2月9日 群馬県日中友好協会新春パーティー開催

2023年2月9日、群馬ロイヤルホテルにて「令和5年 群馬県日本中国友好協会新春パーティー」が開催された。本式典は群馬県日中友好協会設立10周年と日中平和友好条約締結45周年を記念した会となっている。

 会場には100名近くの日中親善事業に貢献する関係者、前橋市長、群馬県庁関係者などが参加した。

コロナ禍以来最大規模となった本新春パーティーでは、冒頭に主催者を代表して中村紀雄群馬県日中会長の挨拶、同協会最高顧問である福田康夫元内閣総理大臣からの挨拶メッセージの披露があった。

中村会長は、ウクライナ問題や環境問題など世界的に厳しい状況下において、日中が手を取りアジア及び世界の平和と友好に貢献するため、2000年以上にわたって続く両国の交流を振り返り、今後の新たな関係を築いていくことが大事である。そのために今年は民間交流を更に推進していきたいという決意を述べられた。

福田康雄名誉顧問は代理人からのメッセージを通して、日中関係は依然として難しい問題や緊張関係にあるからこそ、民間の交流が大事であり、このような厳しい環境下においても会員が増加している群馬県日中友好協会に敬意を示している。この2年は日中国交正常化50周年、日中平和友好条約45周年という歴史的な節目であり、本年は日中平和友好条約に記されている内容を振り返り、これからも日中友好を推進していくことを期待すると述べられた。

来賓の祝辞では、中国大使館を代表して聶佳参事官は冒頭に、10年前、日中関係が厳しい時代に、勇気と先見の目を持って群馬県日中友好協会を立ち上げられたことに対しての感謝と、大使館の群馬県日中対する今後の協力を約束された。

続いて、群馬県を代表して山本一太県知事、星名建一県議会議長の代理人からそれぞれ、群馬県日中友好協会及び日中親善事業に従事している参加者への感謝と祝辞が述べられた。

全国日中友好協会副会長で外務省元大使(ラオス、ブルネイ)の橋本逸夫副会長からは、群馬県日中友好協会設立10周年の祝福と、自身が外務省勤務時代に締結に携わった日中平和友好条約締結時のエピソードや、日中の大国間で平和友好条約が締結されている意義を述べられた。

その後、群馬県とマスクなど医療品の支援交流を行うなど、友好関係が深い福建省漳州市政府から2023年の新年を記念する祝福ビデオが放映された。

最後に演目として、群馬県立女子大学箏曲部による演奏、アジア芸術文化促進協会の王文強氏による変面が披露された。

会場内には群馬県日中友好協会と中国のこれまでの交流や、過去に開催した書道展、日中国交正常化50周年記念で製作したへいわかるたの展示がされた。

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