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ミャンマー・シャン州で発見した東南アジア高原地帯の固有種Alisma orientale. 0

摂南大学の伊藤講師ら、漢方薬の原料植物に新知見

摂南大学(学長:荻田喜代一)薬学部の伊藤優講師らの共同研究グループは、漢方薬の原料である生薬タクシャの基原植物※1 サジオモダカの仲間について、世界中で採取した試料を用いてDNA解析を行い、東南アジアの高原地帯に取り残されて進化した種がいることを突き止めました。

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漢方相談薬局で睡眠障害の新規相談件数が beforeコロナ対比158%増加  長引くコロナ禍で増加する心身の不調に漢方薬を選択

漢方相談薬局、鍼灸院を東京・千葉で20店舗展開している株式会社誠心堂薬局(本社:千葉県市川市、代表取締役:西野 裕一、以下 当社)では、睡眠障害の相談が急増しています。さらに睡眠障害を伴いやすい自律神経失調症といった心療内科に関連する相談も2021年以降、増加し続けています。睡眠障害の新規相談件数は158%増、自律神経失調症は120%増、心療内科関連全体では127%増となっています(2018年と2022年1-6月期比較)。 長引く新型コロナ感染のリスクに伴う在宅勤務や行動の制限、将来に対する不安などにより心身の不調を訴える人が増加している背景から、自分や家族の体調管理に漢方薬を選択肢の一つとする方が増えていると考えられます。 <株式会社誠心堂薬局での新規漢方相談のお悩み別件数> 【睡眠障害が増える背景】 長引くコロナ禍を受け、テレワークによる運動不足、将来への不安などでメンタルヘルスの不調を訴える人が増えています。厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」では、自分や家族が感染するかもしれないこと(75.5%)、旅行やレジャーが出来ないこと(50.4%)、家族・親戚・友人に会えないこと(47.9%)等、不安やストレスの要因を多くの方が抱えていることが浮き彫りとなりました。他の調査では約3割が「睡眠の質が下がった」というデータもあり、健康維持に重要な睡眠にも悪影響が出ていると考えられます。「睡眠の質」の低下は心の健康を害するだけでなく、高血圧症や糖尿病、がんなど生活習慣病の危険因子になると言われ、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなるとの研究報告もあり、効果的なメンタルケアの方法が求められています。 【漢方相談薬局での睡眠障害の新規相談が増加】 そんな中、睡眠障害をはじめとするメンタルケアに漢方薬を選択する方が、コロナが長引く2021年以降増え続けています。当社における新規漢方相談件数を調べたところ、コロナ前2018年とコロナ以降2021年2022年の比較で睡眠障害は158%増、自律神経失調症は2022年に120%増となっています。心療内科関連では2021年で134%増、2022年も高水準で相談件数が増え続けている現状です。 通常、漢方薬を服用するには医師による処方箋か、ドラックストアといった薬局・薬店などで市販薬を購入する必要がありますが、本来西洋医学と東洋医学では考え方が大きく異なり、専門医や専門薬剤師への相談が重要です。漢方薬は症状へのアプローチだけでなく、再発予防のための体質改善へのアプローチを特徴とし、実際に体質改善を目的としたニーズが多く寄せられます。特に睡眠障害やメンタルケアにおいては、西洋薬に抵抗を持つ方も多く、体質改善を期待して漢方薬を選択されています。 【誠心堂薬局での漢方相談の特徴】 当社では、睡眠障害のみならず、パニック発作や不安症、自律神経失調症など様々な心の不調の相談を受け付け、体質改善までのサポートを行っています。 中国では西洋医学の医師とは別に漢方薬の専門医として中医師という資格があり、また中医師と同等の知識を有するものに与える国際中医専門員という認定資格があります。当社では、中医師や国際中医専門員をもつ有資格者を「中医学アドバイザー」とし、漢方の専門家としてアドバイス業務を担っています。薬の専門家である薬剤師・登録販売者とともに、お客様のニーズに応えるためにチームを組んで漢方相談を行っています。さらに、当社では、社員に対しカウンセリングやコーチングといったコミュニケーションスキルの研修を取り入れ、お客様のお悩みを心理面からサポートする体制で、漢方薬による体質改善を安心して相談できるような環境を整えています。 【今後の展開】 昨今の情勢やwithコロナから、人々の生活の中でストレスや不安は減少することはなく、むしろ増加していくと考えられ、いかにストレスと付き合っていくかという課題解決が求められていくと予想されます。 当社では、今後も適切な漢方薬やアドバイスを提供し、健康社会に貢献できるよう、より一層精進し努めてまいります。 【会社概要】 名称  : 株式会社誠心堂薬局 所在地 : 〒272-0138 千葉県市川市南行徳3-18-23 代表者 : 代表取締役 西野 裕一 設立  : 1987(昭和62)年3月 事業内容: 1. 漢方臨床薬剤師による漢方相談薬局経営       2. 漢方と鍼灸の総合相談室経営       3....

