内で承認を得ている「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌(以下「局所の頭頸部癌」)を予定しています。中国における頭頸部癌全体の患者は年間14万人程度とされ、海外においても、適応を待たれる患者様に対し、がん治療の新たな選択肢としてBNCTを展開してまいります。 また、今後、日本国内で新たに適応疾患が承認された場合は、局所の頭頸部癌と同様に海南島医療特区での治療も可能となります。さらに、海南島医療特区のBNCTセンターにおける実臨床データは、関連規定に沿った管理、研究、分析、評価等を行うことで、中国本土での承認申請にも活用できます。このように、海南島医療特区への進出を足掛かりとして、BNCTの中国展開を推し進めてまいります。 BNCTセンター建屋外観(イメージ図) BNCTセンター建屋外観(イメージ図) 調印式の模様【BNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)】BNCTは、がんの放射線治療の一種であり、その治療法は、がん患者にがん細胞に選択的に取り込まれるホウ素(Boron-10)を含有するBNCT用ホウ素薬剤を投与し、がん細胞内にホウ素(Boron-10)を選択的に取り込ませた後、体外からエネルギーの低い中性子を照射するというものです。このとき、体内ではホウ素(Boron-10)原子核が中性子を捕獲して核分裂反応を起こし、この核反応により細胞にダメージを与えるエネルギーをもつα粒子(ヘリウム原子核)とLi反跳核(リチウム原子核)が放出されます。これらの荷電粒子は、体内ではそれぞれ約9μmおよび約4μmの飛程しか持たず、この飛程はおよそ細胞1個分の大きさに相当します。これらの特徴により、理論的には、周囲の正常な細胞等をほとんど傷つけることなく、ホウ素(Boron-10)を取り込んだがん細胞を細胞レベルで選択的に破壊することが可能となります。 【BNCT治療システム:NeuCure®(ニューキュア)】NeuCure®は、住友重機械工業が約50年間にわたり蓄積してきた物理研究用および医療用サイクロトロンとそのビーム制御技術にもとづいて開発した高電流タイプ30MeV AVFサイクロトロンとそのビーム制御システムをベースに、2007年から開始した京都大学複合原子力科学研究所(大阪府泉南郡熊取町)との共同研究により開発した医療用中性子照射装置です。サイクロトロンから取り出される陽子ビームを中性子に変換するターゲットにはベリリウムを用い、医療機関などに求められる安全性、安定性に優れているのが特徴で、病院内への設置が病院内への設置が可能になりました。 【BNCT用ホウ素医薬品:ステボロニン®】ステラファーマの開発品であるステボロニン®は、BNCTに必要な高純度(99%以上)Boron-10を含む「ボロファラン(10B)」を原薬として製造しています。ボロファラン(10B)は、必須アミノ酸であるフェニルアラニン又はチロシンと構造が似ているため、がん細胞特有のアミノ酸トランスポーターであるLAT-1を介してアミノ酸要求性の高いがん細胞に取り込まれます。これにより、がん細胞に選択的にBoron-10が集積し、かつ中性子線を照射した際により大きな効果を得ることが可能となります。

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一般社団法人ChefooDoが中国に現地法人を設立、日本と中国の食産業の交流がスタート

一般社団法人ChefooDoは2022年7月、「中国上海に上海食福得実業発展有限公司」を設立し、「日本の本物の食」をキーワードに、日本と中国の食産業に携わる料理人や企業の交流を図る為に、「ChefooDo Member’s Club」を一般社団法人ChefooDo内に発足し、「日中食産業の交流及び新たなビジネスの創出」ならびに「食育の啓蒙」、「正しい日本食文化の伝承」を目的に活動します。 3年間の準備期間を経て、「日中食産業の交流及び新たなビジネスの創出」ならびに「食育の啓蒙」、「正しい日本食文化の伝承」を目的に、2022年7月より「上海食福得(シェフード)実業発展有限公司」として活動をスタートします。 ・中国進出の背景 中国では、日式(日本流)と呼ばれるレストランが上海だけで約4000店、中国全体では数万店と年々増加しており、日本人の料理人や有名店、繁盛店のノウハウやライセンス、ブランド化された食品などへの需要は増加しており、日本(食)からの輸入量も右肩上がりとなっています。中国の“経済レベルと国民の生活レベルの向上”が、「日本(食)に対する関心」の高まりに繋がり、「中国人の日本(食)に対する本物志向」への強い要求へ進化しています。