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ラッキンコーヒー、業績改善が鮮明に 

北京冬季五輪で大活躍した谷愛凌選手をイメージキャラクターにするラッキンコーヒー。CnsPhoto 中国のコーヒーチェーン、瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)の業績改善が鮮明になっている。不正会計を指摘された経緯がある同社だが、中国での事業は拡大している。 同社がこのほど発表した21年12月期決算によると、21年の売上高は前年比97.5%増の76億6500万人民元。利用者の増加が売り上げを押し上げた。営業損益は5億3900万人民元の赤字で、赤字額は前年の25億8700万人民元から大幅に縮小した。 四半期ベースでは、第4四半期の売上高は前年同期比80.75増の24億3270万人民元。1カ月当たり利用者数は同67.1%増の1620万人と、過去最高を更新した。また、直営店の既存店売上高は同69.3%増となっている。 21年末時点の店舗数は6,024店。中国メディアによると、中国のスターバックスの今年1月時点の店舗数は5557店で、ラッキンコーヒーの店舗数がスターバックスを上回っている。 ラッキンコーヒーは、足下の業績改善について「経営再建が進み、債務リスクが解消されている証左」と指摘。「財務基盤が強化され、今後の事業拡大につながる」としている。 米証券取引員会(SEC)は20年ラッキンコーヒーの不正会計を指摘。しかしその後、ラッキンコーヒーはSECに1億8000万米ドルの罰金を支払って和解している。