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~漢方薬の安定供給に向けて中国に新工場を建設~

 クラシエ薬品株式会社(本社:東京都港区、社長:草柳徹哉)は、中国山東省威海市に中国では二つ目となる新工場を建設します。新工場は漢方薬の原料となる生薬の刻み工程と原薬であるエキス粉末の製造工程を有し、生薬保管倉庫も併設します。2023年での稼働開始を目指し、国内外の既存工場と合わせてエキス粉末の生産能力の増強を図ります。 新工場建設の背景  クラシエ製薬は、現在、中国山東省青島市と大阪府高槻市の工場でエキス粉末の製造を行い富山県高岡市の工場で細粒剤や錠剤などの製剤化と最終製品の包装を行っています。高齢化の進展やセルフメディケーションの更なる浸透などで、今後、医療用漢方薬、一般用漢方薬ともに国内の需要が拡大すると考えることから、今次中国においてエキス粉末の製造プラントを増設し、漢方薬の供給体制を増強することとしました。 威海新工場の概要とコンセプト  最新技術による省人化や効率化を積極的に取り入れ、地球規模の資源・エネルギー事情に配慮した省エネ・CO2排出量の少ない工場を目指します。今後も日本国内における漢方薬の需要は伸びることが予想されることから、更なる増築が可能な拡張性の高いレイアウトとし、高品質の漢方薬原料を安定的に供給する体制を整備致します。また、漢方薬の原料となる生薬保管機能も拡充し、天然物である原料生薬の安定確保を実現します。 建設緒言※1 ①建設予定地 中国山東省威海市臨港区福州路東、江蘇中路南               ②建築概要 敷地面積:66,517㎡、延床面積:28,705㎡、建築面積8,090㎡ ③生産能力 エキス粉末最大400トン(年間) ④生薬保管能力 約3,200トン ⑤生産品目 葛根湯エキス、人参養栄湯エキス粉末、補中益気湯エキス等 ⑥省エネルギー率 37%削減(フル生産時)(同様の生産プロセスを持つ既存プラントとの単位生産量当たりの比較) ⑦CO2排出削減率 79.0%削減(I-REC※2100%活用時)(同様の生産プロセスを持つ既存プラントとの単位生産量当たりの比較) ⑧竣工予定 2023年 ⑨本格稼働予定 2023年秋頃 ※1:上記は現段階のものであり、変更の可能性があります。※2:I-RECとは、再生可能エネルギーにより発電された電気の再エネ価値を証書化したもので、取得したI-REC相当分の電力使用量をSBT等の国際的イニシアチブにおいて再エネ電力とみなして報告することが出来るものです。 1.省エネ・CO2排出量削減のために① 建築:徹底した省エネ建築物とし各種省エネ指針を積極採用する ▶ 中国現地の省エネ指針である「公共建築省エネ設計基準」や「民用建築熱工設計規範」等に準拠し  ...