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中日国交正常化50周年記念の文化財交流展、北京で開幕式

23日、特別展の開幕式であいさつする外交部アジア司の劉勁松司長。(北京=新華社記者/胡暁格)  【新華社北京9月24日】中国の清華大学と奈良県が中日国交正常化50周年を記念して共同で開く特別展「アジアをつなぐ美と精神 日中交流二千年」の開幕式が23日、清華大学芸術博物館で行われた。特別展では中日両国の長い文化交流史を示す文化財100点余りを展示。日本からの文化財のうち半数近くが中国初公開となる。  開幕式では外交部アジア司の劉勁松(りゅう・けいしょう)司長が「中日双方がさまざまな困難を乗り越え、特に新型コロナウイルス流行下で手を携えて今回の展覧会の開催にこぎつけたことは、決して容易なことではない」とあいさつ。中日両国の密接な交流の歴史や今年の国交正常化50周年に触れ「両国の歴代指導者が中日関係発展の基礎を固めた。双方は50年にわたり、貿易や人的・文化的な交流、協力で実り多い成果を収めてきた。民間友好が常に中日関係の基盤となった」と述べた。 23日、特別展の開幕式で日本の垂秀夫駐中国大使のあいさつを読み上げる貴島善子公使。(北京=新華社記者/胡暁格)  在中国日本大使館の貴島善子公使も登壇し、垂秀夫駐中国大使のあいさつを読み上げた。垂氏は「奈良県からの文化財と中国で保存されてきた漢、隋、唐代の考古資料が、古代の日中交流の姿を想像させる。どの時代にも隣国である日中間には国境を越えた人やモノの交流が脈々と続いていたからこそ、互いに優れた点を吸収し、発展することができた」と指摘。今年の国交正常化50周年の節目を機に、在中国日本大使館としても日中の文化芸術交流の促進や両国民の相互理解と友好親善の増進に貢献していけるよう尽力する考えを示した。 特別展は9月24日から12月4日まで開かれる。(記者/胡暁格、肖月、陳鍾昊) 23日、特別展の開幕式にビデオメッセージを寄せた奈良県立橿原考古学研究所の青柳正規所長。(北京=新華社記者/肖月) 23日、特別展の開幕式であいさつする清華大学芸術博物館の杜鵬飛(と・ほうひ)常務副館長。(北京=新華社記者/胡暁格) 23日、特別展の開幕式であいさつする日本側の代表、海野啓之氏。(北京=新華社記者/肖月) 23日、特別展の開幕式であいさつする清華大学の王宏偉(おう・こうい)副校長。(北京=新華社記者/胡暁格) 23日、特別展の開幕式で記念撮影する来賓ら。(北京=新華社記者/肖月) © 新華社