そして「本物志向への要求」は、「食材、食品」に留まらず、今では、日本の「技術」や「おもてなし」等への「要求」にまで及んでいます。しかし、日本の食に関する情報の散乱や整わない環境(技術習得する場所、日本の文化を理解する場所、専門の教育機関の少なさや、そこからくる手法の限界等)から、「優れたもの」と「劣っているもの」が混在しているのが現状です。この状況は長期的に考えた時、日本(日本の食)の正しい発展、発信に影響を与えるのではないかと危惧されています。こうした背景から、まずは日本の本物に慣れ親しんでいる上海エリア(人口1/3にあたる約1000万人が本物志向と言われている)の食産業に携わる料理人や企業と「日本の本物の食」をキーワードに交流を図り、日中の食産業における新たなビジネスの創出を目指します。  ・ChefooDo Member’s Clubとは 日本と中国の食産業に携わる料理人や企業の交流を図る為に一般社団法人ChefooDo内に発足する会員制交流倶楽部です。会員イメージ日中の料理人、外食産業、食品小売・卸産業(店舗、通販等)、ホテル産業、介護産業、教育産業、製造産業、農水産業、その他の個人・企業ChefooDo Member’s Club HPhttps://cn.chefoodo.jp/ ・中国進出における強み 1.現地法人上海食福得(シェフード)実業発展有限公司を設立し、日中ビジネスに慣れた常駐スタッフが通念にわたって現地にしっかりと根をおろした活動をすることで、継続性のある事業構築を目指します。2.ネットワーク国営企業・大手民間企業等との強靭なネットワークによる信頼性を活かした事業推進を目指します。3.会員組織(ChefooDo Member’s Club) 信頼性の高い日中の食産業の会員間において、共通の課題や目的を共有し交流を図ることで、定量的な情報収集にも繋がりビジネスの効率化を目指します。(情報の拡散、収集/正確性)  ・中国における事業内容 〇日中食産業の情報メデイアの構築「料理・飲食店」「食材・食品」「ノウハウ・教育」「設備・テクノロジー」、成功事例、トレンド、リクルート情報等を中心に配信します。〇中国における販路開拓常駐スタッフが営業~問合せまでの業務を推進します。〇中国における市場調査~プロモーションChefooDo Member’s Clubの会員や現地パートナー企業と連携しBtoB、BtoCに向けて推進します。〇商談会の開催バイヤーとメーカーを繋ぐ商談会をオンライン・オフラインで開催します。〇中国市場向け商品開発料理人監修商品等によるブランド化や現地市場調査を重視した開発を推進します。〇イベントの開催日本の食フェスや、物産展、日本の一流料理人を招聘したデイナーショー等を中国で開催します。〇人材の交流および紹介(派遣)リクルート情報の配信や現地就労者の現地サポートをします。〇教育(指導~研修)料理技術、加工食品の開発技術、農水産技術等の視察、研修等による交流や一過性ではない中長期的な育成プログラムの開発を推進します。〇出店サポート中国に出店希望の飲食店、小売店をサポートします。〇飲食店プロデユースメニュー開発~店舗全体のプロデュースをします。〇ライセンスの販売および管理有名飲食店、小売店等のライセンスの販売~管理迄の全てをサポートします。〇貿易実務サポート輸出入における実務業務の全てをサポートします。 【一般社団法人ChefooDo/シェフード】 Chef「料理人が」Food「食で」Do「行動する」という想いを団体名に込め、プロの料理人だからこそ、「食を通じてできること」「やるべきこと」があると設立されました。 1:みんなの笑顔を食で応援 (軸となるDo:食育の推進)基本的な食知識と食に対する「豊かな感性」を育むきっかけ作りを行い、食事を心から「楽しみ」「感謝」できるような取り組みを行います。2:地域の食材、伝統的な食文化を応援 (地域でのDo:地域社会との連携)世界からも注目される日本の食文化の継承や、地域ならではの食材・伝統的な食材を守るために、地域産業や自治体等と連携して取り組みを行います。3:励ましと絆作り (被災地でのDo:被災地の応援)「食の力」を通じて、災害を受けた地域・人たちの元気と笑顔を増やしていく取り組みを行い、日本全国に「笑顔」の絆ができるような活動を行います。また、産業の復興を目指す取り組みを行います。 要職者紹介 会長:片岡 護リストランテ・アルポルト オーナーシェフ一般社団法人日本イタリア料理協会 会長 副会長:野﨑 洋光分とく山 総料理長 副会長:脇屋 友詞Wakiya 一笑美茶樓 オーナーシェフ 副会長:日髙 良実リストランテ・ACQUA...

