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ロシアの中国への液化石油ガス輸出、3月に大幅に増加

ロシアの中国への液化石油ガス(LPG)の輸出が3月に入り大幅に増加している。ロシアから西側諸国への輸出が難しくなる中、中国に輸出を切り替えている可能性がある。外電が伝えた。 Refinitiv Eikonによると、ロシア企業による中国へのLPG供給量は、2月が2.4万トン。これに対して、3月は約7.2万トンの供給を計画している。これは、21年のロシアから中国への輸出量(6.26万トン)を上回る水準だ。ロシアのLPGの主な輸出先は欧州で、大半はバルト海ウストルガ港、アゾフ海タマン半島、テムリュクを経由して鉄路で欧州に輸送される。しかし、国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアの大手銀行が排除されるなど西側のロシアに対する経済制裁が実施され、ロシアと西側の貿易に影響が及びつつある。ロシアから中国へのLPG輸送は中国との国境付近の極東のルートを通って行われ、年間輸送量は180万トンとなっている。