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ジブリパーク11月オープンへ!中国ネット「夢の中で行った」「心動かされずにはいられない」

今年11月に愛知県にオープンする予定の「ジブリパーク」に、中国でも注目が集まっている。 スタジオジブリ作品の世界観を表現したジブリパークは県内の愛・地球博記念公園に建設中。「となりのトトロ」をモチーフにした「どんどこ森」をはじめ、「魔女の谷」「もののけの里」「青春の丘」「ジブリの大倉庫」の5エリアが設けられ、「どんどこ森」「青春の丘」「ジブリの大倉庫」の3エリアが2022年11月に先行オープンされる。 今月20日には、ジブリパークがオープンする11月7日、17日、27日の3日間分の先行販売が発表された。愛知県民の申し込みは7月25日から5日間受け付け、抽選で当選すれば購入できる。その他の都道府県民の先行販売の受け付けは、8月10日から実施する予定だという。なお、チケットは各エリアごとの販売となる。 ジブリ作品は中国でも人気が高く、ジブリパークにも注目が集まっている。中国のネットユーザーからは「すごく行きたい!」「夢の中で行ったことのある場所だ」「これは心動かされずにはいられない」「(行くために)頑張ってお金稼ごう」「すごく良い…けど私は行けない(泣)」「中国に造ってくれたら良かったのに」「行ける人がめちゃくちゃうらやましい」「誰が行けるかな?私!(日本在住)」「コロナが早く収束してほしい」「早く旅行ビザ解禁して」といった声が上がった。(翻訳・編集/北田)     中国北京で開催された「宮崎駿とジブリの世界」アニメーションアート展

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「ジブリパークとジブリ展」長野会場が開幕!