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世界のサプライチェーン再構築も多国籍企業の中国製造業投資は引き続き拡大

中国山東省青島市で6月19日に開幕した「第3回多国籍企業リーダー青島サミット」で商務部国際貿易経済合作研究院は「中国における多国籍企業:グローバルサプライチェーン再構築における再選択」と題する研究報告書を発表した。報告書によると、保護貿易主義の台頭、米中対立激化、新型コロナウイルス感染症、ロシア・ウクライナ紛争などの影響を受け、グローバルサプライチェーン構造の再構築が加速しており、地域化、多角化、デジタル化、グリーン化などの方向に傾いている。とはいえ、グローバルなサプライチェーンの構図を決めるコアロジックは不変。多国籍企業の製造業のグローバル投資が縮小する背景の下で、多国籍企業は中国への投資を着実に進めているという。 ■グローバルサプライチェーン構造再構築 商務部国際貿易経済合作研究院の顧学明・院長によると、同報告書は主に3つの観点が含まれている。一つ目はグローバルサプライチェーン構造の再構築が加速していること。反グローバル化貿易、保護主義の台頭、新型コロナウイルス感染症などの影響を受けて、グローバルサプライチェーン構造は(1)グローバル分業から地域集約に、(2)高度な集中局面から多角化に、(3)ネットワーク構造から研究・生産・消費の一体化に、(4)労働者集約型からデジタル化主導に、(5)市場化競争から政治権力による競争に——転換しているという5つのトレンドがみられる。 中国でも近年、製造業のデジタル化、グリーン化への転換・高度化を積極的に推進。多国籍企業の中国の製造業分野の投資において研究開発、スマート製造、川下の精密・高度加工などの産業チェーン分野への拡大を促進し、製造業の質の高い発展を促している。 ■中国の製造業は多国籍企業の依然重要な投資先 二つ目は、中国は依然として多国籍企業の重要な投資先であること。多国籍企業の中国製造業分野への投資は拡大が続く。2021年の中国製造業の外資導入額(実行ベース)は前年比8.8%増の337億3,000万ドルに拡大し、世界の製造業のFDIの伸び率を1.1ポイント上回った。 同時に投資構造は最適化され、スマート製造における外資導入は高い伸びを示し、全体の3分の1を超えている。また、外資の大型プロジェクトは3年連続で2桁の成長を維持。多国籍企業の売上高と利益はともにプラス成長を実現している。 ■中国のグローバルサプライチェーンは依然として優位性 三つ目は中国のグローバルサプライチェーンは依然として優位性があること。顧学明氏は、中国の制造業の優位性について次の5つに要約。(1)規模が大きくて、サプライチェーンが完備されており、サプライチェーンの強靭性の優位性は他者が代替しにくい、(2)低コストの競争優位性は弱まっているが、労働生産性、デジタル化モデル転換などの面で効率性を高めて優位性を維持している、(3)市場規模が巨大で、潜在力が十分にあり、アジアのサプライチェーンにおける中心的地位が上昇。中国への投資はより大きな成長チャンスを獲得することを意味している、(4)イノベーションリソースが潤沢で、研究開発成果の実用化率が高く、イノベーションの応用性が高いという新たな優位性が出ている、(5)国際的でハイスタンダードな経済貿易ルールに対応し、制度の開放を推進し、国際協力・競争で新たな優位性が形成されつつあるーーという。 ■多国籍企業の中国の投資状況 ―東部地区に集中 次に報告書に示された多国籍企業の中国製造業分野の投資状況をみてみる。エリア別では、東部地区が引き続き外資の主要投資先となっている。2021年の東部地区の製造業の外資導入額は全国の87.9%を占め、2017年に比べて8.9ポイント上昇。一方、同期間の中部地区と西部地区の製造業の外資導入の割合はそれぞれ7.6ポイント、1.3ポイント低下し、全国の製造業の外資導入の地域間の不均衡という問題が浮き彫りになっている。 省ごとの製造業の外資導入を見ると、製造業の外資導入額が大きいのは江蘇省、広東省、山東省、浙江省の4省。4省の製造業の外資導入規模は中国全体の60%以上を占めている。 ―業績拡大、効率向上 多国籍企業の中国での経営状況をみると、売上高、利益総額などの財務指標、売上高利益率、1人当たり売上高などの経営効率指標はいずれも国内資本企業を上回り、成長が続いている。2019~2021年の間、一定規模以上の外資工業企業の売上高は23兆5,000億元から28兆9,000億元に増加し、利益総額は1兆5,000億元から2兆3,000億元に拡大している。 ―一部外資企業の業務停止は環境変化に対応した調整 報告書はまた、多国籍企業の資金引き揚げや移転に関して言及している。近年、多国籍企業の資金引き揚げや移転の情報が頻繁に見られるようになり、外資撤退に関する議論を引き起こしていると指摘。