Tagged: さがみ野駅

0

ろう・難聴者や他言語話者のためのコミュニケーション支援デバイスを使用した実証実験を相鉄本線さがみ野駅窓口にて開始

ダイバーシティ&ヘルスケア領域での研究開発と事業化に取り組むピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:千代田区、代表取締役 落合陽一、村上泰一郎、以下「PxDT」)と、相鉄グループの相模鉄道株式会社(本社・横浜市西区、社長・千原 広司、以下「相模鉄道」)は、相鉄ホールディングス株式会社(本社・横浜市西区、社長・滝澤 秀之)が実施する「相鉄アクセラレータープログラム2021」の取り組みとして、すべての人が安心・快適に利用できる意思疎通環境の実現を目的に、2022年7月28日から、相鉄本線 さがみ野駅の窓口において、自動音声認識技術を活用し、リアルタイムに字幕表示する「字幕透明ディスプレイ」を使用した実証実験を開始しています。 実証実験の背景 「相鉄アクセラレータープログラム2021」は、2021 年10 月28 日から「みんなが笑顔になるくらしを、移動を、そして未来を、想像以上に創造する」をテーマに開始したもので、横浜市域を拠点に事業展開をする相鉄グループの多様かつ豊富な経営資源と、スタートアップ企業の持つ新しいアイデアやテクノロジーに加え、斬新なアプローチやノウハウを活用し、地域や社会課題の解決につながる新しい価値の提供やサービスの創出を目的に実施されています。本プログラムでは101 件の応募の中からPxDTを含む11 社のスタートアップが採択されました。PxDTは「すべての人が安心・快適に利用できる意思疎通環境の実現を字幕技術でサポート」をテーマとして掲げています。 相模鉄道の相鉄本線 さがみ野駅では、日本語での会話が難しい海外の利用者が多く、窓口でのコミュニケーションに時間がかかってしまうという問題がありました。  実証実験について 「字幕透明ディスプレイ」は、駅をご利用いただくお客さまのさらなる利便性・快適性の向上、また多言語(英語・中国語など70言語(ただし、本実証実験では日本語・英語のみ対象)に対応して、外国人のお客さまとの円滑なコミュニケーションを図ることを目的に設置しています。7月28日からの試験運用を終了し、今後9月11日まで「字幕透明ディスプレイ」の実証実験を実施します。その後、9月12日から23日まで効果検証目的として通常ディスプレイを使用した実証実験を行う予定です。 実証実験の概要 1.期間2022年7月28日~9月23日2.場所・時間相鉄本線 さがみ野駅 改札窓口 初電から終電まで3. 目的会話を双方向かつリアルタイムに字幕表示をする「字幕透明ディスプレイ」を活用し、「すべての人が安心・快適に利用できる意思疎通環境の実現」の実証実験を行います。4.内容 ・さがみ野駅の改札窓口において、「字幕透明ディスプレイ」を設置します。駅係員とお客さまとの間は、透明なディスプレイを通して会話を行い、会話中にマイクで取得した音声は、音声認識エンジンにより、リアルタイムで字幕表示されます。・英語・中国語など70の他言語に対し、同時翻訳機能を備えています。(ただし、本実証実験では日本語-英語、英語-日本語のみの対応)・日本語での会話が難しい海外のお客さまや耳の不自由なお客さま、ご高齢のお客さまとの円滑なコミュニケーションを図ります。また、新型コロナウイルス感染拡大防止策のマスク着用や間仕切りにより、窓口において声が聞き取りにくくなっていることへの改善にもつながります。・個人情報保護のため、音声変換・翻訳のデータログを残さない仕様となっています。・実証実験終了後は、駅係員に対して「字幕透明ディスプレイ」に関するアンケート調査を実施し、本格導入に向け効果検証を行います。5.設置台数1台6.実証実験のお問い合わせ相鉄お客様センター  電話 045-319-2111平日 9:00~19:00、土・休日 9:00~17:00 字幕透明ディスプレイについて 「字幕透明ディスプレイ」は、透明ディスプレイの両側に発話内容を字幕でリアルタイムに表示します。日本語-英語間などの同時翻訳機能も備えているほか、透明度の高いディスプレイは、相手の表情や身ぶりを見ながら会話をすることが可能です。また、新型コロナウイルス感染拡大防止策のマスク着用や間仕切りにより、窓口において声が聞き取りにくくなっていることの改善や、耳の不自由なお客さまやご高齢のお客さまとの円滑なコミュニケーションにもつながります。 字幕透明ディスプレイは筑波大学Digital Nature Group※(代表:落合陽一准教授)の字幕表示に関する研究成果を応用したものです。研究詳細:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2021/02/see-through-captions/※PxDTと筑波大学は2017年12月に特別共同研究契約を開始し「デジタルネイチャー推進戦略研究基盤」(通称 Digital Nature Group powered by...