「ジブリパークとジブリ展」が、7月16日(土)から長野県立美術館にて開催されます。それに先駆け、7月15日(金)に、同美術館にてトークイベントとオープニングセレモニーを開催しました。トークイベントには、ジブリパークの制作指揮を担当している宮崎吾朗監督が登壇し、本展覧会の見どころや、ジブリパークの進捗状況をお話しいただきました。​ トークイベント レポート 「ジブリパークとジブリ展」では、ジブリパークの制作現場を指揮する宮崎吾朗監督の、これまでの仕事と作品を振り返るとともに、スタジオジブリの最新作ともいえる「ジブリパーク」をどのように考え、描き、つくっているのかを数々の制作資料とともに紹介します。 本日のトークイベントでは宮崎吾朗監督が登壇し、「ジブリパークとジブリ展」と、そして今年11月にオープンするジブリパークに関するお話をしていただきました。  ・「ジブリパークとジブリ展」をご覧になった感想おもしろい展示だと思います。ジブリといっても、僕がやってきた仕事が中心となっているので、少し恥ずかしいところもありますが。僕自身のことで言うと、三鷹の森ジブリ美術館というハードを作るところからスタジオジブリに入り、そこから映画づくりをして、またジブリパークの制作でハードを作ることに戻ってきました。現実にある物を作って、そこから映画という虚構の世界に行って、今やっと現実の世界に戻ってきているんだなと展示をみながら感慨深く思いました。 ・11月1日に第1期開園するジブリパークの進捗状況について工事は、第1期と第2期に分かれており、第1期の建物関係は竣工しています。今は秋の開園に向けて展示物の搬入設置、ショップやカフェといった施設の準備を進めています。一方で、第2期の方も工事は着手しています。徐々に建物の姿が見えてきている状況です。 ・監督としてどのような想いでジブリパークをつくっているか宮﨑駿、高畑勲、鈴木敏夫といった人達が、(スタジオジブリで)たくさんの映画をつくってきました。その作品が(時が経つにつれ、)消えていってしまうっていうのはとても残念なことです。消えていかないように、みんなに忘れられないようにするための場所がほしいと思い、ジブリパークという形に結び付きました。映画を観た方に訪れてもらいたいのはもちろん、ジブリパークを訪れたことで、ジブリ映画を観るきっかけに繋がってくれればという想いでつくっています。 ・三鷹の森ジブリ美術館のプロジェクトで印象に残っていること(宮崎吾朗監督は、スタジオジブリでの最初の仕事として2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」の総合デザインを担当)当時を振り返り、以前は造園コンサルタントという公共造園の計画設計をする仕事をしており、モノができていくプロセスの一部だけを担っていました。そうではなく、「つくった後にどう管理していくか」というところまで携わってみたいという気持ちが当時は強かったので、全部やることができて面白かったです。同時に、全部やると大変なんだなってことを思いましたが、その経験が後の映画づくりにも活きました。 ・「サツキとメイの家」がジブリパークのオープンに合わせて再公開されます。どんなところを楽しんでもらいたいですか?(「サツキとメイの家」は11月に開園するジブリパーク第1期のエリア「どんどこ森」の中で公開)愛・地球博というのは環境万博をテーマにしていました。昭和30年代頃の映画『となりのトトロ』の世界に出てくる暮らしぶりは、いわゆるエコで、環境負荷が少ない暮らしをしていたんだろうなと考えました。あの家には冷蔵庫も、ガス・レンジもなく、家電製品は電気くらいしかない。映画を通して、当時の暮らしぶりを実体験してもらうことで、今の自分たちの暮らしぶりを振り返るいい機会になるのではと思います。普通の日本の民家なのですが、建物に入ると映画の世界がバーっと蘇る感じが面白いところだと感じています。 ・企画・監修を務められた「アーヤと魔女展」の見どころや想いを教えてください。(「アーヤと魔女展」は2021年6月~2022年5月まで三鷹の森ジブリ美術館で実施されていた企画展示で、宮崎吾朗監督が企画・監修を務めた)『劇場版アーヤと魔女』は3DCGを使ってつくった映画です。コンピューターで作るアニメーションは、手仕事から遠いやり方と思われがちですが、全然そんなことはありません。コンピューターというツールを使った手仕事と言えると思います。ツールがデジタルに変わっただけで「やることは手書きのアニメーションと基本的には変わらないんだ」という自分の感想を、形として残しておくためにこの展示を企画しました。 ・ジブリパークの建設では多くの人が関わっていますが、監督として心がけていること、大切にされていることはありますか?心がけていることについては、「お任せする」ということです。自分たちが最初に考えてこういうものをつくろうと設計図をかきますが、それを実現するために、すごい大勢の方が関わってくださっていて、それぞれが専業のプロ。その人たちが仕事をしてくれるわけなので、僕としては「ゴールはあるので、あとはあなたのいいように、思うようにやってください」というのが一番いいと思っています。むしろそういうふうに預けてしまった方が結果的にはいいものが出来上がると考えています。 ・長野での思い出を教えてください。信州大学の農学部でしたので、(キャンパスのあった)伊那から長野市内まで行くのはハードルが高く、バイクで行くと3時間かかるし、電車賃もまあまあかかるので、しんどいなと思っていました(笑)そんなに頻繁には来ていませんでしたが、同じサークルの子たちがいたので時々遊びに来ていました。各地の山も登っていました。 ・最後に「ジブリパークとジブリ展」そして、「ジブリパーク」を楽しみにされている方へ一言お願い致します。「ジブリパーク」の現場でモノをつくりながら、長野での展示のために協力してくださっている方がいっぱいいて、そういう人たちのおかげですごく面白い展示になったし、今回の展示の100倍、1000倍のものがジブリパークに詰まっているんだという風に思っていただいていいと思います。ぜひ展示を楽しんでいただきつつ、この展示を通して、ジブリパークへの入り口になってくれればいいなと思っています。   オープニングセレモニー 当日はオープニングセレモニーも実施され、主催者として、長野県・関昇一郎副知事、長野県議会・髙島陽子副議長、長野県立美術館・松本透館長、信濃毎日新聞社・小坂壮太郎社長、テレビ信州・小谷野俊介社長が出席したほか、本展に企画制作協力したアニメーション映画監督・宮崎吾朗監督が参加。あいさつやテープカットを行い本展の成功を祈りました。 ゲストプロフィール 宮崎吾朗1967年、東京生まれ。信州大学農学部森林工学科卒業後、建設コンサルタントとして公園緑地や都市緑化などの計画、設計に従事。その後1998年より三鷹の森ジブリ美術館の総合デザインを手がけ、2001年より2005年6月まで同美術館の館長を務める。また2005年開催の愛知万博では「サツキとメイの家」の制作を担当した。2006年公開のスタジオジブリ作品『ゲド戦記』でアニメーション映画を初監督。2011年『コクリコ坂から』で2作目の監督を務める。2014年秋から翌春にかけて、NHK・BSプレミアムでTVアニメーションシリーズ初監督作品『山賊の娘ローニャ』(制作・著作:NHK、ドワンゴ)を発表。中国アニメーション映画『西遊記ヒーロー・イズ・バック』(2018年日本公開)では日本語吹替制作監修を務めた。最新監督作はスタジオジブリ初のフル3DCG作品『アーヤと魔女』。2020年12月にNHK総合テレビで放送され、2021年8月に劇場版が公開された。現在は2022年11月に愛知県長久手市に開園予定の「ジブリパーク」の監督として、制作全体の指揮と監修にあたっている。2004年度芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。2016年、世界の優れたテレビ番組に贈られる国際エミー賞で『山賊の娘ローニャ』が子どもアニメーション部門最優秀賞を受賞。  ジブリパークとジブリ展・オリジナル商品紹介 展覧会特設ショップには、本展限定の「ジブリパークとジブリ展」オリジナルグッズをはじめジブリパーク、スタジオジブリ作品に関するグッズが盛りだくさん!本展限定となる注目商品の一部をご紹介いたします。 ※商品の数には限りがございます。あらかじめご了承ください。※下記以外にも商品をご用意しております。会場でご確認ください。※長野会場は会場特設ショップでの販売のみとなります。※会場特設ショップは本展ご入場の方のみご利用いただけます。  ■ピンズ(長野会場限定)長野の瑞々しいリンゴと小トトロがデザインされています。価格:880円(税込) ■手ぬぐい(長野会場限定)小トトロの色々な表情が可愛い、長野会場限定の手ぬぐいです。価格:1100円(税込) ■ダイカットレターセットとなりのトトロ、猫の恩返し、千と千尋の神隠し、ハウルの動く城のダイカットレターセットです。日頃の感謝を、文字とともに。価格:715円(税込)  ■トートバッグサツキとメイの家がデザインされたシンプルなトートバッグ。A4サイズもすっぽり入ります。価格: 2200円(税込) ■トトロのおみやげバンダナトトロたちの大好きなどんぐりがあしらわれたオシャレなバンダナ。パッケージにもこだわっているので、お土産にもぴったりです。価格:1430円(税込) 全体開催概要 名称:ジブリパークとジブリ展 会期・会場:<長野会場> 2022年  7月16日(土)~10月10日(月・祝)  長野県立美術館<愛知会場> 2022年10月29日(土)~12月25日(日) ...