しかし、中国の外資利用の実態と、複数の機関の中国における外資企業の投資調査によると、一部の外資企業が中国関連業務を停止したのは、主に市場の需要と競争環境の変化に適応して行った業務調整であり、正常な市場行為だとの認識を示した。その上で、中国に進出している外資系製造業の多くは依然として中国を主要な投資先と見なしているという。 実際、各機関が中国に進出している外資企業に対して実施した投資調査の結果を見ると、外資企業は引き続き中国への投資意欲を維持している。5月に中国国際貿易促進委員会が発表した『2022年第1四半期中国外資ビジネス環境調査研究報告』によると、2022年第1四半期、調査対象となった外資企業の約71%が中国での業務規模を維持。16.4%が業務規模を拡大し、72.1%が中国での投資増加率が5%を上回った。3月に中国の米国商工会議所が発表した調査報告によると、60%の企業が中国をグローバル投資計画の投資先トップ3の一つとし、66%の企業が2022年に中国での投資を増やす計画。また、83%の企業が製造や調達を中国から移転する計画はないとの結果が示された。このほか、華南米国商工会議所が発表した『2022年華南地域経済状況特別報告』によると、72%が今後3年間で中国での事業拡大を計画していると回答している。

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アンプルール 中国でのイメージキャラクターに人気インフルエンサーのTracey(トレイシー)さんを起

美容・健康・医療を掲げる株式会社ハイサイド(本社:東京都目黒区、代表取締役会長兼CEO:高瀬 武英)は、展開するドクターズコスメ「AMPLEUR(アンプルール)」において、中国でのブランドイメージキャラクターに、人気インフルエンサーのTracey(トレイシー)さんを起用しました。 ・トレーシーさん起用の理由 ミス・ニューヨーク、中国CCTVニュースキャスター、国際的な美容&ライフスタイル系インフルエンサー…トレーシーさんはこれまで様々な役割を通じて、世界中の女性たちにインスピレーションを与えてきました。美が力である(Beauty is Power)という理念を持ち、美しさを高め、女性を力づけ、世界中の人々に成功への意欲を与えることを目標として発信しています。力強い美しさを体現する存在のトレーシーさんと、皮膚科学とバイオロジー研究にもとづくクリニカルアプローチで、スキンケアを通じその人自身の美しさをより引き出していくアンプルールの理念が一致し、このたびの起用となりました。 ・Tracey Chang(トレーシー)さんプロフィール ■アンプルール中国 Weibo:https://weibo.com/u/6399814319 ■ アンプルール公式サイトhttps://www.ampleur.jp ■肌の悩みを美しく解決するClinical Solution Cosmetics AMPLEUR(アンプルール)アンプルールは、美容皮膚の知識を持つさまざまな専門家たちの英知を結集した先進のクリニカルソリューションコスメティクスです。皮膚科学とバイオロジー研究にもとづくクリニカルアプローチであらゆる未解決の肌問題を解決へ導き、その人自身の美しさをより引き出していきます。 ■株式会社ハイサイドについて商号:株式会社ハイサイド本社:東京都目黒区中目黒1丁目10番23号代表取締役会長兼CEO:高瀬 武英代表取締役社長:根津 崇創業:2003年3月14日事業内容:化粧品、医薬部外品の企画・開発・販売、美容サロンの経営コンサルティング、オウンドメディアの運営HP :https://www.hsco.co.jp

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企画展開催「~北京国際美術ビエンナーレより~ アートで見る中国のいま」2022年6月17日(金)~8月14日(日)

絵画や彫刻、映像など日本初公開の現代作品35点を介して中国の“いま”を垣間見る! 日中友好会館は、日中両国政府の合意に基づいて創設され、文化交流をはじめ、青少年交流、留学生寮や語学学校の運営などの事業を幅広く展開し、日中両国の民間交流の拠点となっています。 日中友好会館美術館は、日中友好会館の文化活動の一環として1988年に開館しました。以来、中国の伝統工芸や書画、現代アート、公演など多彩でオリジナリティある企画展を意欲的に開催しています。 本展覧では、「~北京国際美術ビエンナーレより~ アートで見る中国のいま」と題し、“世界最大規模の絵画と彫刻を主とする国際美術ビエンナーレ”と称される「北京国際美術ビエンナーレ」の出展作品から、厳選した絵画・彫刻・映像など、バラエティに富んだ作品35点を展示紹介します。