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アリババグループ傘下のアリフィッシュがサンリオと中国でのマスターライセンス契約を締結

ハローキティやマイメロディなど26キャラクターを含む海外IPの中国進出が加速 7月29日、アリババグループ傘下のIPライセンスプラットフォーム「アリフィッシュ(英語:Alifish、中国語:阿里魚)」は、サンリオ(上海)国際貿易有限公司(以下、サンリオ上海)とマスターライセンス契約を締結したことを発表しました。  本契約により、アリフィッシュは2023年1月1日から2027年12月31日までの5年間、中国本土におけるサンリオが所有する計26のキャラクターにおける商品の製造・販売に関する独占的ライセンス権を獲得しました。  今回のマスターライセンス契約では、ハローキティ、マイメロディ、リトルツインスターズ、シナモロール、ポムポムプリン、ぐでたま、クロミ、けろけろけろっぴ、バッドばつ丸、ポチャッコなど、サンリオの人気IP(Intellectual Property、知的財産、以下IP)26キャラクターが対象です。 アリフィッシュは、今後5年間で、IPライセンス分野におけるプラットフォームとしての経営資源を最大限に活用し、これらのIPをベースにしたライセンス商品の企画・開発・販売を行い、サンリオのブランド価値を中国市場でさらに向上させるとともに、より質の高い、且つ多様なIP商品とエンタテイメント体験を消費者に提供します。  アリフィッシュのプレジデント兼アリババエンタテイメント部門のバイスプレジデントの呉倩は、下記のように述べています。 「サンリオのような世界的に有名なパートナーと提携できることを大変嬉しく思います。今後、アリフィッシュは、ハローキティなどサンリオの一連のIPに基づくライセンス商品を企画・開発・販売すると同時に、自社の経営資源を活用し、革新的なマーケティング活動を行い、サンリオとのシナジー効果を創出したいと考えています」  株式会社サンリオ海外事業本部担当常務取締役兼サンリオ上海CEOの齋藤陽史氏は下記のように述べています。 「私たちサンリオは、中国市場の大きな可能性を信じ、中国の消費者の皆さまとより深くつながり、交流できることを楽しみにしています。アリフィッシュは、IPライセンス分野において豊富な市場経験と業界リソースを有するだけでなく、アリババグループのEC・映像等のプラットフォームとも連携したフルバリューチェーンによる事業モデルを構築しています。アリフィッシュとの提携は、サンリオのブランド及びIPに更なる活力・価値と新たな取り組みをもたらしてくれると信じています」  サンリオは、世界的に有名なIPキャラクターを多数保有しており、これまで様々な商品を通じ、エンターテインメント業界に新しい価値を与え、消費者に幸せと喜びを提供してきました。アリフィッシュは、アリババグループのエコシステムとデジタル技術を活用し、独自の「IP2B2C」フルバリューチェーン・ソリューションを提供することにより、世界のIP所有者、ブランド、中国消費者との橋渡しをすることに注力しています。  近年、中国の消費市場の健全なる発展とともに、ますます多くのIP保有者とブランドが、アリフィッシュとのライセンス提携に関心を持ち、連携するようになってきています。アリフィッシュは、そのような状況を活用し、ルーヴル美術館、ポケモン、KAKAO FRIENDS、ストリートダンス・オブ・チャイナ、ミニオン、聖闘士星矢などの世界的有名IPをはじめ、ゲーム・アニメ、芸術・文化、映画・バラエティ、教育・スポーツなど様々なジャンルを網羅した業界最大級のライセンス提携事業を構築しています。  アリフィッシュとサンリオの提携は、海外プレミアムIPの中国市場への期待を反映しており、アリフィッシュの提供IP数、パートナー企業数は引き続き増加傾向にあることから、同社のライセンス提携事業はさらに拡大することが期待されています。