ミライラボバイオサイエンス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:田中 めぐみ)は、身体を形づくる細胞の多様な機能に不可欠な「ミトコンドリア」の量を、ご自宅に居ながらにして測定できる郵送検査キット「Mitochondria Quantitation Kit – Energy Check(ミトコンドリア量測定キット−エナジーチェック)」を、世界に先駆け2022年8月1日に発売致します。この検査では、身体の中のミトコンドリア量を数値によって可視化し、さらに先日発表致しました臨床研究(1)から得られた独自のデータベースを活用した解析を加えることにより、身体の状態や老化度合いを知ることができます。 発売に先駆け2022年7月1日より郵送検査キットの先行予約販売を開始致します。詳細につきましては以下のURLをご確認ください。【日本語】https://www.mirailab-bio.com/mtdna-kit 【英語】https://www.mirailab-bio.com/en/mtdna-kit近年の研究では、個人ごとに老化の速度には差があり、その違いには細胞内のミトコンドリアの減少が関係していることが明らかになってきました(2)。ミトコンドリア量が多い人は、認知機能が低下しにくい、筋力が低下しにくい、内臓脂肪型の肥満が少ない、死亡リスクが低いなどといった特徴があることが知られています(3)。 本キットのご利用にあたって、購入者の方々には医療機関に出向くことなく、ご自身で採取された口腔内スワブを郵送頂きます。当社では、口腔内スワブによって採取した細胞のミトコンドリア量を、PCR法を基盤にした技術により数値化する検査法を確立し、1,000名以上の様々な年齢の日本人を対象とした臨床研究によって、独自のデータベースを構築しています(4)。郵送頂いた検体から測定されるミトコンドリア量をもとに、当社のデータベースを活用して身体の状態や老化度合いを判定し、Web上で報告書をご覧頂きます。 ミトコンドリアは、身体を作っているそれぞれの細胞の中に数10個から数100個ずつ詰め込まれている小さな粒状の構造体で、生命にとって根本的に重要な働きをしています。食物として取り入れた栄養素(糖分や脂肪分など)と、呼吸によって取り入れた酸素とを化学的に結びつけて、栄養素が持っているエネルギーを取り出すことがミトコンドリアの働きです。 加齢などの様々な要因で減少するミトコンドリアの数を回復させるためのひとつの方法として、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の投与が研究されています。NMNをもとに細胞内でニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)が生成し、ミトコンドリアの生合成に関係する因子群を活性化することで、ミトコンドリアが増加すると予測されます。 当社は、世界で初めてNMNサプリメントの販売を開始し、広島大学大学院 医歯薬保健学研究院と臨床研究『ヒトによるNMNの長期摂取による影響の評価』を世界に先駆けて実施しました。また、現在ワシントン大学が、米国国防総省の資金提供を受け実施している臨床研究『Effect of NMN Supplementation on Organ System Biology(臓器システム生物学に対するNMN補給の効果の実証)』にも、当社のNMNが採用されています。 当社は、今後もNMNのリーディングカンパニーとして、科学的根拠に基づいた「プロダクティブ・エイジング」の世界的な実現を目指し、Quality Of Lifeの向上に寄与すべく取組を続けて参ります。(1) 『ミトコンドリア量の郵送検査による加齢度測定の早期確立を目指す』プレスリリース:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000103030.html(2) Short KR, et al. Proc Natl Acad Sci U...