日中国交正常化50周年となる記念の年に、現代のアーティストによって映し出された「中国のいま」を、作品を通じて感じていただければと思います。 ◎本展の3つの推しポイント1.展示作品は全て日本初公開!世界が注目する中国の現代美術作品が集結 アート市場規模がアメリカに次いで世界第2位となり、アートシーンにおいても注目を集める中国。本展では2000年以降に制作された、中国画・油彩画・版画・彫刻・映像・ミクストメディアなどバラエティに富んだ作品35点を展示紹介します。いずれも日本初公開となる作品です! 2.注目の若手アーティストから著名アーティストまで、幅広い層の作品を展示 ポップでアイキャッチな作品を通して現代の欧米中心主義的価値観に疑問を呈する若手彫刻家・譚旭(Tan Xu)、ロンドン・ヴィクトリア&アルバート博物館に自身の作品がコレクションされるなど、国際的にも高い評価を得る陶磁器作家・李立宏(Li Lihong)、中国を代表する版画家・徐匡(Xu Kuang)など、近年大注目の若手アーティストから長年第一線で活躍するアーティストまで幅広い層の作品を展示します。 3.二胡奏者・桐子(YouTubeチャンネル登録者数約3.4万人)が出演!サマーコンサート開催  展覧会期中、日中友好会館大ホールにて、二胡と琵琶のサマーコンサートを開催します。可愛いコスプレ姿での演奏やジャンルにとらわれない独自の演奏スタイルが話題の二胡奏者・桐子と、関西を中心に活躍する若手琵琶奏者・さくらの共演。伝統楽器の新たな可能性を追求する二人の演奏にご注目! ◎開催概要【展覧会名】日中国交正常化50周年記念展PartⅡ      「~北京国際美術ビエンナーレより~ アートで見る中国のいま」【会   期】2022年6月17日(金) ~ 8月14日(日)【主  催】公益財団法人日中友好会館、中国美術家協会【後  援】中華人民共和国駐日本国大使館、中国文化センター、公益社団法人日本中国友好協会、      日本国際貿易促進協会、一般財団法人日本中国文化交流協会、日中友好議員連盟、      一般財団法人日中経済協会、一般社団法人日中協会【会  場】日中友好会館美術館 (東京都文京区後楽1-5-3)【開館時間】10:00~17:00(6/24、7/8、7/22、8/5は20:00まで開館)【休 館 日】月曜日【入 館 料】無料【アクセス】・都営地下鉄「飯田橋」C3出口より徒歩1分      ・JR総武線「飯田橋」東口より徒歩7分      ・地下鉄東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」A1出口より徒歩7分【本展URL】https://jcfcmuseum.jp/events/event/2022-11/ ◎展覧会のみどころと各章のご紹介CHAPTER.1 『自然との共生』 「世界の工場」と呼ばれ、急速な経済発展を遂げてきた中国。この40年間で、14億の人々の暮らしは、便利で豊かなものになりました。その一方で、PM2.5をはじめとする大気汚染、河川や湖、地下水などの水質汚濁、土壌汚染など、数多くの環境問題を抱えています。 自然と共生しながら持続的に発展していくことが世界共通の課題となっている今、現代アーティストたちが作品を通して警鐘を鳴らします! CHAPTER.2 『都市と地方、人々の生活』 日本の約26倍という広大な国土を持つ中国。超高層ビルがそびえ立ち人口が密集する「都市」から少し離れると、そこには昔ながらの素朴な生活風景が残る農村や、少数民族文化が色濃い地域、豊かな自然に囲まれた地域など、様々な表情をした「地方」が存在します。 本章では、アーティストが捉えた都市と地方のコントラストを通じて、あなたがまだ知らない中国へ旅に出ましょう! CHAPTER.3 『温故創新』 悠久の歴史の中で育まれた中国の伝統・文化。それらの卓越した技巧や精緻な美しさは、古くから中国国内のみならず、世界中の人々を魅了し、影響を与えてきました。 本章では、中国の伝統的・歴史的なものをモチーフに、「現代」というエッセンスを取り入れ創新された多様な作品を紹介します。アーティストたちによる、新感覚の表現をお楽しみください! ◎関連イベント❶砂絵アートパフォーマンス×の共演 華麗な古筝の音色にのせて、砂の粒子と光の陰影が作る幻想的なアニメーションをお楽しみください!【日 時】6/25(土)            1)11:00-11:40  2)14:00-14:40【出 演】謝雪梅(古筝)、蔡暁華(砂絵)【場 所】日中友好会館B1F・大ホール【座 席】先着80名/回 立ち見OK 参加無料 ❷とさくら 二胡と琵琶のサマーコンサート 二胡奏者・桐子と琵琶奏者・さくらが、伝統音楽の垣根を超えた新たな表現をお届けします。ジャンルにとらわれない独自の演奏スタイルをお楽しみください!【日 時】7/6(土)、7/17(日)     1)11:00-11:40 ...

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躍進する中国圏エンタメ“華流”に特化した日本初の本格メディア『日々華流』が正式リリース

中国圏エンタテイメントの最新情報やトレンドなどを取り扱う、「華流(ファーリュー)」に特化したメディア『日々華流』(https://hibi-hualiu.com/)が、6月15日(水)に正式オープンしました。 近年、中国の動画配信サービス「優酷(Youku)」や「iQIYI」「WeTV」など大手動画サイトがYouTubeにアカウントを作って自社プロデュースのドラマやバラエティー番組の告知動画を上げるなど、中国圏エンタメが次々に海外進出し、プロモーションに力を入れています。また、「原神」や「IdentityV 第五人格」などのゲームや、「天官賜福」「魔道祖師」などのアニメが日本でも人気を博しており、国内での中国圏エンタメファンが急増。中国圏エンタメを総称する“華流”という言葉も定着しはじめ、Twitterでは、「#華流ドラマ好きと繋がりたい」などのハッシュタグでコミュニティーを作る動きも活発になっています。 コロナ禍を経て、ようやく海外渡航の再開も現実味を帯びてきた今、海外エンタメとの交流はますます活発になり、日本と中国の相互の文化交流も今まで以上に盛んになることが予想されます。『日々華流』では、中国の人気タレントの動向や映画、ドラマ、アニメ、ゲームの最新情報、日本での放送予定など、華流に関するさまざまな情報を発信。日本初の本格“華流”特化メディア『日々華流』にぜひご注目ください。 TOPICS①:中国出身の人気タレントの最新動向をピックアップ日本でも人気が高まりつつある中国出身タレントの動向を、現地SNSからピックアップします。⇒ 人気イケメン俳優・龔俊(ゴン・ジュン)が雑誌『時装LOFFICIEL』の表紙を飾る https://hibi-hualiu.com/index.php/2022/05/30/20220530_lofficiel/⇒ 大人気俳優・楊洋(ヤンヤン)が『パナソニック エコシステムズ』のイメージキャラクターに抜擢 https://hibi-hualiu.com/index.php/2022/05/27/20220527_pana/ TOPICS②:中国ドラマ&映画の日本での放映予定をお知らせ中国で話題となったドラマや映画の、日本での放送予定を随時取り上げニュースにしていきます。⇒ ティファニー・タン主演『燕雲台-The Legend of Empress-』が2022年7月19日(火)チャンネル銀河で放送決定 https://hibi-hualiu.com/index.php/2022/06/13/20220613_loe/⇒ 中国ドラマ『ヒカルの碁』の日本語字幕版がCS-TBSチャンネル1で2022年7月に日本初放送 https://hibi-hualiu.com/index.php/2022/06/10/20220610_hikaru/ TOPICS③:日本からも購入できる中国発コンテンツのグッズ情報を紹介中国発の人気コンテンツから発売された最新グッズの販売情報を随時紹介します。⇒ 蒼妹儿×『時光代理人』最新公式グッズが予約開始 https://hibi-hualiu.com/index.php/2022/04/20/20220420_taobao/⇒ 『原神』「モンド」シリーズの最新グッズが販売開始 https://hibi-hualiu.com/index.php/2022/03/28/20220401_mondstadt/ ■メディア概要 媒体名:日々華流(読み:ひびふぁーりゅー)URL:https://hibi-hualiu.com/コンセプト:毎日最新の中国圏エンタメを楽しもう! ■運営会社株式会社トキオ・ゲッツURL https://tokyogets.com/ 1998年の設立以来、エンタテイメントを活用したビジネス集団として、1,000件を超える企画をプロデュース。企業のセールスプロモーション施策や施設への集客施策のほか、自社で映画、アニメ、キャラクターイベントなどを主催。2017年より、中国や台湾、ASEAN各国にて、日本のエンタメコンテンツを広めるべくイベントやプロモーション施策を実施。「エンタメ」を中心にした数々の企画を、日本だけでなく世界に送り出しています。

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越境EC事業を展開するインアゴーラ 中国版Tiktok(抖音)にて5月20日(金)にBCLのブランド旗艦店が正式オープン

~日本ブランドの旗艦店運営サポート事業を開始し、日本企業の中国進出を全面支援~ 「ショッピングに国境はない」をスローガンに、中国消費者向け日本商品特化型越境 EC プラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」を運営するインアゴーラ株式会社(代表取締役 CEO:翁 永飆 所在地:東京都新宿区 以下「インアゴーラ」)は、中国で6億人DAU*が利用する短尺動画プラットフォーム「中国版Tiktok(抖音:Douyin)」にて、日本ブランドの旗艦店運営のサポート事業を展開しています。このたび、複数のコスメティックブランドシリーズを提供する株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー(所在地: 東京都新宿区 以下「BCL」)の「BCL海外旗艦店」を、5月20日(金)に開設いたしました。 このたび旗艦店開設に至ったBCLは、「Beauty Creative Lab.」を理念として設立され、「美しさと楽しさを、肌へ、心へ。」をコンセプトに、一貫してお客様を笑顔にする製品を市場に送り届けてまいりました。サボリーノ・ももぷり・クレンジングリサーチ・クリアラスト・ツルリ・ブロウラッシュなどのコスメティックブランドシリーズを展開し、時代のニーズに合わせ新たな価値を創造しています。中でも、時短コスメブランド「サボリーノ」は、化粧品市場における朝用マスクの先駆的な製品として2015年4月27日に発売開始し、「洗顔+スキンケア+化粧下地を60秒で完結する」機能性で、世の女性に向けて何かと忙しい朝・晩の時短をサポートしています。「ラクしよ。これからのワタシ」とブランドメッセージを添え、ライフスタイルの変化が激しい今の時代に多くの女性の支持を得ています。  一方、インアゴーラは、2021年4月より、日本企業初の売り場型越境EC旗艦店(複数の商品カテゴリーに渡って、多数のブランドを取り扱う総合型店舗)として、「中国版Tiktok(抖音)」に越境EC旗艦店を出店し、日本商品の販売を正式に開始いたしました。旗艦店開設と同時に、自社の常設店舗型ライブルームで行っている毎日のライブ配信や、KOLと連携した定期的なライブ配信など、「中国版Tiktok(抖音)」でのライブコマースノウハウを蓄積してまいりました。通常、日本ブランドが、「中国版Tiktok(抖音)」において店舗開設するためには、商品紹介に適したKOLの選定や商品選定、動画やライブを用いた手法で訴求するといった他のECプラットフォームとは異なるオペレーションが必要となります。「中国版Tiktok(抖音)」でのオペレーションの最前線に立っているインアゴーラは、自社の旗艦店での多数の日本商品の販売ノウハウや販促ノウハウを活かして、2021年12月より、ブランド旗艦店の運営サポート事業も立ち上げ、日本ブランドの「中国版Tiktok(抖音)」での旗艦店運営を全面的にサポートしています。2021年4月から「中国版Tiktok(抖音)」事業参入後、順調に売上を拡大し、初年度の2021年に約23億円の売上を達成いたしました。 BCLとインアゴーラは、「豌豆(ワンドウ)」アプリの立上げ当初の2016年から取り組みを開始し、「豌豆(ワンドウ)」アプリでの売上げを年々安定的に伸ばしています。昨年度、中国版Tiktok(抖音:Douyin)がライブコマースに参入したことにより、中国においてEC全体に占めるライブコマース比率は15%程度もの水準に到達しており、マルチプラットフォームへの対応が求められる時代へと変化しています。「サボリーノ」や「ももぷり」は、抖音(Douyin)でインアゴーラが運営する売り場型越境EC旗艦店において既に販売実績があり、一定の手ごたえを得ることができました。このたび、ライブコマースへの販路拡大のタイミングで2社連携して新たな成長を求めるべく、「BCL海外旗艦店」の開設に至りました。  取扱商品は、「サボリーノ」や「ももぷり」をはじめ、15 skuから販売をスタートいたしました。 インアゴーラは、今後もより多くの日本商品を中国のお客様に紹介し、日本の商品とライフスタイルを楽しんでいただく場をお届けします。  ※参考リンクはこちら https://jp.reuters.com/article/china-bytedance-idJPKBN2661HU ▼サボリーノ ブランドサイトhttps://www.bcl-brand.jp/special/saborino/▼ももぷり ブランドサイトhttps://www.bcl-brand.jp/brand/momopuri/ ■株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー事業内容                         :基礎化粧品、メイクアップ化粧品、医薬部外品等の開発・製造・販売。  本社所在地                      : 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー27階創業               : 1996年2月カンパニーエグゼクティブプレジデント: 大村 和重URL                               : https://www.bcl-company.jp/...

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中国の若年層の失業率、5月は18.4%~雇用確保へ政府は新卒者採用に補助金などの対策

中国・国家統計局が6月15日に発表した都市部調査失業率※によると、若年層の失業率が悪化した。今後大学の卒業シーズンを迎え、若年層の雇用圧力が強まる中、雇用確保に向けて政府は、企業への新卒者を採用した場合の補助金支給などの対策を打ち出している。 ※中国には国家統計局が発表する調査失業率と人力資源社会保障部が発表する登記失業率がある。うち、調査失業率は、サンプル調査に基づいた失業率 5月の全国都市部調査失業率は5.9%、うち25~59歳の失業率は5.1%。ともに前月比で0.2ポイント低下したものの、足元の雇用情勢について国家統計局報道官の付凌暉氏は「新型コロナウィルス感染の雇用へのマイナス影響が完全に消失したわけではない」と指摘する。 実際、大都市に限定した大都市失業率は6.9%、16~24歳の失業率は18.4%と、ともに前月比で0.2ポイント上昇した。中国では例年3~7月が卒業シーズンに当たり、国家統計局の統計では16~24歳の失業率は毎年3~7月までは上昇し、その後、ピークアウトして徐々に低下する傾向にある。今年の16~24歳の失業率の推移をみると、3月が16%、4月が18.2%、5月が18.4%。傾向としては例年と同様だが、問題は例年に比べて失業率が高いことだ。 ■若年層の高い失業率は「若者が安定性の高い職場を好む傾向が強まり、需給がミスマッチ」と統計局 この若年層の失業率について付凌暉氏も「高く、重視する必要がある」と言明。若年層の失業率の高さの要因として「感染症の影響で企業の生産・経営が悪化し、雇用を吸収する能力が低下した」という企業側の需要サイドの要因と同時に「若者が安定性の高い職場を好む傾向が強まったこと」という人材の供給サイドの要因もあり、「需給のミスマッチが深刻化したため」と説明している。実際、企業側の需要については、都市部の長江デルタや珠江デルタでの防疫措置の強化が企業の求人需要にマイナス影響を与えている可能性が高い。また、人材の供給サイドでは、今年は大学卒業者が1,076万人と過去最多になる中、付凌暉氏は目先も「卒業シーズンを迎え、大卒者が労働市場に集中的に参入することで、雇用圧力がさらに強まる可能性がある」との見解を示している。 ■足元の採用率は前年に比べて低下 実際、足元では新卒者の採用率が低下しているとの調査もある。求人サイトを運営する智聯招聘が発表した『2022大学生就職力調査研究報告』によると、4月中旬の時点で、就職を予定する卒業予定者のうち採用通知を受けたのは46.7%。2021年の62.8%に比べて16.1%低下した。また雇用契約を結んだ卒業予定者は15.4%で、同18.3%に比べて2.9%ポイント低下している。採用率の低下については、「金三銀四(3月から4月にかけての春節明けの求人ピーク)」後の求人減少で、卒業予定者の選択余地が縮小し、競争が激化したため説明している。 ■政府も対応 多くの大卒者が見込まれる一方、依然コロナの影響が払拭されない中、政府も対応を進めている。国務院が5月31日に発表した景気対策には、雇用安定に向けた支援強化策として、年末まですべての企業を対象に新卒者を採用した場合、1人当たり1,500元を上限に雇用拡大補助金を支給するとの内容を盛り込んだ。 地方レベルでも動きが出てきている。上海市は『上海市経済回復・復興加速行動計画』で、中小・零細企業が新卒者を採用した場合、一定の補助金を支給するとしている。安徽省も、企業の新卒者採用を奨励。中小・零細企業が新卒者を新たに採用した場合、1年以上の労働契約を締結し、6ヶ月以上安定的に雇用し、規定に基づき社会保険料を納付することを条件に、1人当たり1,000元の補助金を支給する。一方、山東省は起業を対象とした支援を打ち出した。初めて小規模・零細企業を設立する新卒者に対して、1万2,000元以上の創業補助金を支給。個人、パートナーとの起業の場合は、それぞれ最高20万元、60万元の起業担保融資を行うとしている。 「若者が安定性の高い職場を好む傾向が強まった」ことが一因と指摘される中、政府の対応だけでなく、採用する企業側も安定した雇用を提供するための取り組みが求められているといえそうだ。